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「ピッケのつくるえほん」ワークショップ@まちなか図書館、中央図書館(豊橋)


 12月18日土曜日、先月末にオープンしたばかりの「まちなか図書館」でワークショップでした。(主催:豊橋市、受託団体:NPO法人フロンティアとよはし)

 中央図書館の冨田さんによる読み聞かせからスタート。絵本は、今の時期にぴったりな「まどからのおくりもの」です。

 参加者がどんどん増え、予定のスペースからはみ出してしまい、テーブルと椅子を次々に追加。外国ルーツのご家族と日本人のご家族が同じテーブルについて、傍らにはベビーカーの赤ちゃんも居て、飛び交う言語も様々。和やかで賑やかです。途中「あれっ見慣れた姿が!?」と思ったら、岩田団地自治会役員の青年ブルーノさんでした。通訳しながら周りの人たちの世話をしてくださっています。どうやら、近所のブラジル人ご家族を連れて来てくれたようです。終わってからの片付けまで手伝ってくれて、伊藤孝良さん(元中央図書館長)とふたりでてんてこ舞いになっていただけに、いかにもブルーノさんらしいさりげない親切が心に沁みました。

 人数が増えすぎた上に超大作もあって、発表会の時間が大幅に超過。子どもたちはきっとお腹ぺこぺこだったことでしょう。

 企画してくださったフロンティアの河村さんおよび多文化共生・国際課の皆さん、ご参加くださったご家族の皆さん、ありがとうございました。皆さんのおかげで、フロンティアさん多文化子育てサロンのめざす「国籍を越えてパパ・ママと子どもが楽しく遊ぶ」が叶う場となりました。

 午後からは、大急ぎで中央図書館へ移動して大人対象ワークショップ。こちらも定員を超えて大人10人、子ども6人の参加となりました。地元のNPOの方や看護師さん、お子さん連れのご家族、遠くは大阪から日帰り参加してくださった方もありました。伊藤さんと私だけではパンクしそうでしたが、中央図書館司書の田中さん(休務日)が応援に駆けつけてくださり助かりました。

 とてもクリエイティブだったり、凝った作品が多くあり、作品にまつわるエピソードをお聞かせいただけるのも楽しいことでした。サイカブトムシはフィリピンのカブトムシとのこと。気になって、帰宅後、画像検索しました。

 英語絵本をつくった母娘さんからお聞きした、イマージョン教育を導入した国内初の公立小学校「八町小学校」のお話も興味深かったです。たまたま校区なので通っていて、国語と道徳以外の教科は主に英語で教わるクラスがあるのだそう。こちらの記事が詳しいです。

 午前、午後それぞれ、いつもの集住地区へ出かけてのワークショップとはまた違った出会いや触発がありました。お話をつくり語るというのは、どの世代どんな属性の人にとっても楽しみであり、それがたとえ、よく知ったつもりでいる親子や親しい間柄であっても、新しい発見や繋がりを生むようです。雪がめずらしい豊橋で、朝のうちは小雪が舞う冷え込む日でしたが、この季節にふさわしい1日となりました。

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使用アプリ:  ピッケのつくるえほん for iPad
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