Category: 公教育

「ピッケのつくるえほん」オンライン研修@特別支援学校


2月10日、宇都宮大学共同教育学部附属特別支援学校(学校長 石川由美子先生)の先生方を対象にしたオンライン研修を担当しました。小学部、中学部、高等部、そして石川校長先生、計24名の先生方がご参加くださいました。
全2日の内、2日目の今日は、絵本づくり体験も録音までできて、どのグループも完成。
子どもたちが自分の言葉で自分の物語を語る、ピッケでそのお手伝いができれば嬉しいです。

那須は今も大雪、宇都宮では雪がみぞれに変わったそうです。

宇都宮大学共同教育学部附属特別支援学校 のWebは こちら>>

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「ピッケのつくるえほん」オンライン研修@特別支援学校


1月25日、宇都宮大学共同教育学部附属特別支援学校(学校長 石川由美子先生)の先生方を対象にしたオンライン研修を担当しました。小学部、中学部、高等部、そして石川校長先生、計24名の先生方がご参加くださいました。

事前に学校Webを覗くと、行事等の様子が写真入りレポートで紹介されていたり、毎月発行される「学校だより」も閲覧・ダウンロードできるなど充実しています。なかでも心動かされたのは、新型コロナの休校中につくられた動画配信のページです。例えば「小学部向け」は、学校の場所紹介、ものの名前、言葉、体操、リズム遊び、数、生チョコづくりといった内容の動画が約30本。いずれも5分から長くて10分くらいまでにおさめられていて「みんな元気~?」から始まり、手作り教材を使い呼びかけの言葉をはさみながらの「遊び=楽しい学び」になっています。そして、最後に必ずじゃんけんをするのです(「サザエさん」方式)。これ、子どもたち、どんなに楽しみだったことでしょう。「中学部向け」の最後部分は「さがしてみよう!」校内のいろんな部屋(医務室、給食室、音楽室、紙すき室等)にカメラで入って行きながら「××先生はどこかな?」(隠れていた先生が飛び出し手を振る)「ココでした!」となっていて、こちらもわくわく楽しいです。「高等部向け」も、就労へつながる高度な内容が入ってくる部分もありつつの「ううたシリーズ」では「ううた」との掛け合いで進み最後は「あっちむいてホイ」。どの動画も工夫が満載です。

おそらく1本1本シナリオを書いて、何度も先生方で相談やリハーサルをして、本番撮り、編集とされています。初期には、フレームの外へはみ出してしまいがちになる回があるのもほほえましいです(スマホかタブレットで撮影していて、カメラ部分でなく画面を見ているため)。家で過ごす子どもたちのために何かしたいという気持ちがあふれています。子どもたちにとっても、大好きな先生たちが学校を舞台に配信してくれる動画は、どんなによくできた市販の教育動画より何10倍も嬉しかったにちがいありません。

こんな素晴らしい動画を自分たちでつくりアップなさった先生たちに、私からお伝えすることなどあるのだろうか…という思いもよぎりつつ、よしっ私もがんばるぞと大いに鼓舞され準備、当日を迎えました。
この日は10年に一度と言われた寒波。Webカメラの向こう、窓の外にちらちら舞う雪を眺めながらの研修となりました。今回が前半、2週間後に後半をします。

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オンライン授業@京都府立医科大学附属病院


1月20日、京都府立医科大学附属病院の院内学級と繋げてオンライン授業をしました。チャイルド・ケモ・ハウス(愛称:チャイケモ)の井上さん(保育士さん)も一緒です。治療や投薬、体調の都合で途中入り抜けありながら、小学1~5年生が、ひとりはご自宅から、参加してくれました。病状に因りうまくタップできなかったり言葉の表出に時間を要しても繰り返しチャレンジしたり、笑顔がこぼれたり、どの子も夢中でつくっている様子が画面越しに伝わってきます。このまま続けて1週間ほど貸し出すので、各自のペースでつくってもらえます。どんな作品ができあがるか楽しみです。

公益財団法人チャイルド・ケモ・サポート基金
重い病気をもつ子どもたちや家族をサポートする活動を行っている。( NPO法人チャイルド・ケモ・ハウスは、2022年9月より公益財団法人チャイルド・ケモ・サポート基金に統合されました )

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「ピッケのつくるえほん」ワークショップ@羽田保育園(豊橋)



1月16日、羽田八幡宮の参道沿いにある保育園で絵本づくりをしました。外国人集住地区でのワークショップをご一緒している伊藤孝良さんが園長先生をなさっているご縁です。年長さん2クラスを午前と午後それぞれ1時間半ずつ全3日間の予定で、その2日目でした。初回から3か月空いてしまったので仕切り直し。今回と次回とで、園生活での嬉しかったこと楽しかったことをお話にしてもらいます。音楽会で叩いた大きな和太鼓、秋のどんぐり拾い、遠足のとき雪が舞ったこと(温暖な豊橋は滅多に雪が降らないそう)。「あさ保育園へ行きます」から始まったものの園生活とは関係ない先へ向かっているお話もありますが、まぁそれも良しで。来月の録音が楽しみです。

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美大でゲスト講義


12月19日、嵯峨美術大学(内田隆寿先生)でゲスト講義の2回目でした(全2回)。頂いたお題は「社会教育」。家庭、学校や園、地域の3つが緩やかにつながった社会全体で子どもを育む、教育は次世代へのギフト(贈与)、広い視野で視線は遠くへ、という話をしました。リアクションペーパーを読むと、届いたと伝わってきて嬉しいです。

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オンライン授業と「おへやでピッケ」@京大附属病院院内学級、京都市立病院院内学級


先週オンライン授業を行った京大附属病院院内学級、京都市立病院院内学級から iPadが戻ってきたので、チャイルド・ケモ・ハウス(愛称:チャイケモ)へ出かけてきました。ハウス入り口のドネーションツリーは、ひとつひとつ寄付者のお名前が記されたオーナメントに彩られクリスマスの装いです。

iPadから絵本データを取り出し、動画に書き出し展開図を出力、チャイケモの皆さんと一緒に製本しました。旅行や冒険のお話、クリスマスを家族で過ごすお話、学校での音楽発表会のお話、はじめての雪あそびのお話、どれも丁寧につくり込まれていています。力作ばかりで、つい作業の手を止めつつ。数名は録音にも挑戦していて、落下音などを声以外の方法で工夫した作品もありました。

小学4年生の女の子は昨年10月にも参加していて今回で2回目。長期におよぶ治療をがんばっています。素敵な旅行話を聞かせてくれました。

コロナ拡大期には週末の外泊は禁止でしたが、今は病状によっては可能だそう。今週末ご家族と過ごせるとよいですね。

終わって外へ出ると、クリスマスのイルミネーションが瞬いていました。

公益財団法人チャイルド・ケモ・サポート基金
重い病気をもつ子どもたちや家族をサポートする活動を行っている。( NPO法人チャイルド・ケモ・ハウスは、発展的解散の手続きを経て、2022年9月より公益財団法人チャイルド・ケモ・サポート基金に統合されました )

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美大でゲスト講義


12月19日、嵯峨美術大学(内田隆寿先生)でゲスト講義の初回でした(全2回)。頂いたお題「社会教育」の切り口で。美大ですし受講者に教育方面へ進む学生さんはいないとのことで、自己紹介のところにピッケ以前を含めて、大昔につくった3DCGanimeも入れてみました。授業後まで残った学生さんが、CGやアプリ開発の言語、将来の進路など色々話してくれて「来週も楽しみです」と言ってくれて、私も楽しみです。

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大学でゲスト講義


愛知淑徳大学 福祉貢献学部(井上知香先生)でゲスト講義を担当しました。
この春から保育士になる4年生対象とお聞きしていたので、幼児教育の事例紹介をメインとし「デジタルを『創る』に、なかでも言葉の『創る』に使いましょう」というお話をしました。30分ほど設けた体験時間で学生さんたちがつくったのは、雨の日が楽しみになるお話、眠りにつく前に「ねえねえ、きょうね」と楽しかった一日をふりかえるお話、保育実習で出会った眼鏡を嫌がる男の子のためにつくったお話など。子どもへ向ける眼差しがあたたかく発想もやわらかです。

後半では、外国ルーツの子どもたちの現状や課題について伝えました。在留外国人数全体でみると東京都が最多ですが、「日本語指導が必要な外国籍の子ども」となると愛知県が飛び抜けての1位で、2位の神奈川の2倍にものぼります。グラフを示すと、ほぼ全員が「知らなかった」と驚いていました。そうなる理由は、東京は単身で来日する外国人が多いのに対し、愛知は家族を伴っての来日が多いためです。日本で生まれ育っていても家庭では母語のみで、小学校就学ではじめて日本語を使う場合も多く、母語・日本語ともが中途半端となりがちです。そのため本領を発揮できずにいる子どもたちも多いのです。就職なさる園で外国籍の子どもと接する学生さんもおそらくあることでしょう。

井上知香さんと保育や幼児教育におけるデジタルの使いどころやあれこれを、ゆっくり話せたのも有意義で、またご一緒するのが楽しみです。

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女子大でゲスト講義


鎌倉女子大学で2日間に渡りゲスト講義でした。まず10月31日は「建学の精神実践講座」という畏れ多い枠での2年生の講座。11月2日は児童学科の1年生(梨本加菜先生)。両日とも、将来は幼稚園教諭、保育士、小学校教諭を目指す学生さんたちが対象です。「創る」なかでも言葉の「創る」である「お話づくり」を幼少期に楽しい活動として届けましょう、そこにICTを使いましょう、というお話をし、短い時間でしたが絵本づくりも体験してもらいました。

児童学科1年生の受講後のコメントが届きました。「デジタルは子どもに悪影響を及ぼすと思っていた」「自分の子どもにも使わせないつもりだった」や「デジタル反対派だった」という複数人の学生さんたちが、受講して考えが変わった、デジタルを言葉の創るに使ってみたいと書いてくれています。担当した甲斐がありました。

講義後は、鎌倉をご案内頂きました。手配してくださったタクシーで鶴岡ミュージアム大河ドラマ館へ駆け込み、続いて、すっかり日が落ちた細路を辿り、足元を懐中電灯で照らして頂きながら石段を登って法華堂跡(北条義時のお墓)へ。暗闇にARで浮かび上がらせた今はなき御堂を探訪しました。空に三日月、かすかな虫の音の静寂、背後に何かの気配もあり、中世へとワープしそう。「鎌倉殿の13人」ファンの私はワクワクし通しでした。

キャンパス内には里山やビオトープが在り、澄みきった空に鳥の声が響いて一瞬どこにいるのか忘れます。この日は会えませんでしたがリスもいるそうです。

昔、大学のキャラクター「みどりさん」をデザインおよび制作したことがあり、その時も、リスの「ミラクル」を相棒に配したのです。そんな御縁ある鎌倉女子大学で講義をさせて頂けて幸せでした。

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「ピッケのつくるえほん」参観と研修@芦屋市精道こども園


芦屋市精道こども園へ年長さんクラスでの絵本づくりを参観に出かけてきました。2019年度の試用に始まり、芦屋市のこども園、保育園、保育所にピッケが正式導入されて3年目となります。

精道へは新しい園舎になってから初めての訪問。床や建具、子どもたちの机にも木材が使われていて、廊下も教室も広く開放感があります。ご案内いただきながら、展示物や掲示物等が素晴らしくてつい足をとめてしまいました。
例えば、運動会の玉入れ。「雨パワー」青色チーム 対「雷パワー」黄色チーム。

テラスの畑で育て収穫したお芋、教室の壁面には紙工作、その脇には関連絵本が置かれ、園庭では、お芋の蔓で汽車ごっこや縄跳びをしています。

秋は、運動会や芋掘りの他、バス遠足で昆虫館へ出かけ、ネッツトヨタを見学、中央公園で秋を見つけたりと楽しいことがいっぱいあったそう。
なかでも、市役所のビオトープのメダカを園で育てたのが、子どもたちにとって最も大きな体験で、メダカのことを知りたいと、ミナミメダカは絶滅危惧種であることや産卵時期などを自分たちで調べ先生に教えてくれたのだそうです。名前もいくつかの候補から総選挙で決定。「あしやのめだか」だから「あしゃめちゃん」。

その「あしゃめちゃん」のお話をピッケでつくってくれました。2人一組で相談しながらの制作。子どもたちの中で豊かな実体験とファンタジーが融合しています。
あしゃめちゃんが、思い思いの場所へ出かけます。プール(「水がいっぱい」を青い積木をびっしり並べて)でボールに当たって痛いあしゃめちゃん、鉄橋を渡るあしゃめちゃん。左下は、舞う草で強風を表現しています。

芦屋温泉で石鹸が眼に入って涙が出たり(右はウナギ)。

担任の先生は、子どもたちの気付きを待ち子どもたちに任せる進行をなさっていて(もちろん入念な準備をした上で)、おかげでそれぞれの子どもがリラックスしてファンタジー世界であそべる場になっていました。何組かのペアはすでに録音も始めていて、完成が楽しみです。

午後は、園内外の保育士の先生方への研修を行いました。でも、むしろ私が学ばせてもらうことばかりだなと回を重ねる度に思います。

昨年度の様子が、芦屋市広報番組「あしやトライあんぐる」の特集「21世紀型スキルの育成~精道こども園でのICT活用~」で紹介されています。

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