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シンチャオ!(ベトナム紀行1 ハノイ)


てからないピッケを連れて、ベトナムへ行ってきました。
ハノイとホーチミンのみの駆け足でしたが、
久しぶりの休暇を楽しんできました。

ハノイは、フランス植民地時代の面影を残す街並みが魅力。
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並んだ家の色と窓のデザインが可愛いです。
建設途中の様子を見ていると、昔中国で見たのと同じ工法で、
(どちらも地震が無い)
レンガを積み上げ、表面にセメントを塗り、上から色を塗っています。
色を塗るのは見える面だけ、表から見えない面は塗りません。
節約のためだそうです。
色のハーモニーがきれいなので、「ルールがあるのですか?」
とたずねたところ、単に所有者の好みで決めるとのこと。
人気があるのは、Peace の意味の黄色(少し赤みのクリーム色)。
周りとの調和を無意識に図るのか、塗料の色が限られていて
意図せずともそろうのか。調和の秘密は不明。
ボーダー柄にしたいとか、原色にしたいとかいう人が
どうして出ないのでしょうね? 

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屋根に、水タンク、換気のための塔(?)、避雷針を
のせているのは、皆おそろいです。

ベトナムの朝はとても早いです。
6時頃には、バイクやクラクションの音で、眼が覚めてしまいます。
路上に小さなテーブルと椅子を並べて、
ごはんを食べたり、飲み物を飲んでくつろぐ人たちが、いっぱい。

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      早朝の風景。花売りは、街のいたるところで見かけます。

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            新聞のスタンド

ベトナム市民の主な交通手段はバイク。
(「ホンダ」=バイクの意味だそうです。)

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 バイク(これは空いているほう。旧市街では身を守るのに精一杯で撮れず。)

上海の自転車並みかそれ以上に、怒涛のようなバイクの流れで、
その中を、車がクラクションを鳴らしながら走るので、
大変な喧騒です。
信号はたまにあっても関係なく、道を横切るのは、
慣れない旅行者には命がけです。
排気ガス規制が緩いのか、街は、スモッグで白く霞んでいて、
喉と眼はかなり辛いです。

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    さすがに事故も多い

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                                           たぶん保育園

事前に読んでいたエッセーなどから
ハノイ、特に旧市街は、そぞろ歩きしながら
ゆったり街並みを楽しめると勝手にイメージしていたのですが、
ほこりと喧騒で、私の体力ではフラフラになりました。
(だから嫌いということではなく、抱いていたイメージとは真逆というだけ)

そもそもなぜベトナムへ行きたくなったかと言うと…。
10年位前、タクシー帰宅が続く時期が一時あったのですが、
その運転手さんの中に、ベトナムびいきな人がいたのです。
南国で、街並みが美しく、人は親切でのんびり、木陰で昼寝、
パンと果物が美味しくて… ベトナムがいかに素晴らしいかを、
とつとつとした口調で話してくれました。
(どうゆう事情かはわかりませんが)仕事ということではなく、
ずいぶん長く滞在していたようでした。
たまたま、その同じ運転手さんにあたることが2、3回あり、
深夜の車中で聞く遠い国の話が、まるでおとぎ話みたいで、
私の中で、いつか行ってみたい国になりました。

その頃から、休めそうな時、まず「ベトナム!」と思ったのですが、
当時はまだビザが必要で、急に決まった休暇で行くには、
難しかったのです。
その後、関空から直行便が飛び、ビザも不要になり、
せっかく行きやすくなったのに、
事務所開いてから休暇を取ろうという気分になれず、
今回、やっと念願かなっての旅でした。

さて、今日はここまで。(朝7時関空着で、頭の中はまだ南国~。)
続きは、また書きますね。