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「おいでよ!絵本ミュージアム2011」@福岡アジア美術館


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福岡の夏の恒例「おいでよ!絵本ミュージアム」が始まっています。
ほんとによく練られた、楽しくボリュームもたっぷりの展示です。絵本の展示会は結構な数見ていますが、これほどのレベルを他に知りません。これまでの5回全て、ゼロから企画~展示なさっているのは、子どもの気持ちを知り尽くしたNPO(子ども文化コミュニティ)の皆さん。絵本の世界に飛び込んでいける工夫が隅々にあって、場内のあちこちに、好きに絵本を開いて読めるコーナーがあります。実際あっちでもこっちでも思い思いの気に入った場所で気にいった絵本を親子でリラックスして読んでいる姿がいっぱいです。

今年の展示は偕成社さん。入ってすぐはエリック・カールの「パパ、お月さまとって!」
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原画展示のところは著作権上撮影禁止ですが、子どもが絵本の世界に入って写真撮影も可の展示がたくさんあります。安全には考慮しながらも、子どもがやってみたい夢を叶えることが優先されています。
「もぐらバス」も乗れます。
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メイシーちゃんのお家もありました。
この「100かいだてのいえ」原寸大!
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トチくん、クウちゃんがたぶん120~130cmくらいです。並んで記念撮影できます。
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岩井さんの「おふとんどうぶつ」これはお馬さん。(ぞうもあります)
ご自宅で娘さんたちと、椅子やお布団、シーツなどを使って、乗れるほど大きな動物を作って遊ぶとのこと。それを、美術館内のあれこれで再現なさったものです。(なので、どこかアジア風ですね) この岩井俊雄さんスペシャルコーナーは、半年前吉祥寺まで見にでかけた展示が丸ごと来ています。「100かいだてのいえ」をどう作ったかが本人の詳細解説で説明されていたり、手作りオモチャの展示もあり、クリエイターをめざしているなど作ることに興味ある人にとっては特に、何時間でも見ていたくなる展示です。

あと、黒井健さんの「ごんぎつね」の原画を見れたのが思いがけなくて、嬉しかったです。
講演会のことも書きたいのですが、明日はピッケなので寝なくちゃ。ひとまずここで。
8/21までです。福岡近郊の方ぜひ。

尾道でも「ピッケのつくるえほん」ワークショップします


福岡の翌週8/7は、尾道でワークショップをします。
「夏休みメディアリテラシー体験講座」と題した2日間のうち、初日を担当します。今回、福山大学の飯田豊さんと杉本達應さんとご一緒なので心強く、新しいやり方でやってみます。
はじめて行く尾道の街も楽しみです。
詳しくは  こちら(pdf)>>

福岡で「ピッケのつくるえほん」ワークショップします


7/29~8/21福岡アジア美術館で「おいでよ!絵本ミュージアム」が開催されます。
今年の企画ギャラリーは、偕成社さん。岩井俊雄さん、エリック・カールさんそれぞれのスペシャルコーナー、「ノンタン」や「ともだちや」の原画展、中に入ることができるもぐらバスなど。
展示の他にも、会期中、子どもはもちろん大人にも楽しみなイベントがいっぱいです。いくつかご紹介すると
7/30 岩井俊雄さん講演会「絵本でテレビやゲームを超える」
   特に、クリエイターを志す若い方たちにお薦めです。
8/6、8/7 絵本作家はたこうしろうさんワークショップ
8/13 降矢ななさん(絵本作家)と 内田麟太郎さん(絵本作家)の対談
   「おれたち、ともだちシリーズのひ・み・つ」
8/14 絵本作家荒井良二さんワークショップ
あまりに豪華な布陣です。しかも、これは一部。ご紹介しきれないので、どうぞイベント情報ページをチェックしてみてください。
そんな中おそれ多いですが、7/31と 8/1には、「ピッケのつくるえほん」ワークショップもあります。両日とも講師を務めます。
毎年、工夫がいっぱいの質の高い展示にワクワクさせられます。おととしの様子は、2009年8月のブログでご紹介しています。(企画展示はムーミンの世界でした) 今年の福岡行きも、とっても楽しみです。
「おいでよ!絵本ミュージアム」@福岡アジア美術館 はこちら>>

教育ITソリューションEXPO2011 終了


7/7~7/9、東京ビッグサイトで開催された「教育ITソリューションEXPO(EDIX)」に、東芝情報機器株式会社さんのブース内で出展しました。
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いちばんの気がかりは、8回/日×3日=計24回の模擬授業。「東芝の考える21世紀の教育にピッタリだ」と、新製品WT310/C(Windows7搭載のスレートPC)を使っての授業に「ピッケのつくるえほん」を教材としてご利用くださったのです。責任重大。
集客はどうだろうか、教材としてちゃんと期待に沿えるだろうか。隣接の展示ブースで立会をしながらも、模擬授業が気になって仕方ありません。何度も覗きに行っていました。
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おかげさまで全ての回、満席+立ち見。ピッケが役目を果たせたのかは、後日のアンケート集計等を見ないとわからないけれど、ひとまずホッ。
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展示は、WT310/CとCM1で。

忙しすぎて、事前告知もTwitterFacebookでしかしなかったにも関わらず、たくさんの友人知人が来場くださいました。
最終日後ろ​の方でニコニコと見てくださっている方があり「進化しましたねぇ​」と。「??」と思ったら、6年前、未踏ソフトウェア創造事業のスーパークリエイタ受賞時の展示​(同じビッグサイト)で「ピッケのおうち」を熱心に見てくださっ​た、当時東北の高校の先生だった方でした。その時は、これは素晴​らしいから知り合いにも見せると翌日ご友人を連れてきてくださっ​たのでした。今回、「あれっピッケだ」と偶然見つけてくださって、進化していると喜んで​くださって。しかも東北へ戻られてすぐ、オンラインストアから購入してくださいました。嬉しいです。

お世話になった東芝情報機器株式会社や関連会社の皆さん、来場くださった皆さん、ほんとにありがとうございました!

立会いをしていて、「どの教科にも使えないですよね」と言われる方もあれば、反対に「いろんな使い方が考えられる、面白い!」と言われる方もありました。
今の一斉講義型の学校教育が始まってから、時代も変わり基幹産業も変わりました。例えば子どものころ将来なりたい職業を書かされたけれど、大人になった私が就いた職業は当時存在していません。変化のスピードはあまりに速いのです。今の子どもたちが大人になったとき、どんな社会になっていて、どんな職業に就くかなんてわからない。
自分を肯定し人を信頼できる、知りたい学びたいという気持ち、無ければつくる、人や社会と繋がる、そんな態度や姿勢を身につけることが、いちばんオールマイティに有効だと思っています。それは成績あげる為なんていうちっぽけなことでなく、子どもたちが幸せになること、存分にやってみたいことができるよう自由度をあげることになると。それこそが、これからの教育が担うことなんじゃないかなと感じています。

すっかりこのブログの更新を怠けていますが、Facebookページには時々書いています。Facebookのアカウントがなくてもご覧いただけます。アカウントがあれば投稿もできます。どうぞお立ち寄りください。
Facebookページ PeKay は こちら>>

教育ITソリューションEXPO2011 搬入


明日から3日間、「ピッケのつくるえほん」を、教育ITソリューションEXPO (EDIX)東芝情報機器株式会社さんのブース内で出展します。今まさにビッグサイトで設営中。
「未来の授業体感コーナー」として、模擬授業もあります。
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新製品のスレートPCで「ピッケのつくるえほん」と帝国書院さんの地図帳ソフトを体験いただけます。講師は、プロのコンパニオンの方。(毎時15分から開始)

3日間とも、そのブース内の「ピッケのつくるえほん」展示コーナーに居ますので、どうぞお立ち寄りください。
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ブース場所は、入口はいってすぐの 17-10番です。
入口入ったらすぐ右前方見てください。ピッケいます。

教育ITソリューションEXPO2011 公式サイトは こちら>>

なつやすみカード(ラジオ体操カード)2011年版


ピッケの「なつやすみカード(ラジオ体操カード)」2011年版できました。カード名を好きに入力できるので、ラジオ体操以外にも、朝顔の水やり、お手伝い、計算ドリル、絵日記など、お好みで。
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今年は表4(裏表紙)に「ピッケのおうち」のアナウンスを載せてみました。「ピッケのおうち」があっての各種工作類と気付かれないこと多いようなので。
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夏休みの「毎日続ける」の応援にどうぞご利用ください。

ピッケのなつやすみカード(ラジオ体操カード)は こちら>>
つくり方は こちら>>

まあくんのハチミツ(みんなのひろば)


みきちゃん(6さい)が、まあくんのハチミツをつくってくれました。
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黄色い花からとって作った色水だそうです。
こんなふうにガラスの瓶に入れると、どこから見ても上等なハチミツ。
こっそりフタを開けて、なめてみたくなります。
(花水だから、少し甘いかな?)

バッグもお手製。アイロンプリントで、こんなにきれいに発色するのですね。ベージュのコットンが身体にやさしく沿って、斜め掛けしやすそうです。これから、みきちゃんのお出かけに、ピッケたちが同行すると思うと、嬉しくなります。

「みんなのひろば」への投稿お待ちしております。
「みんなのひろば」は こちら>>

ピッケ@キッズクリエイティブ研究所in東大本郷2


さらにさかのぼりますが
5月5日子どもの日、東大本郷福武ホールで、キッズクリエイティブ研究所として2回目の「ピッケのつくるえほん」ワークショップが開催されました。2月11日の回が好評であったので急遽3月21日に追加が決まり、震災のため延期になっていたのです。
東京~福岡の長い出張から戻ると、子どもたちの作品を収めたCDが届いていました!出張中にたまった仕事をほっぽり出して、またしても全54作品一気に見てしまいました。
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今回も講師は、CANVASの熊井さんにお任せ。前回同様、親子で、家族で、できあがったお話に音声を録音しています。
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子どもの声も、一緒に参加するお父さんやお母さんの声も、なんとも良いですね。
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何作かご紹介します。
■ いがらしそうまくん(小3)作「ともだちみっけ!」
ストーリーでぐいぐい引っ張ります。

■ しみずりょうすけくん(小5)作「おたまじゃくしのタマ」「かえるのタマ」
2部仕立ての長編、力作です。

■ わたべさくらちゃん(小3)作「あーびっくりした!」

さいご「ママより」にさくらちゃんが「えっ」と驚いているの、聞きとれましたか?
意図してか偶然か「あーびっくりした!」がダブルミーニングになりましたね。

■ あさのちかこちゃん(4歳)作「へんしんどーなっつ」
楽しいです。ドーナツ食べたくなりました。

主催のCANVASによるレポートページは こちら>>
          作品ギャラリーページは こちら>>

「ピッケのつくるえほん」@福岡


先週末、福岡の2つの会場でワークショップをしてきました。
15日(日曜日)は、アクロス福岡で、子どもたち対象。幼児は親子で、小学生はひとりもしくは子ども同士でのグループ制作。
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兄弟姉妹はバラして別グループにする、6年生は未就学児と組ませるなど、事前によく考えてグループ分けしてくださっていました。
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これまでのワークショップでは、せっかく一堂に会する意味が最後の発表会くらいでしか無く、そこを工夫したいというのが課題でもありました。
最初はギクシャクしたりもめていたグループも、子どもなりのやり方で、なんとかしようとしています。2人で対話形式で物語をつくったり、年長のお姉さんが、発表の時小さな子にセリフを分担したり。それぞれのチーム、力を合わせて作品にまとめあげました。
子どもは柔らかくて、ほんとに賢いですね。
さいごは、次々拍手がわきおこる温かな発表会となりました。
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日英2ヶ国語のお話もできました。おそらくピッケのワークショップ史上はじめてです。
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「びっくり!Amazing!!」ひなちゃん4年生作。

翌16日(月曜日)は、3月にオープンしたばかりの博多阪急で、ママのための講座です。
7階の子ども服フロアに、「子育てコミュニティールーム」という白木の素敵なスペースがあります。
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絵本の棚や壁面に鏡もあって、ベビーマッサージなどの講座も開かれるそうです。
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昨日の子どもさんの様子にご自身もつくってみたくなり、友人を誘って参加してくださった方もありました。
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小さなお子さんを膝に乗せ、あるいは隣に敷いたマットで寝ている赤ちゃんの気配を感じながら、皆さん、夢中で絵本を作られていました。
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娘さんが、おしゃべりしながら次々キャラクターやアイテムを並べます。
それをうけてママさんが「さてどうしようかな」と、追加と整理をしながら関連付けてお話に仕上げていました。素敵な合作。
博多は、街も人も、まぶしいほどに活気があふれていましたよ。

子どもたちやママたちの作品は こちらから>>

論文掲載のおしらせ


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少し前になりますが、情報処理学会の論文誌「デジタルプラクティス」、Vol.2 No.2(2011年4月15日刊行)「世界に飛び出す日本のソフトウェア」特集に、投稿論文が掲載されました。昨年8月~正月頃に書いたものです。
大学も論文でなく卒業制作で卒業してるので、人生初の「論文」。
最初まるでエッセイだったのが、なんとかそれらしくなったのは、査読の方(KDDI長谷川亨さん)が丁寧に見てくださったおかげです。
内容についてはもちろん、構成順や、申し訳ないことに「体言止を避ける」等論文書きのイロハまで。ほんとにお世話になりました。

竹内郁雄さんの宣言文が素晴らしくて、書けなくて途中で投げ出しそうになるたび読みなおしていました。
「ソフトウェアには,開発した個人やグループの「人となり」が色濃く反映されます.それは実践のノウハウかもしれないし,ひょっとして哲学,あるいは生き様といったものかもしれません.」
「いままでになかった新しい論文発表の道を切り開きましょう.自分の仕事を論文にするという楽しみをぜひ味わいましょう.」

他の論文も面白いです。なかでも、Lunascape 近藤秀和さんの招待論文と特別インタビューが、とても読み応えありました。
いずれもオンラインで読めます。