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タッチパネル版ピッケを作成中8


最初のメニュー画面と、さいごのエンドクレジット画面ができました。
これで、絵本でいうなら、表紙と裏表紙がついた感じです。

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ブルーの表紙(メニュー画面)を開くと(タッチすると)

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開く窓の向こうに、ピッケの世界が見えてくる。そこへ遊びに行く。

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バイバイして、こっちの世界へ戻ってくる。窓がすーっと閉じる。

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パタンと閉じて(終了して)、裏表紙(エンドクレジット画面)。
なかなか、気に入っています。

タッチパネル版ピッケを作成中7


2つ並ぶタッチディスプレイの設置する高さに高低をつけて、
・低い方 → 池~地面~葉っぱサブステージ
・高い方 → 地面~葉っぱ~空サブステージ
と、コンテンツの中身も出し分けることにしたのですが(理由)、
すると、どうも、低いほうが、見劣りしてしまいます。
高いほうの、空へは ピッケがついていくけれど、
低いほうだと、池へも葉っぱへも、ピッケはついていかないし…。

そこで、池サブステージを、大幅にやり直すことにしました。
新しいサブキャラ(セリフの無い通行人的なキャラです)も追加。
カニと透明なマリモです。
スタッフの間では(って、私と吸原さんの合計2人ですが)
"clear moss"(←造語)と呼んでいます。

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   ↑半透明のおもちみたいなのが clear moss。 転がって移動します。

ずいぶん、にぎやかになったでしょう? なりすぎ?
一度これを見てしまうと、Web公開版がさびしく見えます。
4/25を無事すぎたら、Web公開版にも反映させたいと思っていますので、5月初旬を楽しみにしていてくださいね!

タッチパネル版ピッケを作成中6


タッチパネル版は、「手の届く範囲」を意識します。
例えば、合奏で、Web公開版のままのレイアウトだと、
触りたいものの大半が、画面の上半分になってしまい
タッチするのが大変です。
かといって、手が届くようにと、全部を低くすると、
デザイン的には、重心が下がってしまい良くありません。

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     ↑Web公開版の合奏のシーン

身長100cmの子どもが、今日 上の方に届かないものがあっても、
半年後、1年後には届くかもしれない、
パパ&ママにだっこしてもらってのタッチも嬉しい、
と考えることにして、
それでもやっぱり、主なものには手が届くようにしたい。
不自然にならない程度に、水面部分は狭めて、
リズム植物が手の届く範囲にくるよう配置しました。

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     ↑タッチパネル版の合奏のシーン

また、腕の長さ分の距離まで画面に近づくことになります。
ということは、パパ&ママに読んでもらいたいと思っているセリフが、
子ども自身の体で隠れしまい、読みにくいときも出てきます。

そもそも、こういう場所の大型タッチディスプレイでのピッケのときに、
Web公開版と同じ、音声無しのふきだし表示でいいのか。

一長一短あるのです。
パパ&ママと一緒に楽しむよう誘導できることは、
PCでない今回の場合にも良いに違いない。
でも、PCと違い画面全体を見渡しにくいので、
少し大きな子どもで自分で読む場合にも、
読みにくいことがあるだろう。
小さい子どもで、親が読む場合には、上に書いたように
隠れて読めないときが出そう。

でも、それぞれのキャラクタに、イメージに合う声優さんを
今から探すなど 現実問題むずかしいし、
なんだか違う気もします。
音声をつけるにしても、絵本の読み聞かせのように、
ひとりの人の声がいいかも知れません。
だけど やっぱり せっかく親子で来ている場所なので、
音声でなく、パパ&ママの声がいちばんいいのだがなぁ。

ところで、タッチパネル版の画像の中に、
Web公開版では、ありえないコトがひとつあります。
さて、なんでしょう?
(かなりのピッケ通でないと気づかないと思います。難易度高)
答えは、おたまちゃん(カエルの姿)とまんねんさん(カメ)
が、両方いること。
Web公開版では、その回のセッションで会ったキャラクタ
だけが再登場するので、おたまちゃんとまんねんさんが、
両方出てくることはありません。
(おたまちゃん再登場は、カエルになりきるまで池であそんだとき
 だけなので、さらに確率下がります)

タッチパネル版ピッケを作成中5


Web公開版のピッケも、特に遊び方などを読まなくても
いきなり遊べるのですが、はじめての人が短時間1度きり遊ぶ
今回の場合は、より一層わかりやすくしなくてはなりません。

思い切って、下1列ボタンが並んでいるメニュー部分を
取ることにしました。
サブステージ(そら、はっぱ、じめん、いけ)の移動は、
うえしたボタンは使わず、すべてピッケが主導することに。

Web公開版のピッケの特長である「名前で呼びかける」も、
ずいぶん悩んだ末、あきらめることにしました。
誰でもが自由に出入りできる場所ですし、
「パパ&ママと一緒に」を推奨はしますが、子どもだけでの
利用もありうることを思うと、子どもの名前が大画面に
表示されるのは、よくないかも…と考えました。
ピッケが、まっすぐこちらを見て名前で呼びかける
というのは、楽しさの秘訣のひとつなので、
ここが無くなるのは とっても残念なのですが。

画面のタテヨコ比、Web公開版では、4:3のところ、
今回は、16:9のワイド画面になります。
各サブステージのレイアウトも、ワイド用にやりなおしました。
また解像度も、Web公開版では、1024×768 を標準ユーザーと
定め、そのサイズを100%として、ビットマップ素材などを
作成していますが、今回は高解像度 1920×1080 pixel となるので、
すべての素材を、作り直しました。
(メモリーとマシンスペックの兼ね合いをみながら)

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        ↑Web公開版の画面
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        ↑今回のタッチパネル版の画面

というわけで、だいぶんカタチになってきました。
(って、そんな流暢なことを言ってる場合ではないのでした。
 オープンが 4/25に、正式に決まったそうです。)
これまで気にとめていなかった細かなコトが、
これだけの高解像度大画面になると、やたら眼についてしまって、
大局を進める一方で、細かなところもつい直したくなってしまい、
時間がいくらあっても足りない感じです。

タッチパネル版ピッケを作成中4


ご近所の子どもたちが、ピッケと遊びにやってきました。
せっかくなので、途中だけれどタッチパネル版を試してもらったところ
わぁ~ と喜んでくれて、ひとまず、ほっ。

使い方の説明をせずに、様子を見ていると…。
ひとさし指1本で、最初から最後までやりとおしていました。
池の水、はっぱのところ、空の雲などは、
1本指より、手の指先全体(4本)のほうがしやすいのだけれど、
そんな使い分け、わかりっこないですね。

PCだと、見渡せるからか、画面全体にマウスを動かすのに、
大画面になると、葉っぱ「1枚」とか、小さいところへ集中するんだなぁ。
なるほど。

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「春休みって宿題ないの?」とたずねると
「あるけど、しなくていいの。復習だから。」って。 本当?

石井桃子さん


貯まっていた1週間分の新聞に眼を通していて、
今頃、訃報を知りました。
100歳のお祝いの記事を嬉しく読んだのが、
ほんの1年前のことなのに。

子どもの頃発見した、
図書館の本棚からはずれなく面白い本を選ぶ法則。
いしいももこ(石井桃子)、あるいは せたていじ(瀬田貞二)
と書いてある本を選ぶこと。
ももこ というお名前も、ピンクの桃が連想されて、おいしそうだし、
コレは面白い本だぞ のおしるしに、ぴったりでした。
石井さんの本で、どれほどわくわくさせてもらったことでしょう。

私にとって、ブルーナさんのうさこちゃんが、
決して「ミッフィー」ではなく、「うさこちゃん」なのは、
石井桃子さんの訳文が染みついているからです。

大人になって、
本づくりの他にも、ご自宅で文庫を開かれたり、
児童文学界に多大な貢献をなさったのだと知りました。

大切にしている3冊。

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左)
石井桃子さん、いぬいとみこさん、瀬田貞二さん、渡辺茂男さん、
松居直先生などの共著。
児童文学の恩人ともいえる方々の真摯な取り組みに
頭の下がる思いです。
右)
かつら文庫の立ち上げからの7年の記録。後半の「ちびくろさんぼ」の
分析など、子ども時代 夢中になった絵本の面白さの紐解きもあって、
なるほどー と思うことばかり。

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子ども時代の自伝。
吉井爽子さんの挿絵とともに、
豊かな情景、豊かな日本語があふれています。
生活に結びついた生きた言葉にあふれた幼少期が、
石井さんの言葉を育てたのだなとわかります。
克明な記憶力にも驚かされました。

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どうぞ安らかに。深い感謝をこめて…。

お花見@夙川


満開のさくらを、堪能してきました。

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学生時代からの友人と、この時期「いつ行く?」
と言えば、それは夙川のさくらのこと。
ピンクに染まるこの土手を、
何10回もの春、ともにそぞろ歩いたことか。

家族連れ、句会、おそらく新歓コンパ、ジャズ演奏。
思い思いに楽しみ賑わう小さな宴が連なっています。
犬の散歩を兼ねての人も多し。

お隣の芦屋川のさくらも、夙川に劣らず見事です。
こちらは土手での飲食禁止、屋台の出店も無くて歩きやすい。
でも毎年、まず足が向くのは、なぜか夙川。
さくらに加え、いろんな世代やいろんな集まりの
それぞれの幸せや喜びがキラキラした中を、
敷かれたシートをオットトとよけつつ
砂ぼこりにゴホゴホしながら歩くことも好きなのです。

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タッチパネル版ピッケを作成中3


タッチパネルでは、当然なのですが、マウス操作でいう
・ マウスオーバー(クリックボタンを押さない) VS クリック(押す)
・ ホバリング(クリックボタンを押さない) VS ドラッグ(押す)
を、区別できません。
(PC用語としての「ホバリング」を、私は
 タッチパネルではじめて知りました。クリックボタンを押さずに
 マウスを動かす操作。 浮いている っていうことなのですね。)

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今のピッケで言うと、葉っぱの色を変えることはホバリングでしていて
空の雲を動かすことはドラッグでしています。
この2つが、タッチ操作では並び立たないのです。

クリックのモード設定は、複数から選べるようになっています。
「ドラッグ(デフォルト)」とか、「マウスモード」とか。

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「マウスモード」にすると、通常の はい/いいえを選ぶボタン操作や、
リズム植物や水の生物のクリックは、違和感なくできます。
葉っぱの色変えもスムーズです。
が、雲のドラッグは、当然ながらダメ。

去年の夏頃、eITさんのタッチパネル製品を知って
ピッケをタッチパネルでできたら面白そうだなぁー
と興味をもちました。
当時も、PCにアタッチできるタッチパネルを貸してくださり
試してみることができました。それで、この問題に気づいたのです。
普通にビジネスプレゼンでの利用なら「マウスモード」でいいし、
お絵描きソフトの利用なら「ドラッグ(デフォルト)」で、
おそらく なんら問題ないのです。
ピッケは、複数の操作方法が同居してるので、ややこしいのですね。

ダメモトで(お客でもないただの一個人です)
 「マウスモード」時の2本指での操作をドラッグとみなす
 っていうことができると、雲のドラッグもできるようになるのですが
と、ご相談したところ、
なんと専用のプラグインを作ってくださいました。
今回も このプラグインでいこうと思っていたのですが、
そうすると、「くもをひっぱってくるには、2本指でね」
っていう説明パネルを近くに貼るか、ピッケのセリフで言わせるか
何かしないといけない。「チョキのゆび」って言えば意味はわかるかも
しれないけれど、その指先2点がきちんと画面に触れたままで動かす
なんていうコツの要ることを、小さな子どもにのぞむのは、現実的でなかった… ということで、頭を悩ましています。
他にも、考えることがいっぱい。 でも、面白いです!

タッチパネル版ピッケを作成中2


今のパソコン版のピッケは、タイマーをつけてはいますが
時間無制限で楽しめます。
対して、タッチパネル版は、ディスプレイに間近で向かい合うし、
商業施設におかれるものなので、ある程度の時間で
次の人にチェンジしてもらえるようにしたいです。
10分くらいで1セッションが終わるように作りたい。

さて どうするか…。思い切って、おうちステージをバッサリ省き、
タッチする面白さをより味わえる「リズムのもり」だけで
作ることにしました。
(ピッケが設置されるフロアのテーマも、ちょうど「北欧の森」なのです)

それでも、4つのサブステージをひととおり見ると約20分。長すぎます。
そこで、2つ並ぶタッチディスプレイのうち、ひとつは床から高さ50cm、
ひとつは70cmと高低差をつけ、コンテンツの中身も出し分けることにしました。
低い方は、池~地面~葉っぱサブステージ、
高い方は、地面~葉っぱ~空サブステージ。
低い方なら、身長100cm=3歳の子でも背伸びすれば上まで届きます。

タッチパネルは、eITさんの商品を使用。
普通のモニターに、タッチパネルをカチャッとアタッチするだけで、
どんなモニターもタッチパネルに早がわり!
(液晶、プラズマ、プロジェクターなんでもOK)
子どもが多少ベタベタ触っても、画面を拭くこともできて
具合がいいです。

開発用にと、45インチの商品を貸していただきました。

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大っきーい。重ーい。

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これで、実際にタッチ操作を大きな画面で確認しながら開発できます。ありがたや。がんばります!

タッチパネル版ピッケを作成中1


来月末 神戸にリニューアルオープンする施設に
ピッケが入ることになりました。
これまでの パソコン上で、マウスで操作するピッケではなく、
大型タッチパネルディスプレイ上で、手や指で操作するピッケです。

大きさのイメージをつかむために、紙で作って壁に貼ってみました。
大きいような、意外と小さいような…。

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最初65インチの予定だったのが57インチに変更になったので、紙も変更。
対角線で20cm違うので、かなり小さくなった感じ。

床からの高さを決めて、設置工事の方に連絡。
小さいお子さんのいるファミリー層対象ということなので、
身長110cm(5歳児平均)をメインに出した高さです。

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「リズムのもり」をタッチ操作版にする予定。
オープンまで残り1ヶ月切りました。
がんばらねば!