福岡の夏の恒例「おいでよ!絵本ミュージアム」が始まっています。
ほんとによく練られた、楽しくボリュームもたっぷりの展示です。絵本の展示会は結構な数見ていますが、これほどのレベルを他に知りません。これまでの5回全て、ゼロから企画~展示なさっているのは、子どもの気持ちを知り尽くしたNPO(子ども文化コミュニティ)の皆さん。絵本の世界に飛び込んでいける工夫が隅々にあって、場内のあちこちに、好きに絵本を開いて読めるコーナーがあります。実際あっちでもこっちでも思い思いの気に入った場所で気にいった絵本を親子でリラックスして読んでいる姿がいっぱいです。
今年の展示は偕成社さん。入ってすぐはエリック・カールの「パパ、お月さまとって!」
原画展示のところは著作権上撮影禁止ですが、子どもが絵本の世界に入って写真撮影も可の展示がたくさんあります。安全には考慮しながらも、子どもがやってみたい夢を叶えることが優先されています。
「もぐらバス」も乗れます。
メイシーちゃんのお家もありました。
この「100かいだてのいえ」原寸大!
トチくん、クウちゃんがたぶん120~130cmくらいです。並んで記念撮影できます。
岩井さんの「おふとんどうぶつ」これはお馬さん。(ぞうもあります)
ご自宅で娘さんたちと、椅子やお布団、シーツなどを使って、乗れるほど大きな動物を作って遊ぶとのこと。それを、美術館内のあれこれで再現なさったものです。(なので、どこかアジア風ですね) この岩井俊雄さんスペシャルコーナーは、半年前吉祥寺まで見にでかけた展示が丸ごと来ています。「100かいだてのいえ」をどう作ったかが本人の詳細解説で説明されていたり、手作りオモチャの展示もあり、クリエイターをめざしているなど作ることに興味ある人にとっては特に、何時間でも見ていたくなる展示です。
あと、黒井健さんの「ごんぎつね」の原画を見れたのが思いがけなくて、嬉しかったです。
講演会のことも書きたいのですが、明日はピッケなので寝なくちゃ。ひとまずここで。
8/21までです。福岡近郊の方ぜひ。