「MacFan」8月号で「ピッケのつくるえほん for iPad」をご紹介いただいています。
6月末発売でしたのに、ここでお知らせするのが遅くなってしまいました。
書店でもし見かけましたら、お手にとってみてください。(25ページ目です)
編集部の方が4月のアメリカンスクールでのセッションに参加してくださり、ライターの方はskypeビデオでインタビューしてくださいました。 ゴチャゴチャ話してしまった中から「ユーザの参与性」というキーワードを導き出してくださっています。なるほど!
Category: ピッケのつくるえほん
帰国後の週末6/2(土曜)は、BEATセミナー@東京大学大学院情報学環 へ。
全体テーマは「子どもとデジタル絵本」、いただいたお題は「子どもにとっての絵本の役割とデジタル絵本の可能性」です。
まず、東大情報学環 特任助教の佐藤朝美さんから、絵本の読み聞かせに関する要因、Narrative(物語行為)について、その歴史と認知機能発達の見地からレクチャ。バトンを受けて次は私。ピッケの話と、2つのソフトの開発を通して思うことを話しました。
<デジタルへの懸念・課題>
・ハードもインターフェースも、子どもに与える物としてまだまだ不十分。
くるっと丸めてポケットやカバンに入れて公園へ持っていけるような物になってほしい。
・造形物としての絵本をどう考えるか。
アナログ絵本では、ハード対ソフトが1対1。
子どものコンテンツは、絵本に限らず、ハードとソフトが分かち難く結びついている。
造形物に対する愛着や、所有したい気持ちもある。
ページめくりなど身体性をともなう仕様には、ある種の強さがある。
・絵本に、絵本を手渡す大人が必要であるように、デジタル絵本にも、手渡す大人が必要。
・デジタルの、繋がろう、外へ広がろうとする特性をどう活かすか。
<私の考えるデジタル絵本の可能性>
・従来の子どもの絵本は、電子書籍の時代になっても残る。
・既存作品のデジタル絵本への移植は、図鑑的な絵本、おもちゃ・ゲーム的な絵本には向く。(物語絵本、特に完成度の高い物語絵本ほど、難易度が高い)
・デジタル絵本としての独自の仕様を考えることで、新しい表現が生まれる。
・デジタルの、繋がろう、外へ広がろうとする特性を活かし、絵本という領域にとどまらず、横方向に広がる周辺領域も合わせてデザインすることで、次の展望がひらける。
日本出版販売(デジタル絵本tocco)の正道寺裕子さんによる、物理シミュレーションを用いたデジタル絵本「まり」の開発話も興味深かったです。ビジネスとして成立することも満たしながら、アナログ絵本との違いをどう出していくかを悩みながら開発したと。
こども心理学がご専門の石川由美子さんは、「絵本を読みあうことは、人は信じるに足りうる存在であるという確信を育むことである」と話されました。とても共感します。iPadなどデジタル機器はそもそも1人でする物体のカタチであること、紙の絵本とは質的に違うこと、100年後に見つけたとき「これが私の絵本だよ」と言えるものになるか、など懸念を込め語られた数々は、一般の大人向け電子書籍とは異なり、子どものデジタル絵本については、よくよく考えていかねばならぬことと常々感じています。
「子どもとデジタル絵本」のテーマに、絵本の出版関係者、教育関係企業の方、学術研究者、保育関係者、学校の先生、自治体の方、開発者、地域で絵本の読み聞かせ活動をなさっている方、大学生など、さまざまな領域の方がご参加くださいました。
セミナー時にもお話しましたが、いつの時代においても、子どもには良質のものを届けたい。これは私たち大人の責務です。「主役は子どもである」を忘れず、デジタル絵本を開発し、子どもに手渡し、良質の絵本体験の場をぜひご一緒につくっていきましょう。
BEATセミナー@東京大学大学院情報学環 レポートページは こちら>>
朝倉発表分のスライドを以下↓に公開しています。
5/26~30、シンガポールで開催された"Asian Festival pf Children’s Content" に参加し、「ピッケのつくるえほん」のデモを行ってきました。会場の"The Arts House" は元国会議事堂。コロニアル建築で、外装も内装も素敵です。
アジアの国々の絵本が展示される部屋に、ピッケのデモコーナーを設けてくださいました。
連日盛況で、特に初日のTeachers Dayと2日目のParents Day には多くの方に関心を寄せていただきました。ピッケのデモもしたいし、セッションも聴きに行きたいし。あわただしく駆けまわっていました。
3兄弟で、それぞれに作成中。
4歳の女の子も。
日本での絵本関連のイベントだと、PC開くこともはばかられるような雰囲気がありますが、絵本出版関係者が多いにもかかわらず、iPad片手に闊歩する姿が多数。編集者やイラストレータ自らによるプレゼンも、PCはもとよりiPadでなさる方も多く見られ、日本との違いを感じました。
いろんな人種いろんな服装の人が居て、全員英語、それぞれのお国なまりの英語で早口に弾丸トーク。実にエネルギッシュです。そして、どの国の人もそれぞれ複数言語を話すのがデフォルトなのですね。各セッションで多言語教育に関わる悩みや質問が多く出て、アジアの今を実感しました。朝、昼、お茶の時間に、立食でMealが提供されるのですが、洋風、中華風、とてもホットでスパイシーなもの、ベジタリアン向けも必ずあり、多人種多宗教であることを「食」からも感じました。
このFestival はボランティアにより運営されています。
コアのお世話人は National Library of Singapore の元館長さん。その繋がりで世界中から絵本作家さんが参加なさり、懇親会も National Libraryを会場に行われました。彼のお人柄とその周りに集った友人たちが、Festival全体の家族的であたたかいな雰囲気を生み出しているようでした。
National Library 懇親会会場からの夜景。
打診をいただいたのは開催間際。準備も充分できないし、そもそも英語も得意でなく、あまりに無茶かも… と迷いもあったのですが、参加してみてほんとにヨカッタ。
かけがえのない方との出会いもありました。なにもかにも感謝です。
写真を、Facebookページ「PeKay」でご覧いただけます。
4月21日(土)アメリカンスクール(東京都調布市)で開催される「Try IT On Monday」で、発表します。ピッケはタイムテーブルのセッション1(9:00-10:00)。学校での活用事例など45分+お試し15分(持参iPad数台で)の予定です。
日時: 4月21日(土)8:00オープン
場所: アメリカンスクール
研修名:Japan ASCD Try IT On Monday
主催: Japan ASCD
研修内容:インターナショナルスクールでIT導入授業を実践する先生による先生のためのワークショップ
※ 参加には、事前登録が必要です。 詳細・申し込みはサイトから。
スケジュール:
8:10- 8:30 レジストレーション
8:35- 8:55 開会式
9:00-10:00 セッション1
10:00-10:10 休憩
10:10-11:10 セッション2
11:10-11:15 休憩
11:15-12:15 セッション3
12:20 TIOMアワード授賞式
12:20-14:00 昼食会
10:00-13:00 Super Science Kids子供用プログラミングのワークショップ
ご報告遅くなりましたが、ファミリアでのワークショップのレポートをサイトにアップしています。なつかしい場所での幸せな2日間でした。
週末は、ようやく夙川お花見へ。
今年から露天商の出店が禁止になったそうで、こんなに広々見渡せました。(景観的にも桜の根を守る意味でもとてもよかった)
この夙川の桜を毎年心の中に据えることは、私に落ち着きをもたらします。
植栽から早60年。ソメイヨシノの寿命を思うと心配になりますが、長生きしてほしいです。
3/26発行の「週刊アスキー 5/1増刊号」に「ピッケのつくるえほん for iPad」が掲載されています。
ライターさんが作られた見本「かえる保育園の遠足」も可愛いです。
本屋で見かけましたら読んでみてくださいね。(付録を留め付けるためにしっかりゴムバンド巻かれてて立ち読みしにくいかも)
明日からの2日間は、ファミリアでワークショップ。
昨日はまず、ソフトバンクテレコムさんからお借りしたiPad12台の設定から。
無線LANも設定。この際どうせならと、イーモバイルのポケットWiFiを D25HWからGL01Pに機種変しました。(最大10台まで同時接続!と喜んでたら、4/4にソフトバンクモバイルから同時接続20台の機種出ると昨日リリース出ましたね)
それから、NECディスプレイソリューションズさんからお借りしたプロジェクタの出力テスト。iPad2からHDMIケーブル繋ぐだけの簡単さが、私にはありがたいです。
装飾用の額絵も梱包して、機材一式を発送。
そして今日は、ファミリアで会場づくりをしてきました。
ファミリアの皆さんが、キャラクタの名前がわかるパネルや、ピッケのペパクラで部屋を飾ってくださいました(写真は未だ途中です)。
会場となるこの部屋「キッズアーカイブ」や店舗内はもちろんのこと、スタッフルームや奥の倉庫まで、とにかくいたる所に可愛いモノだらけで、ドキドキ嬉しくなってきます。
明日が楽しみデス!
ここに書くのがすっかり遅くなってしまいました。
3/30 31 ファミリア神戸元町本店 で「ピッケのつくるえほん」ワークショップをします。
———————–
日程: 3/30(金)・31(土)
時間: 10:30〜12:00(対象:4歳〜就学前)
14:00〜16:00(対象:小学生〜)
場所: ファミリア神戸元町本店3階
参加費:500円
定員: 各回12組
主催: 株式会社ファミリア
協力: ソフトバンクテレコム株式会社 NECディスプレイソリューションズ株式会社
申し込み方法などは、ファミリアのサイトをご覧ください。
※ 講師します。
———————–
ファミリアは、かつて子ども服デザイナーとして勤めしていたなつかしい場。
通っていた本社は、当時大丸南隣にありました。阪神大震災でビルが倒壊し、今は、神戸駅近くのレトロな元銀行のビルに移っています。
本店は、今も同じ場所、元町商店街にあります。年末に見学させてもらいました。改装されてからじっくり見るのははじめてです。
1階のショーウィンドウ。なつかしのファミちゃん! このときは迎春ディスプレイ。
エレベーターで3階にあがると、「キッズアーカイブ」という名前の素敵なワークショプスペースが。
この場所で、今回はiPadアプリ版で絵本づくりします。とっても楽しみです。
プレジデントファミリー 4月号に「ピッケのつくるえほん」が掲載されています。
幼児のメディア環境を研究する佐藤朝美さん(東大大学院助教)が、「子供に薦めていいアプリ、テレビ番組」としてご紹介くださいました。ビスケット、スクラッチ、iPhoneアプリStarWalk、インターネット動画のサイエンスチャンネルなども一緒です。
「大切にしてほしいのは、子どもだけで遊ばせるのではなく、親子のコミュニケーションツールとして活用すること」と話されていて、とても共感します。
書店で見かけたら、どうぞ手にとってみてくださいね。
それと、ご報告おそくなりましたが、日経パソコン1月9日号、インタビュー「CloseUp」でご紹介いただきました。新春号の巻頭。幸先良く嬉しいです。
こちらは、書店で販売のない定期購読誌なので、図書館などでバックナンバーがありましたら。 あるいは、同じ誌面をオンラインでも購入できます。(158円)
インタビューでは、10年前の「ピッケのおうち」誕生の頃から今に到るまでを話しました。
ただ顔写真が大きくて… 届いた掲載誌のページを開き、そのままそっと閉じるインパクトでありました。(笑)
Webサイト日経PCオンラインにも、インタビュー内容はほぼ同じで掲載されています。
「子供とネットとの出会いを 一生残る大切な思い出に」(全2ページ)
お時間あるとき、どうぞ読んでみてください。
ぼちぼちと書いている「パパのための絵本づくり講座」
第1回お子さんにプレゼントする絵本、第2回クリスマス絵本、ときて第3回は「お子さんと一緒に絵本をつくろう!」です。
冬休みの帰省で久しぶりに会うおじいちゃん、おばあちゃん、いとこたちにプレゼントする絵本をつくってみませんか。
きっと喜んでもらえますよ。
「パパのための絵本づくり講座」第3回は こちら>>
街はすっかりクリスマスですね。
「ピッケのつくるえほん」で、クリスマス絵本をつくってみました。
リスのくりんを主役にした「森のクリスマスツリー屋さん」のお話です。
できあがりを、こちらからお読みいただけます。
パソコン版で作成した「くりんのクリスマス」は こちら>>
iPadアプリで作成した「くりんのクリスマス」は こちら>>
※ どちらも同じ内容です。iPadアプリの方は音声付きです。
パソコン(Safariブラウザのみ)、iPad、iPhone上では、音声も再生されます。
この作り方の解説を「パパのための絵本づくり講座」2回目に書きました。
アプリをお持ちでない方も、上記のプレビュー画面からサンプル絵本の展開図を印刷できます。
(パソコン版の方が画質が良いです。プレビュー画面右下にある印刷ボタンを押すと、展開図を印刷できます。「つくり方」も、同じページに pdfへのリンクがあります)
切って折って綴じて。小さなクリスマス絵本、ぜひ作ってみてください。
前回のブログでは、音声つきで読むことができるオンライン絵本を紹介しました。
>> 「うっきーのハロウィン」 (Chrome と Safari 上では、音も再生されます)
今回は、同じお話を、紙の絵本にする方法について書きますね。
アプリを持っていない方でも、オンライン絵本のプレビュー画面にある「印刷用 えほんの展開図」のpdfから作れます。
アプリ(iPadアプリでもパソコン版でも)を持っている方は、自分のつくったおはなしで絵本を作れます。
普通のプリンターで普通のA4用紙に印刷します。12見開きの絵本だと出力は3枚になります。
3枚目のさいごに、簡単な作り方説明を書いておきましたので、ここも参考に。
黒色の実線を切ると、テープ状のパーツになります。
赤色線は谷折り、それ以外(=黒色点線)は山折りに折ります。
本文のパーツは、ジャバラ(=アルファベットのMの形)に折ります。
表紙と裏表紙のパーツだけ、違う折り方です。全部山折りにするので、このようになります。
表紙と裏表紙のパーツで、本文のパーツすべてをはさみこんで、ホチキスで留めます。
ホチキスの針が気になるときは、背の部分に、保護紙を貼ってカバーします。
(のりは、テープのり コクヨ DOTLINER が具合良くて気にいっています。)
できあがり!
この小ささが、可愛いですよ。
「ピッケのつくるえほん for iPad」について詳しくは こちら>>
「ピッケのつくるえほん パーソナル」(パソコン版)について詳しくは こちら>>
パソコン版の販売は終了しました。2018年2月