すっかり秋ですね。
「教科書に載った小説」佐藤雅彦編 を読みました。
国語の教科書に掲載された小説12篇が収められています。
これが面白いのです。
ひょっとしたら私の使った教科書に載っていた作品もあるのかもしれませんが、「読まされ」て面白さに気づかず過ぎたのでしょう。それぞれの教科書を作った選者によって選ばれ、時を経て、この本の編者によって選ばれ、2つのフィルターを通って届いたということですね。
なかに「絵本」と題された、胸にせまる作品があります。
ある日小包で「ももたろう」の絵本が届く。中には12年前に亡くなった畏敬の友からの一通の手紙が入っていた。死を間近に控え、友の未だ見ぬ未来の子どもへ、1冊の絵本を贈ろうと計画し託した絵本。
作者、松下竜一のおそらく実話なのではないかと感じました。
他にも、とんかつ、絵本、少年の夏、父の列車、雛…など、珠玉のつまった1冊です。
編者佐藤雅彦さんHPの紹介文は こちら>>
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夏前に買った2つのデジタルガジェット。iPhoneとPoken。
携帯電話は、渋々持つという感じでたいして興味もなかったのですが、iPhoneはどうしても欲しくなり買ってしまいました。
電話もできて(ということを忘れるくらい)、実験的オモチャで、モバイルPCです。 楽しいアプリがたくさんあります。 ピッケのmovieを作ってくださった(撮影、編集、音楽も)Conitの中島敦さんがつくられた Melody Bellも、大好きなiPhoneアプリのひとつです。
そして最近いちばん驚いたのは、セカイカメラ!
iPhone を街や物にかざすと、エアタグが浮かび上がります。近未来の世界をのぞき見ているようです。
とはいえ、ゲームを元々あまりしないので、基本は、ユーティリティ系アプリを使っています。
8月に福岡へ行ったときは、天神で迷子になってしまい、iPhoneのGPS機能のおかげでホテルまで戻れました。
もう少し使いこなして、iPhoneとPCのデータを極力クラウド化して同期したいなと思っています。そうできると、重いPCを持ち歩くことが少なくてすみそうです。
iPhoneは携帯電話とは在り方がまるで違います。 新しい試みが、iPhoneをプラットフォームに登場するので、そこが何より楽しいです。
電子名刺のPOKEN。
6月に買って以来、私の生活圏にユーザーいなくて、実はまったく使っていませんでした。先日Twitter関連の集まりに出たので、はじめて利用。
紙の名刺から、テキストを拾って打たなくていいので、ぐんと楽です。
かなりのデジタル音痴のハード音痴なので、面白そう!と買ってはみたものの、いざ使うとなると、初歩的なところで毎度つまずいています。 リアルやTwitter上で教えてもらいながら、えっちらほっちら遊んでいます。
以前このブログ上で、「お仕事しました」報告をした
鎌倉女子大学のキャラクター、みどりさんとミラクルが
車中の吊広告に登場しているそう。
友人が早朝通勤の東横線で撮ってくれました。アリガトウ!
沿線にお住まいの方、見かけたら、ぜひチェックしてみてくださいね。
みどりさんとミラクルが登場するWebサイトは こちら>>
小学4年生作の絵本作品が「コンピュータおばあちゃんの会」の皆さんに贈られました。15年前の設立時から異世代交流に取り組んでこられたとのこと。 素敵な会に出会えて、ピッケにとっても 「シニアと子どもが一緒にいる場をつくりたい」の、うれしい最初の1歩となりました。
架け橋となってくださったのは、昨年まで教壇に立たれていた元図工の先生です。さらに交流を続けていかれるとのこと。 私もとても楽しみにしています。
「コンピュータおばあちゃんの会」ホームページは こちら>>
今年80歳になられる会の代表、大川加世子さんが作られています。
※注意 音がします
「ピッケのつくるえほん(PeKay’s Little Author)」は、Facebookアプリケーションとしてリリースされています。
Facebookというのは、世界でもっとも利用されているSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)です。日本では mixiが有名ですね。
ユーザー数はどんどん増えていて、3億人を超えたそうです。それって、ほとんど「国家」です。専用アプリケーションも、35万個以上もあります。(そんなに多いことは、今これを書くために調べて、はじめて知りました)
で、半ば信じられないのですが、PeKay’s Little Author が、Featured By Facebook(Facebook注目のアプリケーション)として紹介されています。 Facebook自身が全アプリの中から選んだ、たった39個の中に。
PeKay以外の38個は、ユーザー数も何100万とか何10万の有名アプリで、よくぞそこへPeKayを並べてくださいました。
地味なアプリだし、絵のテイストも、どこから見ても The「日本」なので、欧米や諸外国で受け入れられるだろうか…と心配でしたが、少なくともFacebookの方は認めてくださったということ。 嬉しいなぁ~。
どうも半信半疑で、1日で消えちゃうのかもと、ここへ書けずにいたのですが、紹介されていると気付いて今日で3日目。消えてないので。(39個の中での表示順はリロードのたび変わりますが、39個はFix)
全部門アプリ35万個以上の中から、39個がFeatureされています↑
教育部門アプリの中から、2個がFeatureされています↑
これを機に、いろんな国のたくさんの人に知ってもらって、PeKayでおはなしづくりしてもらえるよう願っています。
娘さんの6歳の誕生日に、「ピッケのつくるえほん」でオリジナル絵本をつくってくださいました。
みみちゃんをナビゲータに多層構造になっています、スゴイです。
ママからのお祝いメッセージ。
さらに感心したのがこのページ。
おうちの中に隠したプレゼントを探すヒント。 絵本が、宝探しの入り口になっています。
そして「絵本を振るとすてきな夢が見られるヨ」。絵本自体が魔法のアイテムになったのですね!ママの言葉で。
おはなしの世界と、現実の世界がつながって、なんて楽しい仕掛けでしょう。 ママならではの素敵なお誕生日プレゼントですね。
素晴らしい使い方をしてくださり、それをブログで紹介してくださって、とてもとても嬉しいです。
プレゼントされた娘さん、「ピッケの夢みれるかな」って、眼をつぶって何度も絵本を振っていたそうです。
嬉しいなぁ~。
ご紹介くださったブログページの記事は こちら >>
126(9/1)号のスペシャルインタビューは、Dick Brunaさん。 表紙はうさこちゃん。(別名ミッフィー。でも私にとっては「うさこちゃん」)
インタビューの中の、印象的な箇所。
戦時中、ナチスから逃れるため4年間、人目を避け芸術に触れることなく暮らした。 その後、ロンドンで1年、パリで1年を過ごした。 街に芸術があふれ、ジュージュー音を立てて泡立っていた。初めて目にするものばかり! その色と線に酔っぱらい、こう言われた気がした。 私は絵を描かなければいけない!
122(7/1)号は、Eric Carle さんの特集でした。 そこにも、
子ども時代で思い出されるのは、灰色と茶色=色の無い世界。カラフルな作品は、戦時中に育った自身の経験を癒しているのかもしれない。 とありました。
素晴らしい作品を今も描き続けるおふたりに、共通して、抑圧された経験を経てこその表現への想いがあるのですね。
補足:
THE BIG ISSUE(ビッグイシュー)は、300円のうち160円がそのまま販売者(ホームレスの方)の収入になります。記事も良質です。