Category: ワークショップ・展示

「ピッケのつくるえほん」ワークショップ @和歌山県田辺市 と熊野の森


8月23日日曜日、一般社団法人グリーンエデュケーションのお招きで絵本づくりをしてきました。会場は和歌山県立情報交流センター「Big・U」。ICT系設備も充実の広々とした施設です。図書館(詳細は後述)や、時間が足りなくて見れなかったのですがプラネタリウムまであるそうです。
和歌山県立情報交流センターBig・U
床にも天井にも地元の紀州材がふんだんに使われています。
img_bigU_room131
会場の飾りつけを手伝ってくれた女の子。
img_kazaritsuke_PeKay
4歳~9歳の子どもたちが親子で参加してくれました。おじいちゃん、おばあちゃん、お父さんお母さん、いとこ、友だち等に贈る絵本を作りました。
img_150823_seisaku1
お父さんといっしょに録音中。
img_150823_recording
友だち同士で相談したり教えあったりしながら。
img_150823_friends
デジタル絵本の次は紙の絵本をつくります。
img_150823_seihon1
いよいよ発表会。身を乗り出して見入っています。
img_150823_happyou
仲良しの友だち&姉妹の4人組。開いた見開きは、それぞれがいちばん気にいっている場面です。
img_150823_PeKayBooks
「Big・U」館内に、和歌山県立紀南図書館があります。
img_KinanLibrary
これが、血の通った、実に密度濃い素敵な図書館なのです。
昨年秋の未来の図書館を考えるワークショップで、子どもたちが絵本に描いてくれたのは「人が集いつながる図書館」でした。私自身も、本を借りるだけでなく、人が集いつながる図書館、想像し創造できる図書館が日本中にできる日を夢みています。この紀南図書館ではいち早く、紀南の人や文化を大切にしコラボレーションすることで、地域の人が集いつながる場を積極的につくろうとされています。

紀州材の高い天井からは地元作家さんの切り絵作品が下がり、ゆらりと揺れています。物語の一場面の平面作品の他に、立体作品の鯉もあって眼をひきました。低い書棚の上には地元の伝統工芸である紀州手毬が飾られていて、手毬の展示の下には関連書籍があります。中央部の天井が円錐形の天窓になっていて音が程よく響きます。それに気づいて、閉館後の時間に大人のための読み聞かせ会を開催されたそうです。また、植芝盛平氏と合気道関連本の特設コーナーもありました。合気道開祖の植芝氏は、地元田辺市の出身なのだそうです。近く紀南文化会館で合気道演武大会が開催されるので、それに向けての展示とのことでした。坪野賢一郎館長をはじめ職員の皆さんでアイディアを出し合ってさまざまな試みをされていて、嬉しくなる場でした。

主催のグリーンエデュケーション代表の水野雅弘さんの経歴が実にユニークです。TVの放送作家や音楽関係の映像プロデューサからコンサルティング業界へ。お子さんの誕生を機に再びメディアの世界へ戻り、環境問題に関わる内に「外から見るだけではわからない、暮らしてみよう」と、10年以上住んだ横浜を離れ4年前に南紀熊野へ移住されたそうです。自宅も築20年の日本家屋をリフォーム、畑を耕し、ソーラー発電でのオフグリッド生活を目指されています。
ワークショップ前日に、熊野の森で実験中のオフグリッドタイニーハウスを見せてくださいました。屋根がソーラーパネルになっていて、照明、冷蔵庫、パソコンくらいの電力なら充分にまかなえます。窓を開けると風が通って涼しく、眺めも抜群で、泊まってみたくなりました。
img_tinyhouse_night
途中「霧の郷たかはら」という熊野古道にある宿でランチをごちそうになりました。水野さんの友人であるオーナーが、敷地内につくったアースバッグハウスを案内してくださいました。床面積が10m2以内であれば建築確認申請の手続きが不要とのこと、基礎工事は無しで earth bag=土のうを積み上げて、たった4か月で作ったそうです。
img_earthbaghouse
1日6時間働いて滞在費フリーとしていて、長期滞在の外国人に大人気、かなり先まで予約が埋まっているとのこと。この日はフランスの方が宿泊中。快く中を見せてくださいました。内装も可愛いです。眼下の眺めも素晴らしく、天空の宿といった趣です。
霧の郷たかはら_眺め
他に熊野本宮大社、大斎原、真名井社へも案内していただきました。なかでも、もともとの社殿があった大斎原は、空気の澄んだ気持ちの良い場で、心身に風が通り抜けるようでした。
人も場もすべての出会いに感謝する2日間でした。ありがとうございました。南紀熊野、ゆっくり再訪したいです。

写真を、Facebookページ「PeKay」でご覧いただけます。
子どもたちの作品紹介と嬉しい後日談は、次のブログへ。

追記)主催のグリーンエデュケーションさんが、レポートをアップしてくださいました。記録映像付き!

「こどもSOZOプロジェクト」@神戸KIITO


神戸のまちから出た廃材でクリエーション。大月ヒロ子さん(IDEA R LAB)のワークショップをお手伝いして来ました。
image
色ごとに分類された山ほどの素材にまるでダイブするように浸り、存分に作れます。
image
「車の修理工場」4歳男の子作。緑色の糸に通したカラフルボタンは「洗濯物」。
image
そのお姉さん(小学2年生)作「お部屋」。中央に置いた透明の丸いの(元はシャンデリアのパーツだそう)がテーブル。
img_150808_kiito04
大勢で入れるダンボールの家や座れる椅子を作った子もいました。素材に触れ由来を知ることで、いつもと違う視点で自分の住む町を再発見できます。明日9日(日曜日)と、9月26日27日にもあります。今なら未だ少し残席あるそうです。
「こどもSOZOプロジェクト」詳細と申込方法はこちら
(モバイルから投稿)

ピッケ@経済産業省子どもデー2015


7月29日30日、今年もお招きいただき、経済産業省子どもデー「ミライーノひろば」で絵本づくりをしてきました。(開催案内YouTube movie内 冒頭で、昨年度の様子としてピッケも紹介されています)

会場は経済産業省本館。大人は通常通りの厳重セキュリティチェックを受けて入館します。パスポートを持っている子どもたちはスイスイ。うらやましい。
img_150729_meti1_経産省入口_s
今年もドラえもんがお出むかえ。
img_150729_meti2_ドラえもん_s

事前申込み>抽選で選ばれた各日10名の小学1年生~中学2年生が参加してくれました。
はたこうしろうさんの「なつのいちにち」など夏の絵本を紹介、それぞれ贈る相手を決めてからお話づくりに入ります。いつもの「お母さん」に続いて、時節柄か「おじいちゃん、おばあちゃん、いとこ」も人気でした。
img_150729_meti3_夏の絵本_s
兄弟で参加してくれた小学2年生と4年生。弟くんは海の話、お兄ちゃんは公園で野球をする話。巨人ファンなのかな?
img_150729_meti5_兄弟制作中_s
こちらはたまたま席が隣同士になった「はじめまして」の3年生と4年生。すっかり仲良くなって、互いの作品に声で出演していました。

できあがった4年生ももかちゃんの作品「ふたりはそっくり」はこちら。
りすの「りんりん」と「りんぼ」の声を分担して録音。2見開き目「わぁー、きみは誰?」2人の声がハモっていて素敵です。裏表紙ではイビキを熱演しています。

デジタル絵本が完成したら、次は紙の絵本をつくります。
img_150729_meti6_製本中_s

発表会では、高学年のつくりこんだ作品に感嘆の声が起きました。
img_150729_meti7_発表会画面_s

もう1作品、紹介しますね。
「うさぎのひまれちゃん」 まひろさん(小5)作
まもなく女の子の赤ちゃん(名前はひまれちゃん)が生まれるいとこへ贈る絵本。雨の中まい子になったひまれちゃんを迎えに来たのは、亀のまなとくん(作者の弟)「おうちに連れて行ってあげる」。

今年も、かつて未踏ソフトウェア創造事業でお世話になったIPA(情報処理推進機構)の皆さんに万全のサポートをしていただきました。ファシリテータも昨年と同じ山田リイコさん中井香里さんが入ってくださり、安定の布陣で臨めました。
img_150729_IPAの皆さん_山田リイコさん
img_150729_中井香里さん

地下の講堂では、その未踏ソフトウェア創造事業の「スーパークリエータ講座」が開催されていて、初日は本多達也さん(振動と光で音知覚をサポートするデバイスONTENNAを開発)が、2日目は高校生の竹田聖さん(スマホでアプリを作れるApply.lyを開発)と濱中敬人さん(三味線歴10年。三味線を手軽に始められるアプリAibikiを開発)が登壇。デモをまじえての講義に小学生が熱心に聴き入っていました。
img_meti_竹田聖さん濱中敬人さん

その他、経産省では、ドローン操作、ソーラーカー工作、ロボット、プログラミングなどなど、体験型のイベントがいっぱいでした。夏休みの2日間、霞が関の官庁街を「子どもデー霞が関パスポート」を手にした子どもたちがジャックする、実に愉快なイベントです。

写真を、Facebookページ「PeKay」でご覧いただけます。

「ピッケのつくるえほん」海の日ワークショップ


7月20日(月)海の日、小児がんの子どもたちを応援する「Japan Heart すまいるスマイルプロジェクト」さんよりお声がけいただき、絵本づくりワークショップをしました。(告知ページ
img_smile150720_s
ジャパンハートは、医師看護師を中心とした国際医療ボランティア団体です。「すまいるスマイルプロジェクト」では、疾患のために移動に不安のある子どもやご家族を対象に旅行や思い出作りのサポートをなさっています。

日の出桟橋から、御座船安宅丸(両備ホールディングス株式会社)に乗り込んで、東京湾をクルーズ。広ーい船内を貸切です。
御座船安宅丸
img_150720_ship2_s
ヤンセンファーマの社員さんたちによるバルーンアートやスライムなどのイベントも大人気でした。
img_150720_ship3_s
クルーズの興奮さめやらぬまま、皆でバスに乗って増上寺(浄土宗ともいき財団)へ移動。
img_150720_zojyoji1_s

続いて、おはなしづくりをしました。絵本もあれこれ用意していったのですが、子どもたちはもうすぐにも作りたくて。
海や船の絵本
絵本を贈る相手を決めたあとは、自由につくってもらいました。
家族4人でご飯を食べている場面。
img_150720_ehon1_s
ご家族ごとに録音もして、さいごは発表会もしました。
img_150720_ehon2_s

3歳~12歳の子どもたち、あまりに熱中していて疲れてしまわないかしらと心配になるほどでした。お医者さん看護師さんがずっと一緒で、水分や塩分の補給、子どもたちの体調を見守りながらなので、私は安心して絵本づくりに専念できました。

治療をがんばっている子どもたちやご家族に、楽しいひとときを過ごしてほしいと願っています。小児がんで闘病中の子どもたちを対象とした絵本づくりを、病院への訪問についてはチャイルド・ケモ・ハウスさんと、旅行をともなう場合はジャパンハートさんとの協働で続けていきますので、どうぞご相談ください。

ご参考:院内学級でピッケ出張授業(2015年2月 大阪大学附属病院の分教室にて)

「ピッケのつくるえほん」ワークショップ @札幌市中央図書館


6月28日日曜日、札幌市中央図書館にお招きいただき、絵本づくりワークショップをしました。来秋以降 (仮称)絵本図書館を開設するにあたっての、デジタル導入を検討するための実証実験とのこと。重責を感じながら札幌入りしました。
img20150628_sapporo_01外観s
図書館の皆さんはお気持ちもフットワークも抜群で、直前1時間のざっくりとしたレクチャーで操作方法も進行手順も把握してくださいました。おかげで子どもたちを迎える頃には私の緊張も解け、親子8組の皆さんと一緒に私自身も楽しみながら絵本づくりができました。

導入に絵本の話をして、ふだんは借りたり買ったりしている絵本を今日は自分でつくること「みんなが絵本作家です」と伝えます。
5~8歳の子どもたち、操作方法を聴くときは真剣そのものです。
img20150628_sapporo_02操作説明s
贈る相手を決めて、それぞれに作ってゆきます。未就学の子どもたちはお話を声に出しながらなので、実ににぎやかです。
img20150628_sapporo_05制作全景s
パパへプレゼントする絵本をつくる1年生。水のない場所で遊んでみたかったあひるさんが、友達に誘われはじめて公園で遊んだお話です。
img20150628_sapporo_03制作1s
おじいちゃんへプレゼントする絵本。8歳。海へ出かけたうっきー達にいったい何が起こったのでしょう!?
img20150628_sapporo_04制作2s
思い思いの場所で録音。お父さんやお母さんに声で出演してもらう親子もありました。
img20150628_sapporo_06録音s
上映会。8作品それぞれに個性豊かな作品となりました。子どもたちの想像力と創造力は、いつも私たち大人の予想を上回ります。
img20150628_sapporo_07発表会s
終了後、いちばん気に入っているシーンを開いた絵本を手に、皆で記念撮影をしました。
img20150628_sapporo_08記念撮影s

さっそく翌日の北海道新聞にも、ワークショップの様子が掲載されたそうです。

昨年9月の未来の図書館を考えるワークショップで、子どもたちのつくった絵本を思い出しました。そこには、多様な人々があつまり、ともに過ごし(たいていカフェがあります)人のつながりが生まれる未来図が描かれていました。
人が集いつながる図書館、本を借りるだけでなく想像し創造できる図書館。
そんな図書館が日本中にできる日を夢みています。その先駆けとならんとする札幌の皆さんにお招きいただけて、とても嬉しく光栄でした。

こちらから子どもたちの作品をmovieでご覧いただけます。
※ 8作品が順番に自動再生されます。

うまく連続再生されない場合は、直接YouTubeの再生リストから個々の作品をご覧ください。

みらいドットDNPさん公式レポートも公開されました。
「絵本の楽しみ方が変わってきた!?「札幌市中央図書館 デジタルえほん実証実験」」

「ピッケのつくるえほん」ワークショップ @TERACOYARD(RYOZAN PARK)


6月18日、RYOZAN PARK 大塚(豊島区)こそだてビレッジで、TERACOYARDのオープニングイベントとして絵本づくりワークショップをしました。
私の都合で17時~18時半という夕飯にかかる時間帯になってしまい、ちょっと心配。案の定、到着するなり「おなか空いたぁ」が続出しました。でも大丈夫。和室と大きなキッチンがあって、食べ物の持ち込み自由、自分たちで作って食べることもできます。
img_s_150618teracoyard_RZProom4

腹ごしらえがすんだ子は、開始時間までキッズスペースで自由に遊んで、というか走り回っていました。あとで聞くと主催の直美さんは、この大騒ぎモードから制作モードに切り替えられだろうか…と内心不安に感じていたそうです。それほどエネルギー炸裂していました(笑)。
img_s_150618teracoyard_RZProom1

そんな男の子たちも絵本づくりが始まると、とたんに夢中になります。
img_s_150618teracoyard1_つくるboys
参加は3歳~小学校低学年の子どもたち、黙々とつくっていきます。小さい子は操作の難しいところはお母さんに手伝ってもらいました。
録音にうってつけな授乳・お昼寝スペースが3ブースあって、お話ができた子から利用できます。
img_s_150618teracoyard_RZProom5
先着順にいそいそブース奥のソファにもぐりこむと、カーテンをピタリと閉じます。小さいスペースって大人でもわくわくしますものね。1つのブースに仲良し2人でこもって、それぞれの声が相手の作品に入ってしまうという、録音ブースとしては「?」な利用になっている子もいました(笑)、まぁ楽しければ良しです。

大きなスクリーンで発表会。子どもも大人も大満足でした。
img_s_150618teracoyard4_発表会1
img_s_150618teracoyard5_観る
img_s_150618teracoyard6_観るboy

「TERACOYARD」は、近藤直美さんが同世代の子育てママたちと始めた「作って伝える」新しい学びの場です。直美さんとは2年前、彼女がまだ小学校の先生だった頃に知りあいました。ピッケの考え方がつくりたいと思っている寺子屋の考え方とピッタリだからピッケをしたいと話してくれて、私も想いに共感。そのときがきたら応援させてねと約束していました。
Teracoyard_logo_s

TERACOYARD の当面の活動日時は、火曜と木曜 PM 4:30~6:30。5歳~小学3年生対象。2時間の柱は「作る」と「伝える」( ← ピッケと似てるのです)絵本、紙芝居、工作、レゴ、実験など。9月までトライアル2000円/1回実施中!週末には、親子参加できるイベントも企画予定だそうです。
TERACOYARD の Facebookページは こちら>>

「TERACOYARD」が拠点を置く「RYOZAN PARK 大塚」もまた、思想も空間も素晴らしいです。
img_s_150618teracoyard_RZPweb
これまで働きたいママに強いられてきた二択:子どもを預けて働く/育児期間中は一時的に仕事をあきらめる、のどちらかではなく、子育てと仕事どちらもあきらめない、子どもを自分の側において子育ても仕事も楽しもう!をめざしてつくられた場です。その思想がちゃんと空間としてデザインされていて、今回ワークショップをした7階は、プロの保育士がすぐ眼の前で子どもを見てくれている安心な環境で仕事ができます。お昼は皆で作って食べます。お乳も子どもがほしがるときに与えられます。ここでなら、我が子のはじめて歩いた、はじめて話したを見逃すこともないでしょう。将来は、子どもの成長や自分の働き方に合わせて、こそだてビレッジ(7階)→シェアオフィス(6階)→固定オフィス(5階)と利用するフロアも移れます。7階こそだてビレッジは2000円でお試し利用ができるので、ぜひ快適スペースを親子で体験してみてください。出入りしている人も愉快な人が多いですよ。
RYOZAN PARK 大塚 こそだてビレッジ の Webサイトは こちら>>

RYOZAN PARKオーナーの竹沢一家(二世代)とも、初対面な気がまったくしなくてたくさん話せました。そして、いつもなのですが、ワークショップを見学に来てくれた人たちをおかまいする余裕がなくて、放りっぱなし。でも勝手にお互いに話して仲良くなってくれます。で、皆いっしょにご飯を食べに行きました。(大塚には美味しい食堂がありますね)
領域を渡って動いている人たちが好きです。TERACOYARD、RYOZAN PARK 界隈の皆さんとこれからもご一緒できること楽しみです。

子どもたちの作品をいくつかご紹介しますね。雨降りだったせいか楽しい雨の日絵本が何冊か生まれました。
「くものあめ」そうとくん(5歳)作

「らっきーなあめのひ」しゅうとくん(6歳)作
※再生注意 やや音割れしています

「たのしいかおがすき」ひすいくん(4歳)作

写真を、Facebookページ「ピッケ」でご覧いただけます。(ひとまず私がiPadで撮った少しだけ、後日写真が届いたら追加します)

ピッケの今後の活動予定については、このブログ、Facebookページ「ピッケ」、公式WebのNEWSをご覧ください。

海の日に船に乗ろう!ピッケの絵本もつくります。


img_smile150720
【申込受付はじまりました】
7月20日 海の日に船に乗ろう!ピッケの絵本もつくります。
—————–
日時:2015年7月20日(月)海の日 12:00~16:00
概要:東京駅「丸の内鍛冶橋駐車場」に集合
   40分の東京湾クルーズを楽しんだあと、増上寺へ移動して絵本づくり
対象:3~15歳の小児がん治療中もしくは経験したお子さま8組前後
参加費:無料
主催:ジャパンハートすまいるスマイルプロジェクト
協賛:両備ホールディングス株式会社浄土宗ともいき財団、ピッケ
—————–
小児がん治療中もしくは治療後の子どもさんと同伴ご家族が対象です。お医者さんや看護師さんも終日同行します。東京駅や会場間の移動は専用バス、船も参加者のみの貸切です。安心してご参加ください。兄弟姉妹もどうぞご一緒に。ご家族で楽しい一日を過ごしましょう。

詳細とお申込みは こちら>>

「ピッケのつくるえほん」ワークショップ @アップ教育企画「こども館」


6月2日、西宮北口にあるアップ教育企画「こども館」で、絵本づくりをしてきました。12月、3月に続いて3回目です。
「かえるの唄」の合唱にはじまり、谷川俊太郎さんの「かえるのぴょん」を朗読。かえるや雨の音をみんなに挙げてもらう言葉遊びでは、うしがえるの鳴き声を教えてくれた子もいました。続いて絵本づくり。どこかにオノマトペが入ることが今日の課題です。
小学2年生あやのちゃんの作品を紹介しますね。

「なく りすさん」あやのちゃん(小学2年生)作
scs_s_150602_ayano00
題名とりすさんの泣き顔に、涙の理由を知りたくなります。
さるのうっきーが風船をくれました。りすさんは大喜びです。
scs_s_150602_ayano01
でも公園の池で風船を離してしまったから、風船はふわりふわりと飛んでいってしまいました。
みみちゃんがアイスクリームをくれても りすさんは泣きやみません。
かめさんがタイコをくれても 泣きやみません。
みんな みんな 考えました。「どうしたら りすさんは 泣きやむかなぁ」
scs_s_150602_ayano05
並んで知恵しぼるこのシーン↑好きです。
おたまちゃんが言いました。「ぼくたちに いい考えがあるよ」
りすさんを呼んで 花火を見に行きました。

scs_s_150602_ayano07
次の日りすさんは ピッケにお礼を言いに行きました。
「りすさんが笑顔になって よかった よかった」と 皆が言いました。
めでたし めでたし おしまい

scs_s_150602_ayano09

こちらが動画です:

風船が「ふわりふわり」で課題もクリア。
泣き顔のりすさんの表紙に始まり、裏表紙で風船(誰かがつかまえてきてくれたのかな?)を手に笑顔のりすさんを配しての「めでたしめでたし」も上手いですね。

アップ教育企画さんへは、また絵本づくりに伺います。

「ピッケのつくるえほん」ワークショップ @アップ教育企画「こども館」


3月31日、西宮北口にあるアップ教育企画「こども館」で、春期保育プログラムとして絵本づくりをしてきました。昨年12月にイベントとして実施したのがキャンセル待ちの好評であったとのことで、再び呼んでいただきました。今回は、未就学児対象と小学生対象の2つのクラスで行いました。

6歳のお兄ちゃんゆうせいくんが作った妹のゆりかちゃんへ贈る絵本を紹介しますね。

「おなかいっぱいしあわせ」ゆうせいくん(6歳)作
Scs_s_00

主人公のカメが妹さんです。

ゆりかが ねています。 「あわわわわ、わっ!」
Scs_s_01

「やったー。 おいしそうな バナナとケーキ」
Scs_s_02

「こんなにいっぱい しあわせー」
Scs_s_03

お皿の上に並んでいるのは、ゆりかちゃんの好きな食べ物。
「これは食べられる」「これはまだ食べられない」と、1歳のゆりかちゃんが食べられるものを選んで並べていました。
ケーキのろうそくは1歳なので1本です。

「らん、らっららん。 あ、にいに。 いっしょにたべよう」
Scs_s_04

4見開き目で登場するカエルがゆうせいくんです。

ぎっこん ばったん。 「みんな じょうずじょうず」
Scs_s_05

続いて登場する見守るウサギがお母さん。シーソーに乗ったら、妹さんの方が重たくて、びっくりなのだそう。いっぱい食べたからなのでしょうか。

「ゆりか ここまでおいでー」「まって まって」
Scs_s_06

ジャングルジムのてっぺんにいるゆうせいくんのところまで、ゆりかちゃんが登ろうとしています。普段も一所懸命、ゆうせいくんを追いかけてくるのだそうです。
さいごに登場したクマがお父さんです。最初はサルを出してみて、ちょっとイメージとちがうなと検討しクマを選び直していました。

「にいに だいすき」
Scs_s_07

裏表紙では、仲良く風船につかまって空をお散歩。

妹さんのことが大好きで、大事に大事にこだわって作っていました。お母様も、ゆうせいくんのアイディアを尊重し、楽しみながら横で見守っていらっしゃいました。

小学生クラスでは、さっきまで大騒ぎで走り回っていた子どもたちが、シーンと静まり集中して作っている様子に、スタッフの皆さんが驚かれていました。

アップ教育企画さんとは、今後もご一緒させていただきます。
募集が始まりましたら、またFaceBookページ「PeKay」でもご案内させていただきますね。

「ピッケのつくるえほん」ワークショップ @豊橋こども未来館ここにこ


3月23日月曜日、はじめて愛知県の豊橋市でピッケのワークショップをしました。
Img_s_kokoniko01_1

豊橋市の小学校の3学期修了式の日であることが後になって判明、未就学児ばかりとなりました。そんな中、お隣の浜松市から、小学4年生が1名参加してくれました。浜松は先週半ばからすでに春休みなのだそうです。一方、参加したくて保育園を休んで来たという方もあり、ご参加いただいた方には楽しんでいただけたようでした。
Img_s_kokoniko08_1

作品を2本、movieで紹介します。
「おたまじゃくしの1にち」そらちゃん(7歳)作

「おしろがこまることに!」 じゅりちゃん(5歳)作

作りたい物語があり、どんどん作っていました。さいごの4見開き目で何もない景色が広がる夕暮のシーンで終わるところなど、とても5歳とは思えません。おそらく日頃から絵本や本が大好きで、たくさんの物語の中で遊んでいるのでしょう。

今回は学校のある平日となってしまったこともあり、反響も関心も今ひとつわからずでした。少し先になりますが、お正月頃小学校のお休みのときにもう一度してみようと思っています。

写真を、「FacebookページPeKay」でご覧いただけます。