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オンラインでピッケ


2月をさいごに、入院中の子どもたちを訪問できずにいます。感染の心配から、院内学級も閉鎖、外からの来訪者はもちろんのこと家族の付き添いさえ人数や時間を制限され、子どもたちは辛くさびしい思いをしストレスもたまっています。こんな時こそお話づくりの出番なのに・・・と、もどかしくて仕方ありませんでした。代替策を考えようとZoomの環境整備等も進めつつ、病院の状況や医療者に負担かけない導入方法など知りたく、媒介してくれる「人」も渇望していました。

そんな中、認定NPO法人シャイン・オン・キッズさんからタイムリーなご連絡があったのは、4月下旬のこと。シャイン・オン・キッズは、小児がんや重い病気を患っている子どもたちと家族の支援を続けるNPOです。主な活動は、1)病院で「常勤」する「ファシリティドッグ」とそのハンドラーの育成と派遣、2)治療をひとつ乗り越えるたび医療従事者から子どもにビーズが手渡される「ビーズ・オブ・カレッジ」、3)AYA世代対象「キャンプカレッジ」の3本柱。既に首都圏をはじめとする20余の病院と繋がりがあり、導入病院へのヒアリング調査を踏まえ、オンラインで実施するワークショップを急ぎ計画中とのこと。そのひとつとしてピッケも実施したいという嬉しいお問い合わせでした。

翌5月にはオンライン研修もしました。オンラインワークショップでファシリテータを務める予定の大学生さんたちが対象です。

そして昨日。病院内のプレイルームと繋いでオンラインワークショップをすることとなり、初回はまず私が担当しました。ただし今回は子どもたち側にはiPadはなく、私の手元の1台でひとつのお話として仕上げます。身体を動かすアクティビティを冒頭に入れてほしいとのリクエストもありました。時間は30分。さてどうしようかと考えます。

ピッケの顔表情やポーズをまねる導入のあと「皆でお話をつくるよ」と宣言。おはなし絵カードも使いながら「どこへ行きたい? 」と問うと

いちばん人気は海でした。暑いからって(笑)。わかります。

「何で行く?(乗物)」「何しよう?」「誰に会う?」画面越しに聞き取りながら、即興で作画していきます。ウミガメに出会うお話になりました。
題名も皆で考えました。口々に色んなアイディアが出て、統合して「ピッケのうみのぼうけん」に。でも「作者名は?」にはみんな詰まってしまいました。私もスッと思い浮かばず。するとシャイン・オン・キッズのきょうこさんから「***のなかまたち」と助け船。その時はファシリティドッグの愛称かしらと思っていたら、子どもたちが過ごす病棟の略号で子どもたちも馴染んでいる名前だそう。

次は録音。子どもたちの音声をネット経由で録ったとしても音量低く音質も悪くなってしまうし、残り時間もわずかだったので、私がして、完成作品を皆で観ました。
今日の作品は後日、音声入り動画と子どもたち人数分の紙のミニ絵本となり、シャイン・オン・キッズさんから病院へ送られます。

子どもたち楽しかったようで「つくりたい!」と言ってくれて、ほっ・・・次回は、自身もサバイバーの大学生ゆりあさんがファシリテータとなって、子どもたちそれぞれがつくる予定です。

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使用アプリ:  ピッケのつくるえほん for iPad
ピッケに関するお知らせやレポート:  Facebookページ「ピッケ」
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Stay Home のゴールデンウイーク2


コロナ禍となってから、流行りのZoomを試したり、環境を整備せねばとあれこれやってみています。先月はごく内輪でオンラインワークショップもしてみました。
すでにWebカメラが品薄なので、カメラはアプリ(iVCam $9.99) で凌ぐことに。人生初メルカリに登録して iPod touch 6th 中古を購入。仮想サウンドカードとドライバも2つ入れて、Zoom時にカメラ2つを切替できるようにしました。でもそもそも、ビデオ会議中に静止画になったり音声が途切れたりするのです。原因は、光回線の実質速度が下り1ケタMbpsのためでした(上りは400Mbps超)。「IPoEオプション 付けるとよい」とアドバイスを頂き対策完了。

Stay Home で台所に居る時間が増えました。
簡単ミルクゼリー。途中思いつきで黒胡椒を少し挽きかけてみたらマル。ピーナッツをブレンダーにかけてピーナッツバターに。先週はなめらかに仕上がって完食しましたが、今朝のは雑に薄皮ごとにしたからか重くなり過ぎ、ペースト状になる前にバーミックス本体が熱くなってしまって、ここまで。見た目は今ひとつですが、味は薄皮込みの方が濃くて好みでした。

よく散歩をしています。山へ向かうと人少なく、川沿いは結構な人出です。皆さんはどう過ごされていますか。

てらしまちはるさんの修士論文


絵本研究家のてらしまちはる(寺島知春)さんから分厚い修士論文が届きました。
社会の課題をテーマに大人対象でピッケのワークショップを3回も実施し考察なさっています。論文なのだけれど、参加者の心の動きまで伝わってきます。

「オマケです」と一緒に届いたもう1冊は『戦後日本の絵本史研究序説-編集者松居直と149冊の「こどものとも」シリーズから-』。松居直先生といえば、お母様がふと庭を見やりながら「絹こしの雨やなぁ」と呟かれたという先生の幼い日のエピソードを、その優しい語り口と共に思い出します。

Stay Home のゴールデンウイーク1


スーパーで粉類の棚が空になっていますね。我家は幸い、強力粉、薄力粉、全粒粉、ライ麦粉…と粉のストックは充実しています。「何にでも化ける小麦粉は偉大だ」と心の安らぎを覚えていていたら、バターが品切れ。仕方なくバター率50%の品で代用したところ、タルトの中間層=アーモンドクリーム部分が固まらず。あと、HB利用のピザが簡単で感動したけれど、ナンがそれを上回って簡単美味しいです。成形を細長い二等辺三角形にしたほうがそれっぽかったですね。

放置していた庭にタンポポ、雑草扱いでゴミ袋行きにするには余りに可愛くて部屋へ。スミレも。

ピッケのペーパークラフト


「ピッケのおうち」には、おうちのプリンターで作れる紙工作のコーナーがあります。
関節で動く紙人形「ペパドル」を紹介しますね。Flash Player が動作する パソコン(Windows, Mac)からアクセスしてみてください。(スマホやiPadでは動きません)

画面上でぬりえをして

印刷ボタンを押して、名前を入力、印刷するとパーツシートになって出てきます。少し厚手の紙に印刷するのがお薦めです。

全部で3種類。

パーツを切り分けて、関節部分を足割リベットやスナップボタンで留めます。

ごっこ遊びをしたり(写真は、13年前慶応大で開催されたワークショプコレクションで)

コマ撮りアニメをつくったり。(11年前 2009年、立命館小学校1年生。スナップボタンで留めていますね)

こちらのページから、当時の授業の様子や子どもたちの作品をご覧いただけます。>>立命館小学校でピッケの特別授業
パソコン時代のコマ撮りは、クレイタウンというソフトをよく使っていました。今は、iPad があれば、KOMAKOMA が使いやすくてお薦めです。

ハサミ柄の「つくってあそぼう」には少し時間のかかる紙工作が、プレゼント箱の「プレゼント」には気軽な短時間でできるものが入っています。

「つくってあそぼう」のペパクラ

「プレゼント」のがんばるシール&シート

いずれも、ご利用はパソコン(Windows, Mac)で、「Flashを許可」が必要です。Chromeブラウザ、MicrosoftEdgeプラウザそれぞれ下記から許可できます。

当時、パソコンの電源を切っても子どもたちがピッケたちと遊べるようにと作ったものです。つくり方やあそび方もpdf等で置いてあります。ずいぶん昔につくったものですが、もしよろしければ試してみてくださいね。

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「ピッケのおうち」:https://www.pekay.jp/house/
※ 19年前につくった最初のピッケ、親子であそぶWebサイトです。Flash Playerのはいったマウス操作のパソコンで2020年末まで動作します。紙工作もあります。
「ピッケのつくるえほん」:https://www.pekay.jp/pkla/ipad
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長尺の視点をもって今を生きる


ピッケに直接は関係ないかもですが、覚えておきたいので書き留めておきます。

NHK ETV特集「緊急対談 パンデミックが変える世界」主に磯田道史さん発言のメモ。 (収録は3/27,OAは昨日4/4)
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疫病の政治利用がかつてもあった。スペイン風邪の流行時、実態を伝えない情報統制下の参戦国に対して、中立国スペインでは情報を出したため、「スペインで妙な風邪が流行っている、スペイン風邪だ」となった。ペスト流行時には、それを口実に列強が中国に軍隊を送ろうとした。

スペイン風邪(1918-1920年)のまとまった記録が無い。文学作品にもほとんど書かれていない。
与謝野晶子
「盗人を見てから縄をなうというような日本人の便宜主義がこういう場合にも目につきます」
「政府はなぜいち早くこの危険を防止するために…多くの人間の密集する場所の一時的休業を命じなかったのでしょうか」『感冒の床から』

スペイン風邪の時、台湾で力士が感染。演劇人の島村抱月も亡くなる。しかし興行ものは止められることがほとんどない。力士が次々スペイン風邪にかかっても相撲興行は続けられた。今回は無観客観戦。歴史の教訓が生きている。密集の排除と移動の遮断は行わなければならない。

ユヴァル・ノア・ハラリ氏 「この危機の時代に、私たちは重要な2つの選択を迫られている」
1) 全体主義的な監視か市民に力を与えるエンパワメントか。
(中国のように)国家がテクノロジーを駆使し人々の行動を監視し制限すべきか。あるいは(台湾のように)情報の徹底公開で人々の不安を取り除き、市民の自己決定力を高めるのか。
2) 国家主義による孤立かグローバルな連帯か。
パンデミックに対して自国の利害を優先するのか、それとも国際的に連帯して対処するのか。
(Financial Timesより) ( ** のように)部分は朝倉の補記

価値観も変わるかも。今は自由や人権を尊重する価値観。しかし感染者を封じ込めるという点だけにおいてはその価値観では必ずしも抑えきれない現実を見てしまったら…。権威主義国家(法に拠らず人の支配による上からの強い統制と服従により統治する国家)が勝利をおさめたと言い始めた場合、価値観自体が変わる恐れもある。

人類共通の課題が現れた今、新しい形の国の守り方を考えないといけない。かつて19世紀は自国主義。国民国家が近代兵器を使って戦いあった。自衛隊がクルーズ船に入っても感染しなかったのは生物化学兵器に対する備えがあったから。国を守るのは、戦闘機など兵器ばかりとは限らない。例えば最新式のマスク、人工心肺装置など国民を防護できる装備を国家が備える、国民が「税金を払って良かった」と思える国づくりが、21世紀なかば以降の国家のあり方かもしれない。

ウィルス変異はこれまで国家レベルの研究対象だった。しかしゲノム編集さえ可能になったAI時代の今、もっと小さな集団がひょっとするとテロさえ起こしうる。そんな世界を生きなければならない私たちの将来にとって大事なものは何なのか。歴史の教訓からも学びつつ、真剣に、文化、安全保障、価値観といった深いレベルで考えるべき。
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以上、自分の解釈に引き寄せてのメモゆえ不正確です。

「長尺の視点をもつ」はこれまでもピッケで心がけていることではありますが、過去にも未来にも長尺の視点もって今を生きると心したい、価値観を何において生きるかは大事と改めて思っています。

「ピッケのつくるえほん」ワークショップ@せんりひじり幼稚園


3月25日気持ちよい春の日、せんりひじり幼稚園(大阪府豊中市)へ絵本づくりに出かけてきました。

iPadは病院訪問時と同じようにアルコール消毒して持参、手も園の入口で念入り消毒。部屋に入ると、副園長の安達かえで先生が、自ら換気と丁寧な掃除をしてくださっていました。全員がそろうのを待つ間、おはなし絵カードで遊びます。カードを引いて即興でお話づくり。最初は3枚で、次に4枚で。お兄ちゃんが6枚に挑戦すると、弟くんもがんばります。

最初に絵本を贈る相手を決めてもらったところ、卒園でサヨナラになる友だちや春休みに会ういとこへ贈る絵本、仕事で海外に居て帰国できないお父さんに「大好き」を伝える絵本などができました。

子どもたちのお話には「ありがとう」や「大好き」があふれています。

お母さんたちもお互いに仲良しで、終始和気あいあい。活発なPTAの皆さんのための専用の部屋までありました。

ワークショップを終えて、かえで先生とのランチも楽しみです。子どもたちが青空に色とりどりの風船を放つ卒園式の写真があまりに素敵で、どうやって実現なさったのかも含め休園中の様子をあれこれお聴きしました。
保育園は細心の注意を払い対策しながら開く一方で、幼稚園は休園しなくてはなりません。様々な制約ある中で、とにかく子どもたちが日常に近い生活を送れるように、少しでも楽しくと工夫なさっています。まず、1クラスずつ登園し園庭で1時間だけ少人数での保育を行う「青空教室」を行ったそうです。さらに、先生方による歌や手遊び、紙芝居やおもちゃ作り、縄跳びや昆虫太極拳などの動画をkidslyで毎日(!)配信。情報を収集し、状況下でのベストを判断、創意工夫、実行…の日々繰り返し。園庭での卒園式は、想い出映像や挨拶は別途動画配信するなどして内容を縮小し時間を大きく短縮。感染状況の変化に伴い変更を重ね、直前まで話し合い、連絡と準備に奔走、前日に職員皆でブルーシートを敷き当日を迎えたそうです。(卒園式の前日に配信された「副園長の子育て応援通信」3月号「未来を生き抜く力」

来るたびに感じるのは、園の雰囲気がとても「健やか」なこと。かえで先生が、子どもに対しても職員さんに対しても「いいね!やってみて!」で接し、子どもたちも職員さんたちも応援してもらえるとわかっていて、それに応える。信頼と安心があるのだろうと推察します。これだけの大所帯(幼稚園だけでも450人近い園児数)を預かる重圧やいかばかりかと思うのに、いつも笑顔で人間力にも敬服します。本気の遊びの中に学びがある。子どもの主体性を大切にするせんりひじり幼稚園、訪問が毎回たのしみです。

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ご近所やチャイケモでピッケ。星とコーヒー


なんとなく不安な日々が続きますね。ピッケも事前に決まっていた今月の予定は軒並みキャンセルになり、おかげでほぼ地元で過ごしています。今週は、日頃ご一緒している地元コミュニティへ出かけることが続きました。

昨日は近所のいつもお世話になっている皆さんと( 広ーい道場に少人数、念入りな換気と消毒 )。4歳女の子作の裏表紙はサクランボ。録音操作を手伝いながら聴かせてもらったお話のなんて愛らしいこと(役得)。

今日はチャイケモで、闘病中の子どもたちやきょうだい児さん、ご家族とご一緒に、ゆるゆる過ごしてきました(患児さんは居室などエリアはそれぞれ区切って)。寝転がって「星つむぎの村」高橋さん跡部さんによるプラネタリウムのライブ配信を楽しんだあと、絵本づくり。

いつも何か仕掛けてくれる於保さんが、名札を用意してくれていました。

折紙で作ったカブト虫はコマ撮りアニメでmovieに。

カフェにはコーヒーの香り(ふらりカフェ by 日本コーヒーフェスティバル実行委員会)。焙煎から淹れるまでを8歳男児がやりきった一杯の美味しかったこと。

今回はハウス利用者のみに閉じていましたが、感染症が落ち着けば、イベントの日であれば、カフェエリアは外部からも入って頂けます。今日もあれこれ次へのアイディアが飛び交っていました。ピッケもぼちぼちお手伝いします。

生活圏内に、好きな人たちいっぱいの信頼できるコミュニティが在る幸せを、あらためて感じます。家族や血縁とはまた違った距離感、安心、気持ち良さ。おかげで心休まる一日でした。絵本づくりを名目に出かけてますが、与えてもらってるのは私のほうです。

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最初のピッケ「ピッケのおうち」


いちばん最初のピッケは、Webサイト「ピッケのおうち」です。つくり始めたのは2001年。翌2002年より無償公開しています。Flashコンテンツなので、スマホやiPadでは動作せず、マウス操作のパソコン(Win、Mac)またはWinタブレットでのみ動きます。そして、それも今年2020年いっぱいでおしまいになります。

絵本づくりやEテレ「てれび絵本」でピッケに親しんでくれている子どもたちに、最初のピッケに会ってほしくて、【 ピッケの春休み大作戦 その3 】として「ピッケのおうち」を紹介しますね。

ピッケのおうち」のドアをクリックしておうちの中に入ると、ピッケが朝8時に起きて夜8時に眠るまで暮らしています(ピッケの世界の時間はこっちの世界の15倍の速さ)。ピッケと一緒に、かくれんぼ、すごろく、ぬりえ、おえかき、まねっこあそび、えほんをよむ等であそべます。こんな感じです。(movie 1分30秒)

「リズムのもり」では、クマのまあくんやうさぎのみみちゃんたちも登場します。(movie 1分52秒)

「おうち」から「リズムのもり」へ出かけるには「でかけよう」ボタンをクリック。

夕方や夜でもう出かけられない時は、翌日まで待つか、「とけい」ボタンでピッケの世界の時間を進めれば、出かけることができます。

マニュアル不要なほど簡単ですが、ひとつだけ事前準備のお願いです。「ピッケのおうち」へ入るには「Flashを許可」が必要です。WindowsのChromeブラウザでは、URL左の鍵アイコンをクリックし、プルダウンメニューから「許可」を選択します。

MicrosoftEdgeプラウザでは、ジクソーパズル柄をクリックして「一度のみ許可」です。

ブラウザのお薦めはChrome。Microsoft Edge、Internet Explorer でも Flashを許可すれば動作しますが、ピッケたちの動きがビュンビュン高速になってしまうなど、特に「リズムのもり」で想定と異なる動作になります。できれば Chromeブラウザ上で「Flashを許可」して遊んでみてください。またペンや指によるタッチ操作のパソコンやタブレットでは、「リズムのもり」は遊びにくいです。理由は、ドラッグ(マウスを押下げたまま動かす)とホバリング(マウスを押下げずに動かす)に別々のイベントを充てており、後者に依る葉っぱの色替え等が上手くできないためです。

Mac+Safari 環境は確かめられていないのですが、かつてWin版Safariが提供されていた時代には動いていました。

あ、そうだ。F11キーって使っていますか。キーボードの上列に並んでいるFキー(ファンクションキー)。F11キーで全画面表示になります。子どもたちと遊ぶときは、ぜひ全画面表示で。戻すのもF11キーです。

今はパソコンがないご家庭も多いことでしょう。乗り越えねばならない手順もあってちょっと面倒ですが、最初のピッケにぜひ会いに行ってくださいね。

おうちの中に入ってピッケと遊ぶ以外にも、電源を切っても遊べるようにと、紙工作のコーナーもあります。ただしこちらもFlashなので年内まで。また次回ご紹介しますね。

※ FlashコンテンツのためスマホやiPadでは動作しません。マウス操作のパソコン(Win、Mac)でご覧ください。

ピッケの開発経緯等について知りたいと思ってくださる方は、こちらのグッド・グリーフのWebへ >> goodgrief.jp

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「ピッケのおうち」:https://www.pekay.jp/house/
※ 19年前につくった最初のピッケ、親子であそぶWebサイトです。Flash Playerのはいったマウス操作のパソコンで2020年末まで動作します。紙工作もあります。
「ピッケのつくるえほん」:https://www.pekay.jp/pkla/ipad
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「ピッケの春休み大作戦」デジタルはらっぱであそぼう!


感染症対策にともなう休校で、思いもかけず、おうちにこもる長い春休みになりますね。せっかくなので、楽しく過ごしましょう。

【 ピッケの春休み大作戦 その1 】
学校向けWinソフト「ピッケのつくるプレゼンテーション」フル機能を使えるライセンスキー:8390-8096-3704-7890 (有効期限 2020年8月末)
https://www.goodgrief.jp/guest/pekay_haru.pdf
本来は学校向け製品なのですが、ご家庭でもお使いいただけます。

2月27日、ガラ空きの新幹線車中で流れる、突然の全国小中高校休校要請のNEWSテロップに唖然茫然としました。夜道を歩きながら、できることないかなと考えて、翌朝、販売代理店のダイワボウ情報システム株式会社へダメモトでお尋ね。快諾いただき可能となりました。

【 ピッケの春休み大作戦 その2 】
iPadアプリ「ピッケのつくるえほん」3月14日まで370円
iPad の AppStore で「ピッケ」で検索すると見つかります。(iPad専用アプリなのでiPhoneでは動きません)

どちらも、使い方のオンライン講習等ができたらよいのですが、なにぶん零細なので、できることをぼちぼち考えます。

これまでなかなか教育の場にICT導入が進まなかったのが、今回の感染症対策のおかげでフェーズが変わりそうですね。オンライン授業ができる等、社会のインフラとしてICTは不可欠です。今や大企業も加わり多くの企業が台頭してきていますし、そこに私の出番はなくお任せします。
ピッケが子どもたちに伝えたいのは、「創ろう! 遊ぼう!」
せっかくの降ってわいた長い春休み、外へ出ることも制限される中で、子どもたちには、ぜひとも、創ってほしいのです。そこに ICT(デジタル)も使うと、自由度がぐーんと上がります。デジタルのはらっぱは広いよ。工夫次第でいっぱい遊べるよ!

「デジタルはらっぱ」というのは、2010年につくった、自身で開発したオリジナルソフトで子どもたちの創造性を引き出す独自のワークショップを実施している開発者の集まり「デジタルワークショップ開発者組合(仮)」の通称です。だいぶ長いあいだ休眠していてWebももう消えてるのですが、考え方はずっと変わらず。当時の展示の様子 2010年8月 デジタルはらっぱ@3331 Arts Chiyoda >>
この展示の内、ビスケット(粘土のようにプログラミング)、KOMAKOMA(コマ撮りアニメーション)、ピッケのつくるえほん(お話づくり)は、OS等プラットフォームは変わっても今も現役。「リズムのもり」含む「ピッケのおうち」も今年いっぱいまでWeb上で生きてます。ただし「Flashを許可する」を乗り越える必要あり。

と、ここまで書いて気付きました。株式会社グッド・グリーフは、10年前の今日 2010年3月2日に設立しました!
個人事務所「グッド・グリーフ!」を開いたのが2001年で、2010年に法人化したのでした。なぜおなじ法人化するにしても「NPO」でなく「株式会社」にしたかというと、公教育の場に「デジタル × 言葉・物語」を届けたかったから。
個人事務所を開いた2001年から、子どもたちが幸せに生きる一助になりたくてピッケをつくり始めたものの、デジタルへの風当たりの強さをひしひしと感じました。育児や教育の分野では特に。2008年からは各地でお話づくりのワークショップも始めたのですが、たとえ参加費無料であっても、参加してくれるのは、経済的に余裕があり教育熱心な家庭の子どもたちばかり。いちばん届いてほしい層には届きません。その層に届けるには公教育に入るしかないなと考え、株式会社にしたのでした。結局未だにほとんど入れていません。とはいえ、導入してくださっている学校は、意義を理解してくださるところばかりで、すばらしい活用をなさっています。

子どもたちに幸せに生きてほしい。ICTと幸せな出会いをしてほしい。言葉と物語の創造・表現活動を通して、子どもたちの心に安全基地を育てたい。かれこれ20年同じこと言って同じことしています。しつこく続けるのが、私のほぼ唯一の取柄なので、これからも続けます。でも、奉仕や自己犠牲の精神からではありません。なにより自分が楽しいのです。子どもたちが幸せに生きる社会は自身が住みたい社会でもあります。いつも応援してくれる友人、開発仲間、学校や企業の皆様、ピッケで遊びピッケを巣立っていった子どもたち、ありがとうございます!これからもどうぞよろしく。

2020年3月2日 感謝をこめて 朝倉民枝

ピッケの開発経緯等について知りたいと思ってくださる方は、こちらのグッド・グリーフのWebへ >> goodgrief.jp

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「ピッケのおうち」:https://www.pekay.jp/house/
※ 19年前につくった最初のピッケ、親子であそぶWebサイトです。Flash Playerのはいったマウス操作のパソコンで動作。紙工作もあります。
「ピッケのつくるえほん」:https://www.pekay.jp/pkla/ipad
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<子どもたちの「創る」にお薦めのソフト>
ビスケット(粘土のようにプログラミング):https://www.viscuit.com/
KOMAKOMA(コマ撮りアニメーション):http://komakoma.org/