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ブログを引越しました


2007年9月21日にはじめたこの「ピッケのおうち」ブログ。長くお世話になったココログ(8年ちかく、ありがとうございました!)から自分のドメイン pekay.jpの下へ移しました。
この5年ほど、つい投稿が手軽なFacebookへアップしがちになっていました。でも、Facebookは流れていってしまい残りません。自分のコンテンツを手元にアーカイブして活かしたい。そこで思い切って全引越し。FBやmixi(10年以上前…)への投稿のみで済ませていた過去記事も、自分の整理のためにおいおいコピーしてくるつもりです。今後は WordPressで運用します。FBには劣るもののモバイルからの投稿もしやすくなるし、これからはすこしマメに投稿しますね!(きっと)

「ピッケとがーこ」3話目のシーン

切る貼るつくる箱の本 ~BOX&NEEDLEの工夫を楽しむ箱づくり


久しぶりの自宅で過ごす週末。窓の外は小雨。
二子玉川のBOX&NEEDLEは、外からショーウィンドウを眺めるだけでも心ときめきます。そのときめきを手にとり何度でも楽しめるのが、この1冊。
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貼箱のつくり方が工程ごとの写真とともに丁寧に紹介されています。とてもわかりやすいのは、筆者の大西景子さん自身がワークショップ等で自ら教えているからでしょうか。端紙を利用したアイディアも楽しくて、気軽なここからまずちょっと作ってみたくなりました。家業の貼箱のみにとどまらず、世界の紙づくり=文化の伝承や日本の伝統産業全体にまで想いを馳せ、新しい風を入れながら未来へ繋ぎ広げていこうとする志が気持ち良いです。中味も見た目もとても美しい本です。

「ピッケのつくるえほん」ワークショップ @アップ教育企画「こども館」


3月31日、西宮北口にあるアップ教育企画「こども館」で、春期保育プログラムとして絵本づくりをしてきました。昨年12月にイベントとして実施したのがキャンセル待ちの好評であったとのことで、再び呼んでいただきました。今回は、未就学児対象と小学生対象の2つのクラスで行いました。

6歳のお兄ちゃんゆうせいくんが作った妹のゆりかちゃんへ贈る絵本を紹介しますね。

「おなかいっぱいしあわせ」ゆうせいくん(6歳)作
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主人公のカメが妹さんです。

ゆりかが ねています。 「あわわわわ、わっ!」
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「やったー。 おいしそうな バナナとケーキ」
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「こんなにいっぱい しあわせー」
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お皿の上に並んでいるのは、ゆりかちゃんの好きな食べ物。
「これは食べられる」「これはまだ食べられない」と、1歳のゆりかちゃんが食べられるものを選んで並べていました。
ケーキのろうそくは1歳なので1本です。

「らん、らっららん。 あ、にいに。 いっしょにたべよう」
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4見開き目で登場するカエルがゆうせいくんです。

ぎっこん ばったん。 「みんな じょうずじょうず」
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続いて登場する見守るウサギがお母さん。シーソーに乗ったら、妹さんの方が重たくて、びっくりなのだそう。いっぱい食べたからなのでしょうか。

「ゆりか ここまでおいでー」「まって まって」
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ジャングルジムのてっぺんにいるゆうせいくんのところまで、ゆりかちゃんが登ろうとしています。普段も一所懸命、ゆうせいくんを追いかけてくるのだそうです。
さいごに登場したクマがお父さんです。最初はサルを出してみて、ちょっとイメージとちがうなと検討しクマを選び直していました。

「にいに だいすき」
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裏表紙では、仲良く風船につかまって空をお散歩。

妹さんのことが大好きで、大事に大事にこだわって作っていました。お母様も、ゆうせいくんのアイディアを尊重し、楽しみながら横で見守っていらっしゃいました。

小学生クラスでは、さっきまで大騒ぎで走り回っていた子どもたちが、シーンと静まり集中して作っている様子に、スタッフの皆さんが驚かれていました。

アップ教育企画さんとは、今後もご一緒させていただきます。
募集が始まりましたら、またFaceBookページ「PeKay」でもご案内させていただきますね。

「ピッケのつくるえほん」ワークショップ @豊橋こども未来館ここにこ


3月23日月曜日、はじめて愛知県の豊橋市でピッケのワークショップをしました。
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豊橋市の小学校の3学期修了式の日であることが後になって判明、未就学児ばかりとなりました。そんな中、お隣の浜松市から、小学4年生が1名参加してくれました。浜松は先週半ばからすでに春休みなのだそうです。一方、参加したくて保育園を休んで来たという方もあり、ご参加いただいた方には楽しんでいただけたようでした。
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作品を2本、movieで紹介します。
「おたまじゃくしの1にち」そらちゃん(7歳)作

「おしろがこまることに!」 じゅりちゃん(5歳)作

作りたい物語があり、どんどん作っていました。さいごの4見開き目で何もない景色が広がる夕暮のシーンで終わるところなど、とても5歳とは思えません。おそらく日頃から絵本や本が大好きで、たくさんの物語の中で遊んでいるのでしょう。

今回は学校のある平日となってしまったこともあり、反響も関心も今ひとつわからずでした。少し先になりますが、お正月頃小学校のお休みのときにもう一度してみようと思っています。

写真を、「FacebookページPeKay」でご覧いただけます。

「ピッケのつくるえほん」ワークショップ @文京区立大原地域活動センター


3月21日土曜日、文京区でワークショップをしてきました。2012年と2013年にも、シニアNPOの方を講師にピッケの絵本づくりワークショップを開催してくださっていて、嬉しいことに今回は、私自身が講師としてお招きいただきました。昨年に続いて2回目です。
場所は新しくできた大原地域活動センター。住宅地の中にあり、地域の皆さんが気軽に立ち寄る交流の場となるそうです。隣接の公園もオープンを待つばかりとなっていました。
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会場のしつらえは、すべてタップタップラボの皆さんが丁寧に準備してくださいました。
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スタート前の待ち時間に遊べるようにと、厚紙+フィルムで工夫したペパドルまで用意されていました。
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午前の回は4~6歳、4歳の子が大半で、とても賑やかでした。おばあちゃん、パパ、妹、弟、それぞれ贈る相手を決めてつくります。
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発表会のあと「気にいった絵本ができましたか」と尋ねると、「うん!!」「すーごく気にいった!」ひとりが飛び跳ねはじめると次々に伝播、全員がジャンピングで嬉しさ表現してくれました。

午後は5~11歳。見学予定だった3歳の男の子も飛び入り参加。あきるところまでのつもりでしたが、録音時の操作だけはお母さんに補佐してもらったものの、お話はひとりで作りきり、さいごの発表会までお兄さんお姉さんたちと一緒に参加できました。(スクリーンで上映されているのは、11歳女児作「旅」の裏表紙。旅を続けてきて夜になったので切株の上で寝ているところ)
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保育園の友だち同士で参加してくれた年長さん6歳と弟くん3歳。
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姉弟で参加。2年生のお姉さんが5歳の弟さんの面倒をよくみていて、スタッフも手伝いの手を出すのを控え見守ってくれました。
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2年生男児作「くだもののき」
かえるくんが きにのぼってしまって おりれなくなりました。
たすけようとしたかめくんも きにのぼって おりれなくなってしまいました。
またまたたすけようとしたりすくんも きにのぼって おりれなくなってしまいました。
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消防車がたすけてくれて かえるくんたちは助かりました。そしてくだものも いっぱい食べられるようになりました。

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2年生男児作「ツチノコ」
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1年生女児作「おひるのおばけのパーティ」
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6歳女児作「いっしょに あそぼ!!」
あーさかさになっちゃったぁー

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ふぅー もどったぁ~
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4歳女児作「おいわいかい」
くまちゃんがおうちに(を)出てから公園に行って、お母さんが「帰るよ」って言ったら、くまちゃんは「やだ」って言ったら、「お母さんは先に帰るから ひとりでずっとそこに居なさい」って言ったら、お母さんが帰ったら、くまちゃんはひとりぼっちで泣いて、ひとりでおうちに帰りました。
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それからおいわいかいに行って じょうずに踊れました。

3歳男児作「みんななかよし」

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6歳の男児の作品をmovieで紹介します。
「だいすき」
そうまくん(6歳)作
(※ 表紙には音声が入っていません )

文京区とはなにかとご縁があり、その様々なシーンで、コミュニティの層の厚さを感じます。神戸から遠くて私自身が頻繁に伺うことはかないませんが、これからもピッケで、文京区の地域コミュニティづくりに関わらせていただけると嬉しいなと願っています。

写真を、Facebookページ「PeKay」でご覧いただけます。

追記:
数日後、区のご担当者が知らせてくださった後日談:
「参加してくれた小学生の男の子が、作ったミニ絵本をランドセルに大事にしまっていて、近所のコミュニティカフェで友達にプチ自慢してましたよ」
嬉しいなぁー。

おでかけピッケ@大阪府立病院機構大阪母子医療センター


チャイルド・ケモ・ハウス(愛称:チャイケモ)於保さんと一緒に、大阪府立病院機構大阪母子医療センターへ行ってきました。小さい子が多いので、パペットのピッケも連れて。絵本は春を待つ気持ちで「はなをくんくん」。体調によって個室で作ったり発声のむずかしい子はお話テキストを入れたり。思い思いに楽しんでくれました。ご希望される病院関係者の方がいらっしゃいましたらお気軽にご連絡ください。
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※ iPadの提供(2014年度)は、iOSコンソーシアムの文教チームによるものです。

チャイルド・ケモ・ハウス
2013 年4月神戸に開設された国内初の小児がん専門治療施設。患児家族らにより設立、運営されている。医師のいる診療所と患児が家族とともに暮らせる住居がひとつの建物内にあり、家族一緒に暮らしながら治療を受けることができる。

「ピッケのつくるえほん」ワークショップ @エリアベネッセ青山


2月15日(日曜日)、エリアベネッセ青山でワークショップをしてきました。お招きいただくのは、昨年11月のオープン時に続いて2回目です。
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天井が高く広々としていてくつろげます。
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今回は、午前、午後、それぞれ1時間半ずつ。10人全員の上映会を優先したかったので、紙の絵本を製本するところは、展開図を持ち帰っていただきご自宅でお願いすることにしました。

3、4歳~未就学の子が多く、表紙の文字入れや録音は保護者の方にもお手伝いいただき、にぎやかな時間となりました。

デジタル積木を組合わせて、もくもくと作っています。
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兄妹で、ときどきできたところまで見せ合いっこをしながら。
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発表会は、午前はiPadを手持ちで、午後はプロジェクタの大画面で行いました。どちらの回でも、みんな食い入るようにみています。
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周りで見守る保護者の方たちからも拍手が起こりました。

作品をご紹介しますね。
6歳の女の子 I ちゃんの「おさんぽ」と題したおはなしです。

今日はみみちゃんのお誕生日
おともだちが 集まってきました。

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みんなでお散歩をしました。

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雨が降ってもお散歩をしました。
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今日はみみちゃんと I(自分の名前)のお誕生日。
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「雨が降っても」お散歩をした、というのと、裏表紙の「今日はみみちゃんと I のお誕生日」というところが、特に気に入りました。実は、ワークショップ当日2月15日が I ちゃんの6歳の誕生日だったのです。I ちゃん、6歳のおたんじょうび、おめでとう!

3歳の男の子は、1歳の妹のための絵本をつくりました。お母さんにも手伝ってもらいながら完成。発表会では妹さんも、お兄ちゃんの作品を一所懸命に観てくれていました。

エリアベネッセ青山は、全国に500店舗展開予定の「会えるベネッセ」その拠点となる1号店。ゆったりしたオープンスペースで、ベネッセの各種教材を実際に試すことができ、専門スタッフに留学や進路の相談までできるそうです(事前予約要)。先日2/7には、原田泳幸会長兼社長による新商品「BenePa(ベネパ)」の記者発表会も、ここを会場に開催されていました。アクセスは、表参道駅から徒歩5分。246沿い青山学院大学向かいのOVALビル1階。青山ブックセンターもすぐそこの便利な場所です。さまざまなワークショップやセミナーが開かれているので、Webサイトも要チェックですよ。

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写真を、Facebookページ「PeKay」でご覧いただけます。

おでかけピッケ@阪大病院院内学級


チャイルド・ケモ・ハウス(愛称:チャイケモ)於保さんと2人で、大阪大学附属病院の分教室へ出かけてきました。小学部と中学部の合同授業として2コマ90分、9人の子どもたちと絵本づくりをしました。
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昨年参加してくれた中学生男児は、退院して今は通院治療中。院内学級の先生に「入院中いちばん楽しかったのは絵本づくりだった、今も大事にとっている」と話してくれたそうです。また、できあがった絵本をお母さんに見せてあげたところ「へぇこんなこと考えてるんだ」と言われたとのこと。(恋の三角関係のお話でした。照れて録音は省略)
もうずいぶん経つのに。嬉しいです。

小学1年生の女児の作品タイトルは「りんごのとりあい」。うっきーが公園の木にのぼって1ケだけとってきたりんごをひとりで食べようとして、がーこと取り合いに。さいごは、仲良く半分個にしました。
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それぞれ製本、録音をして、発表OKの子の作品をモニタで上映。少ししんどくて病室でつくって発表会に参加してくれた子もいました。日頃は中学生の参加は少ないのですが、今日は中学生男児4人が、とても熱心に秀作を仕上げてくれました。
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子どもたちにとって、お話を作ること自体が楽しいのはもちろん、絵や言葉でお話をつくることで、長い入院生活で知らず知らずたまった様々な気持ちを解放することができます。ご父兄にとっても、子どもさんの心の内を垣間見ることができます。
治療でたいへんな思いしている入院中だからこそ、楽しい体験をさせてあげたい。チャイケモ・クリニック楠木院長先生やチャイケモの皆さんが進めてこられた活動を、わずかながらお手伝いしています。チャイケモのアートディレクター於保さんと私とでiPadを持って伺いますので、ご希望ありましたらお気軽にご連絡ください。

※ 2014年度のiPadの提供は、iOSコンソーシアムの文教チームによるものです。

チャイルド・ケモ・ハウス
2013 年4月神戸に開設された国内初の小児がん専門治療施設。患児家族らにより設立、運営されている。医師のいる診療所と患児が家族とともに暮らせる住居がひとつの建物内にあり、家族一緒に暮らしながら治療を受けることができる。

「ピッケのつくるえほん」ワークショップ@東京大学情報学環・福武ホール ラーニングスタジオ


CollableCAMP、ピッケ(グッド・グリーフ) の3団体協働での障害のある子もない子も一緒に学ぶ場作りのプロジェクト、第5回目を実施しました。

2月1日日曜日、今日も快晴。
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これまでと大きく違うのは、今回はじめて、Collable枠としての発達に凹凸ある子の参加がなかったこと。
3回連続で参加してくれていたTくんは、お母様が本人に参加するかを尋ねたところ「もう僕はやりきったからいい」と答えたそうです。前回(12月開催)のTくんは、制作態度も落ち着いていて、どの工程も誰より早く終わり次にすることもよくわかっていて、でも「皆でするから待ってね」と言うと了解してくれました。作品も、アイディアを生かした本人も納得の出来栄えで、確かに「やりきった」のです。それを自分でわかって自分でどうするかを決めたというのが、Tくんらしく小気味よく明晰です。うれしい反面すこしさびしくもありますが、ひとまず卒業。またいつか気が向いたら参加してくれるでしょうか。いつでも歓迎です。

お父さんお母さんに連れられて、子どもたちが集まってきました。
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自己紹介などに続き、導入アクティビティは、2チームに分かれて、カードを引きお話を繋げていく遊び。今回は、2年生が6名という過半数を占め、1年生が2名、3年、4年、6年が各1名と全体に小さかったせいか、接続詞「ちなみに」は難しかったようです。

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冒頭でする絵本の話は、レオ=レオニの「フレデリック」にしました。「スイミー」が教科書に載っていることは知っていましたが「フレデリック」もなのですね。「あ、知ってるー!」の声がたくさんあがりました。でも未だ習ってはいないそうです。
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操作をすぐに覚えて、1年生もすごい集中力でつくっていきます。隣の子をまねする子が出るときもあるのですが、今回は見せ合いっこはしていても、それぞれ独自路線、自分のアイディアで工夫した凝った作品ばかりとなりました。

表紙の大切さ録音方法など何か話そうとするとき、みんなドドーッと前に押し寄せてきてくれます。前のめり感、真剣さが半端ないです。
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録音はそれぞれ居心地よい場所を見つけて。
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宇宙モノ「太陽光線」のKくん(小2)は、声色を使い分け、宇宙人の声も出していました。
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製本した弟作の絵本を、姉弟いっしょに読んでいるところ。お姉ちゃんと自分とに贈る絵本です。
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贈る相手や気に入ったところ/工夫したところを発表してから上映。感想や質問も。
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鑑賞会。お気に入りの場面を開いたデジタル絵本と製本した紙の絵本を並べておいて、ポストイットでコメントを付けます。皆すごい勢いで次々に書いて貼っていきます。
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はじめての場での緊張からか、スタート前から泣いてしまい発表会でも保護者の方と離れるのがむずかしい女児Kちゃん(小2)がいました。作品のアイディアもその表現もユニークでよくできていて、発表シートやアンケートから自己分析もできていることも読み取れました。おそらく同世代の子より多感であるのでしょう。
別の女児Hちゃん(小4)が、このKちゃんの様子も気にかけ、適度に声がけをしていて、まるで優秀なファシリテータのようでした。Hちゃんは自身の作品や発表がしっかりしているだけでなく、制作中も自然に周りの子たちに話しかけ、発表会での質問や感想も積極的で、抜群の人間力を発揮していました。
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子どもたちの作品からいくつかご紹介しますね。

「カエルのたまご」 小2男児作

そのとき水から光が現れて、おたまじゃくしがかえるになりました。
ピッケとまんねんさんはすごく驚きました。
すると 水の顔が消えました。
そして おたまじゃくしがかえるになりました。
そのあとに 卵がかえりそうになりました。

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「嵐の夜」 小2女児作

ところが 帰るときあたりは暗くなり、おばけが降りてきました。
しかし3人は気づかずに帰っていきました。

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ところが、うっきーとピッケが帰ったあと
あたりは急に真っ暗になり、夜のようになりました。
すると おばけがとりついたせいか、みみちゃんちのところだけ嵐が起こりました。
きっと ピッケのところもうっきーのところもそうでしょう。

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「誰だって夢がある」 小3女児作
「ある日かえるくんは、自分にはどんな夢があるのだろうと思い、いろんな動物たちに聞いてみることにしました」で始まり、友だちを順番に訪ねていきます。
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「ピッケの海遊び」 小2男児作
「よし みんなで泳ぐぞ」「わっせ」
「うぐうぐ ぱっ、うぐうぐ ぱっ、うぐうぐ ぱっ」
「やったー 僕が1位」「おーい 待て待て待てー! 僕が2位だ」「僕3位」「私4位」
「わぁ みんないいな」海で遊んでるカニさんが言いました。
1位はカメさん、2位はハムスター、3位はピッケ、4位はリスさんでした。

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別のピッケが寝ているシーンでは、「ぐーすーぴー」と入っています。そして裏表紙。
「***(自分の名前)作。出てくるのは、カメ、ハムスター、ピッケ、リスさんです」
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「不思議な夢」 小6女児作
発表会で「さすが6年生!」の声があがった作品。無地の単色しかできないはずの表紙をどう工夫したのかとみんな興味津々。ストーリーも単なる夢落ちで終えずに、最後のシーンを、玄関のチャイムが鳴って夢に出てきた友だちが来てくれたとして、続く裏表紙には、その友だちと遊ぶ現実のシーンをもってきていました。
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今回で全5回が終了して、一区切り。
毎回、新しい作品と子どもたちに出会い、作品が生まれる瞬間に立ち会わせてもらえて、ほんとに贅沢なことだなぁと思います。
来年度は、実施場所や体制などは変わるかもしれませんが、とにかくこの三者で続けようということだけ決めています。今年度内はあえて変えずに同じにしていた、お話づくりへの助走としてのアクティビティのカード遊びも、来年度は違うやり方にしてみようかと思っています。
ぜひご参加くださいね!

写真を、Facebookページ「PeKay」でご覧いただけます。

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