Primary Content: Home

まあくんのハチミツ(みんなのひろば)


みきちゃん(6さい)が、まあくんのハチミツをつくってくれました。
Img110613_1png

黄色い花からとって作った色水だそうです。
こんなふうにガラスの瓶に入れると、どこから見ても上等なハチミツ。
こっそりフタを開けて、なめてみたくなります。
(花水だから、少し甘いかな?)

バッグもお手製。アイロンプリントで、こんなにきれいに発色するのですね。ベージュのコットンが身体にやさしく沿って、斜め掛けしやすそうです。これから、みきちゃんのお出かけに、ピッケたちが同行すると思うと、嬉しくなります。

「みんなのひろば」への投稿お待ちしております。
「みんなのひろば」は こちら>>

ピッケ@キッズクリエイティブ研究所in東大本郷2


さらにさかのぼりますが
5月5日子どもの日、東大本郷福武ホールで、キッズクリエイティブ研究所として2回目の「ピッケのつくるえほん」ワークショップが開催されました。2月11日の回が好評であったので急遽3月21日に追加が決まり、震災のため延期になっていたのです。
東京~福岡の長い出張から戻ると、子どもたちの作品を収めたCDが届いていました!出張中にたまった仕事をほっぽり出して、またしても全54作品一気に見てしまいました。
Img110505_1

今回も講師は、CANVASの熊井さんにお任せ。前回同様、親子で、家族で、できあがったお話に音声を録音しています。
Img110505_2

子どもの声も、一緒に参加するお父さんやお母さんの声も、なんとも良いですね。
Img110505_3

Img110505_4

何作かご紹介します。
■ いがらしそうまくん(小3)作「ともだちみっけ!」
ストーリーでぐいぐい引っ張ります。

■ しみずりょうすけくん(小5)作「おたまじゃくしのタマ」「かえるのタマ」
2部仕立ての長編、力作です。

■ わたべさくらちゃん(小3)作「あーびっくりした!」

さいご「ママより」にさくらちゃんが「えっ」と驚いているの、聞きとれましたか?
意図してか偶然か「あーびっくりした!」がダブルミーニングになりましたね。

■ あさのちかこちゃん(4歳)作「へんしんどーなっつ」
楽しいです。ドーナツ食べたくなりました。

主催のCANVASによるレポートページは こちら>>
          作品ギャラリーページは こちら>>

「ピッケのつくるえほん」@福岡


先週末、福岡の2つの会場でワークショップをしてきました。
15日(日曜日)は、アクロス福岡で、子どもたち対象。幼児は親子で、小学生はひとりもしくは子ども同士でのグループ制作。
Img110515_1

Img110515_2

兄弟姉妹はバラして別グループにする、6年生は未就学児と組ませるなど、事前によく考えてグループ分けしてくださっていました。
Img110515_3

これまでのワークショップでは、せっかく一堂に会する意味が最後の発表会くらいでしか無く、そこを工夫したいというのが課題でもありました。
最初はギクシャクしたりもめていたグループも、子どもなりのやり方で、なんとかしようとしています。2人で対話形式で物語をつくったり、年長のお姉さんが、発表の時小さな子にセリフを分担したり。それぞれのチーム、力を合わせて作品にまとめあげました。
子どもは柔らかくて、ほんとに賢いですね。
さいごは、次々拍手がわきおこる温かな発表会となりました。
Img110515_0

Img110515_4

日英2ヶ国語のお話もできました。おそらくピッケのワークショップ史上はじめてです。
Img110515_5

「びっくり!Amazing!!」ひなちゃん4年生作。

翌16日(月曜日)は、3月にオープンしたばかりの博多阪急で、ママのための講座です。
7階の子ども服フロアに、「子育てコミュニティールーム」という白木の素敵なスペースがあります。
Img110516_2

絵本の棚や壁面に鏡もあって、ベビーマッサージなどの講座も開かれるそうです。
Img110516_3

昨日の子どもさんの様子にご自身もつくってみたくなり、友人を誘って参加してくださった方もありました。
Img110516_4

小さなお子さんを膝に乗せ、あるいは隣に敷いたマットで寝ている赤ちゃんの気配を感じながら、皆さん、夢中で絵本を作られていました。
Img110516_5

娘さんが、おしゃべりしながら次々キャラクターやアイテムを並べます。
それをうけてママさんが「さてどうしようかな」と、追加と整理をしながら関連付けてお話に仕上げていました。素敵な合作。
博多は、街も人も、まぶしいほどに活気があふれていましたよ。

子どもたちやママたちの作品は こちらから>>

論文掲載のおしらせ


Img110510_1

少し前になりますが、情報処理学会の論文誌「デジタルプラクティス」、Vol.2 No.2(2011年4月15日刊行)「世界に飛び出す日本のソフトウェア」特集に、投稿論文が掲載されました。昨年8月~正月頃に書いたものです。
大学も論文でなく卒業制作で卒業してるので、人生初の「論文」。
最初まるでエッセイだったのが、なんとかそれらしくなったのは、査読の方(KDDI長谷川亨さん)が丁寧に見てくださったおかげです。
内容についてはもちろん、構成順や、申し訳ないことに「体言止を避ける」等論文書きのイロハまで。ほんとにお世話になりました。

竹内郁雄さんの宣言文が素晴らしくて、書けなくて途中で投げ出しそうになるたび読みなおしていました。
「ソフトウェアには,開発した個人やグループの「人となり」が色濃く反映されます.それは実践のノウハウかもしれないし,ひょっとして哲学,あるいは生き様といったものかもしれません.」
「いままでになかった新しい論文発表の道を切り開きましょう.自分の仕事を論文にするという楽しみをぜひ味わいましょう.」

他の論文も面白いです。なかでも、Lunascape 近藤秀和さんの招待論文と特別インタビューが、とても読み応えありました。
いずれもオンラインで読めます。

これまでと同じではいられない


書き残しておこうと書き始めては、言葉にならずノートパソコンをパタンと閉じる日々。 そうだ、過去にも、言葉にならぬ心情を記そうとしたことがあったと、ほこり払って引っ張ってきました。 ここから始めれば書けるかも。

■ 神戸の震災から10年たった日(=6年前)Mixiに書いた日記:
——————————————————-
ここ数日、10年前の夢を見る。 2005年01月17日

当日やその瞬間でなく、少し経ってからのコトや情景。
自宅のある東灘は震度7の激震ではあったが、身内に怪我人もなく、自宅も半壊ですんだ。
避難所暮らしもせず、ライフラインが戻る4月まで、平日はホテル暮らし。 大切な人や全てを失った人が多い中、悲しむことは気がひけた。
だけれど、埋めようのない喪失感。
「西宮まで行けば電車が動いてるらしい」と聞き、3日目の朝、夙川まで歩いた。生まれ育った世界が根こそぎ壊れてしまっている…。
一部復旧した電車を乗り継ぎ、三宮から代替バスで自宅へ戻る時の、むき出しの開いた傷口をたどるような、たまらない気持ち。
元町で、勤めていたビルをショベルカーが大きく削りとるのを目の当りにした時の、自分自身がえぐりとられるような感覚。

朝日新聞の村上春樹の寄稿に、まさに心情を言い得ている一文があった。
「自分の中にある大事な源のようなものが揺さぶられ崩れ、焼かれ、個人的な時間軸が剥離されてしまったみたいな、生々しい感覚」
そして、
「精神のある種の地域的特性(阪神間性)のようなものは、たぶん死ぬまで消えないだろう」 とも。

震災後、木々の芽吹きが嬉しく、幼な子が歩く姿が眩しく、無事である日々の暮らしをつくづくいとおしく感じる。
単に、そういう年齢になっただけなのかも知れないけれど。

4年経ち、村上春樹は「神の子どもたちはみな踊る」を書いた。
凡人である私は、自分の中の喪失感に、10年たった今もオトシマエをつけれずにいる。

■ 友人がくれたコメント:
高村薫が出演している番組を見たけれど、彼女もオトシマエをつけられていません。もう、ミステリーを書く気はないと言っていました。普通に生きている普通の人たちを書きたいと。たとえそれが『マークスの山』や『レディジョーカー』のように売れなくても。私は『照柿』から、なんかミステリーっぽくなくて純文学だなー と思っていたので、『春子情歌』はその作家としての必然的な流れなのかと思ってたら、実は震災の影響だったのでした。胸を突かれた気分です。いま、『春子情歌』の続編を書いているそうです。だからってわけじゃないけど、オトシマエなんて、つけなくていいんじゃないのかな。
——————————————————-

これを書いてからさらに6年経った今も、ずっと私の中の深いところでくすぶり続けています。
震度7に揺られ、いろんなモノやコトがむき出しになり、自分の中で何かが覆りました。消費する暮らしが意味ないものに思え、仕事も、単なる「商品」をつくる気が失せてしまったのです。
これまでと同じではもういられない。
せっかくどこの組織にも属さない生き方を選んだのだから、自分の時間を全て自分でマネージメントできる。これからの自分の時間をどう使うのか…。
自分の人生の時間を、少しでも社会を未来を良くすることに費やしたい。何も大きなことではなく、身の丈にあったことで。
で、少しづつシフトして、2001年に自分の事務所を持った辺りからは、気持ちに沿う時間の使い方になりました。

16年前の阪神の震災はローカルなできごとでした。世間の関心はすぐサリン事件に移ったし、私も外の人に震災の話をすることはありませんでした。
神戸は、街並みはほぼ復旧したけれど、残念ながら、特色ない一地方都市となりました。
でも人については、あの震災をくぐり、これまでと違うモノサシで考え行動する揺るがない人をたくさん生んだと思います。
元からあった傾向や気質が、震災によって強化された感じ。
私に限って言えば、人から偽善と言われようがおめでたい理想主義者と言われようが「勝手に言えばいいや」と神経まで太くなりました。

今回の大震災は、日本中の皆が「当事者」で、揺さぶられ心を傷めています。皆がこの国をこれからどうするのか、自分は何をできるのかを考え、行動し始めています。
大企業のトップも、家庭で子どもを守る人も、それぞれが自分の持ち場で、身の丈にあったことで、自分の心の声に従い自分にできることをする。それらが繋がり、新しい日本を皆でつくってゆけると信じます。
私も、子どもたちが幸せになる一助を自分が得意なことで少しでも担えるよう、日々の仕事を愚直に続けます。

お花見2011@夙川


駅で待ち合わせて、まずゆっくりランチ。
それからおもむろに、川べりをそぞろ歩くだけの軟弱なお花見。
学生時代からの友人と何10回も繰り返している毎年の恒例です。
Img110411_1

同じであることのかけがえなさを、しみじみと感じます。
Img110411_2

この細長い小さな島国を、北上しながらいっぱいの桜で彩っていく春。
東北の皆さんの心を、どうぞいくらかでも和らげてくれますように。

「手をつなごう」ぬりえ新柄


家族の中で弱っている人をいたわるように
日本中みんなで、傷んでしまった東北の人や地に思いを寄せできることをしたいです。

義捐金の他に私にできることといえば、ピッケ。
でも東北の子どもたちに役立てることなど今はなく
ではせめて、揺れや停電で非日常におかれている首都圏の子どもたちのために。そう思っても、パソコンでは節電に反します・・・。
1週間経ち西日本に移動してきている首都圏の親子も多いと聞き
ひとまず、ぬりえの柄を更新しておきました。
Img110318_1

助けてあげる、でなく助けあおう。
そんな気持ちの「手をつなごう」です。

起動時のピッケのセリフで、何か言わせようとも考えたのですが(「心の中に聞いてほしい気持ちがあったら、お父さんお母さんに聞いてもらおうね」とか)、全部やめていつも通りにしました。

着色せずプリントすれば、色鉛筆やクレヨンで塗れる普通のぬりえにもなります。よろしければご利用ください。

「ピッケのおうち」は こちら>>
※おうちのドアをクリックして中へ入ると、どのボタン押せばよいか等ピッケが案内します。(夜は寝てます)

Pray For Japan


東日本を襲った大きな地震に言葉もありません。
TwitterやFacebookで東京のリアルな様子や知人友人の安否はわかり、ひとまず安堵したものの、東北の様子はマスメディアからのみ。
津波がのみ込んでいく家々や車…。TVの映像で見る惨状に胸がつぶれる思いです。どうぞ少しでも多くの命が救われますように。

最初の地震発生からわずか3時間後に、タイの女性が Facebook の Storybook Exhibit(えほん展示会ページ) にアップしてくれました。
Img110311_1s
Img110311_2s

" Pray For Japan "
Twitter, Facebook, その他様々な媒体を通して、世界中の人々から祈りが届いています。Instagram には写真で。

西日本の私に今すぐできることは
電力供給が被災地に回るよう、節電すること。
電力以外でも、電話など被災地と共有しているインフラを無駄に使わぬこと。
有益で正しい情報を拡散すること。
義援金(公的機関やしっかりしたNPOからするのがよいようです、ネットに不慣れな人は月曜以降に郵便局などから)
献血(震災発生直後の一時期にかたまるより、細く長くが望ましい)
落ち着いた心でいること。
ただ祈ること。

3/12 追記で補足:
・西日本と東日本では周波数が異なるため変換する必要がある。西日本から可能な最大の100万kw分は既に供給中で、西日本での節電は直接には被災地への支援には結びつかないそうです。(でも続けています)
3/14 追記:
・日本赤十字社各地の支部で義援金の受付が始まっています。郵便局の窓口から、振り込み手数料無料で振り込めます。

ピッケのFacebookページつくりました


映画のおかげもあってか、「Facebook」が認知されてきましたね。
" PeKay’s Little Author " を Facebookアプリとしてリリースして、3/1で丸2年経ちました。
「Facebookアプリ出したよ!」と言っても、当時の反応は「フェースブック? ナニそれ??」…。そのたび「日本だとMixiってあるでしょ」を入り口に説明してきました。(Mixiを知らない場合は、そもそもSNSがイメージできないので、さらに難しい)

日本法人も開設され国内のユーザも増えて、日本語発信でオッケーな雰囲気になってきたので、ピッケのFacebookページをつくりました。日本語です。
Img110305_1

URL にも「.jp」を明記 ↓
http://www.facebook.com/pekay.jp
ピッケの開発や活動についての情報発信と交流の場にしたいと思っています。既にFacebookのアカウントもってらっしゃる方はもちろん、そろそろFacebookを始めてみようかな と思われている方も、ぜひお立ち寄りください。どう使っていくかは、これからです。そのアイディアも含めてどうぞご参加ください。読むだけも、もちろん大歓迎デス。

ページ内の各コンテンツは、画面左上のサイドメニューよりご覧いただけます。

Facebookアプリ " PeKay’s Little Author " は こちら>>
※ アイテム数など制限ありますが、無料で絵本づくりを試せます。有料でフル機能。
(利用するには、
Facebookのアカウントが必要です

今回あたらしくつくったFacebookページは こちら>>
(Facebookのアカウントが無くても読めます)

キッズクリエイティブ研究所in東大本郷


2月11日、東大本郷の福武ホールで、「ピッケのつくるえほん」ワークショップが行われました。
Img110221_0
キッズクリエイティブ研究所」というのは、私もフェローを務めるNPO法人CANVASが開催するこどものためのワークショッププログラム。東大、慶應大、早稲田大などを会場に行われています。
ピッケは、ソフトとカリキュラムを提供して、あとは、熊井晃史さんをはじめとするCANVASの皆さんにお任せしています。

いつもと違うのは、パソコンの前にマイクがあること。
Img110221_1

今回、新しくつくった音声を録音できるソフトをはじめて使ってもらったのです。子どもたちが自分の声でおはなしを語り吹き込みます。
バグは出なかったかな、操作で迷わせなかったかなetc.ソフトの設計面、1時間半(小学生クラスは2時間)で、おはなしつくって録音まで、どうなっちゃうだろう。インフルエンザが流行っているし、東京は悪天候、交通の便も乱れているのでは…と当日の運営面、遠く神戸からあれこれ気をもんでいました。
そこへ「子どもたち・保護者・そしてスタッフの方の笑顔があふれるとても良い雰囲気でした!」熊井さんから、無事終了を伝えるメールが。
準備、3回の本番、撤収とクタクタでしょうに、私への気遣いまで。アリガトウ。
Img110221_2

Img110221_3

数日後、CANVASから届いた写真とムービー作品、ほんとに素敵です。約60作品を一気に全部見てしまいました。子どものつくるおはなし+声ってほんとにいいなぁ。 何本か紹介しますね。

「まってるよ」こはくちゃん(4歳)作
お母さんとつくった作品。さいごの裏表紙まで是非みてください。

「キッチーのりょこう」みやもとやまとくん(6歳)作
お父さんと参加。お父さんは2歳の弟さんのお世話で忙しく、おはなしづくりも録音もひとりでがんばったんだそうです。(←様子を感心して見守ったスタッフの弁)さいごのページに、弟さんに参加してもらうなんて。やまとお兄ちゃんの心にくい演出です!

「うみのどあ」はやかわまおちゃん(4歳)作

「5さいになったよ!」こいけういちゃん(5歳)作
最初お父さんとういちゃんで作り始め、途中から、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃんも参加。さいごの声は妹さん。家族総出演。

「れっつごー!ぱーてぃーへ! いく おはなし」せきもとみどりちゃん(4歳)作

「こんにちは!」うだかたまきちゃん(6歳)作

「りすとかめ」わたなべゆうたくん(小2)作

「ちいさくなったかにくん」なかつがわゆうかちゃん(小2)作

子どもたちのつくるおはなしには、ありがとう、うれしい、いいよー、といった言葉が、あふれています。
ほんとは60本全てご紹介したいのですが、ひとまずここまで。
後日CANVASのレポートページに全作品が公開されますので、少しお待ちください。

告知してすぐ親子60組の定員に達したそうで、急遽追加となった3月21日も、24時間かからず定員になったとのこと。
CANVASが積み上げてきた信用のたまものですね。
さて、バグや操作面の心配は消えたので、次回はただただ楽しみです。

追記:
「キッチーのりょこう」の作者やまとくんのお父さんが、ブログで紹介してくださいました。おはなしの着想が、忙しく働くお母さんを優しい眼で見てのことだったのかもと知りました。

期間限定専業主夫となった3児のお父さんのブログ「父親のおなか」は こちら>>

全62作品が公開されました。
主催のCANVASによるレポートページは こちら>>
          作品ギャラリーページは こちら>>