八尾ソレイユ認定こども園(大阪府)の 子どもたちが帰り静かになった教室で研修会。皆さん一日の勤務終えクタクタでしょうに、楽しみながら熱心に取り組んでくださいました。
Category: ワークショップ・展示
1月18日土曜日、外国ルーツのご家族が多く暮らす地区へ出かけてきました。今年度になって7回目、通算で10回目です。
市営西部住宅へ出かけた午前回は、NPO法人フロンティアとよはしさんの主催。15人もの子どもたちが参加してくれました。大半が親子連れで、両親参加も数組。ルーツの国も、いつものブラジルやフィリピンに加えペルー、カナダなど様々で、初めての参加者も多い賑やかなワークショップとなりました。
常連のフィリピンルーツの3年生女児が、初めての人たちが困っていないか気を配ってくれました。同時に3歳の弟くんの面倒もよく見ていて、お気に入りをいっぱい並べた弟くんの作品に「分身」と絶妙な題名を付け、録音時も、各シーンで弟くんが「いっぱい!」を言えるよう上手くリードして、素敵な作品になりました。
お父さんやお母さんとの掛け合いで録音した小さい子たちの作品も楽しくて、発表会は拍手に包まれました。司書の田中さんから図書館についての紹介もありました。
午後の県営岩田住宅は3名のみ。伊藤元館長の読み聞かせからスタート。
ありがたいことに、8月末のデジタル・ストーリーテリング(名古屋大学小川研主催)にロールモデルとして参加してくれたブラジルルーツの川崎さんが、市役所の同僚藤本さんと一緒に来てくださいました。おふたりとも子どもたちに寄り添い持ち味引き出すファシリテーションで頼もしいです。日本語をあまり解さないブラジルルーツの女児は、母語で自由に話すことができて笑顔。紙に書いてもらった易しく短い日本語を練習して、録音もできました。
お兄ちゃんにもブラジルルーツの青年ブルーノさんが付いてくれて、ポルトガル語と日本語のバイリンガル絵本になりました。いつもながらストーリーも面白くて。今回は、街行く人の危機を救い強盗をやっつけるヒーローの物語。
参加者が少なかったのは残念でしたが、そのおかげでひとりずつに母語できるファシリテータが付くことができて良かったです。終わってから肩車をしてもらって嬉しそう!
この豊橋での外国ルーツの子どもたち対象ワークショップの様子をmovieにしました。(約 1分40秒)
3月21日(土曜)14時~豊橋市中央図書館で、西部住宅と岩田住宅の子どもたち合同で発表会をします。どうぞ子どもたちのお話を聞きにいらしてください。どなたも歓迎!※残念ながら3月の発表会は中止になりました。
次回2月22日は、3月の発表会で上映する絵本をつくります。これまでつくった中で一番気に入っている絵本をブラッシュアップしてもいいし、新作をつくってもOKです。
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2020年 2つ目のワークショップ(相模女子大学 司書課程 宮原研究室 主催)は、横浜本郷台のあーすぷらざ(神奈川県立地球市民かながわプラザ)で。
このワークショップも、外国にルーツをもつ親子が対象です。ただ初回の今回は告知が間に合わず、館内にチラシを置いただけだったので、事前申込のあった外国ルーツの親子は1組のみ。当日館内で声がけをして、日本人の親子にも参加してもらいました。
フィリピンルーツの女の子も3歳、日本人もひとりを除き2、3、5歳の未就学児ばかり。それゆえか、外言化しながらつくる賑やかな時間となりました。そんな中、たったひとり小学生の7歳女児は、黙々と12見開きもの大作を自身で文字入れまでしてつくっていました。録音が間に合わないのではという周りの心配もよそに、あっという間に完成。「ひっこしのおてつだい。」実話が基になっているそうです。
贈る相手を決めてつくったので、それぞれ2冊ずつ製本して持ち帰ってもらいました。
参加の子どもは6人だったものの、スタッフは宮原志津子先生と私のふたりなのでてんてこ舞い、写真を撮る余裕がありませんでした。次回は、宮原研の学生さんにも手伝ってもらいます。
このあーすぷらざでのワークショップは、今年度は3回開催予定で、残日程は 2月11日と3月29日。いずれも13時〜16時。次からは、詳細が決まればあーすぷらざのWebに掲載され、申込もオンライン受付となります。外国ルーツの子どもたち優先ですが、残席あれば日本人も参加できます(定員超えると抽選)。ぜひチェックしてくださいね。
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年明け最初のワークショップは、1月12日日曜、西東京の多摩六都科学館で。
対象は、外国にルーツのある小学生とご家族。多摩六都科学館の掲げるソーシャルインクルージョン-誰もが親しみ楽しめる科学館を目指す取り組み-及び文化庁助成多文化共生推進プロジェクトの一環としての、やさしい日本語を用いたプログラムです。そのひとつとして、科学館体験を言語化しオリジナル絵本をつくる「やさしい日本語ワークショップ 科学館の絵本をつくろう!」が実施されました。
5人の子どもたちが参加、内3人は1年生。まずは、おはなし絵カードを使った自己紹介から。好きなモノ(コト)と呼んでほしいお名前を教えてもらいました。
次に、9枚のテーマカードから好きな科学テーマを選びます。
アイディアシートを手に、各自が選んだテーマの展示室を探検。
続いて絵本づくり。
ロボットや静電気実験など自身が体験した展示を素敵なグラフィックで紹介する絵本がある一方、月のウサギを探しに行ったり、子犬が科学館のロケットで月へ帰ったり、マガモの咥えた魚を食べたくなったカエルが科学館の中まで追いかけたり、展示に触発された独創的物語も生まれ、5人それぞれの科学絵本となりました。
日本語にまだ不慣れな子も、ファシリテータにやさしい日本語表現を教えてもらい発音を練習をして、全員が日本語で録音できました。さいごに、音入りデジタル絵本の発表会をしておしまい。
お気に入りの場面を開いて。
今週末18日には、外国にルーツのある小学生とご家族を対象に、やさしい日本語でプラネタリウムを楽しむイベントが開催されます。いつも長い行列になる人気の多摩六プラネタリウム、ぜひ外国ルーツのお友だちにも教えてあげてください。日本人小学生も、外国ルーツのお友だちを誘って一緒に申し込めば参加できますよ。 >>イベントの詳細と申込はコチラ
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12月7日土曜日、外国ルーツのご家族が多く暮らす地区へ出かけてきました。今年度になって6回目、通算で9回目です。そもそもは、昨年2018年度、豊橋市が文部科学省からの委託を受けて始まったプロジェクトで、豊橋市中央図書館の伊藤孝良館長(当時)を中心に実施されました(正式決定が夏前だったので始められたのは10月、実質は半年)。文科省がこの「地域の教育資源を活用した教育格差解消プラン」自体を終了したため、今年度からは、豊橋市中央図書館の自主企画として、伊藤元館長を核とする市民ボランティアによって続けられています。
前回から2か月空いてしまい、ちょっと心配。
午前の市営西部住宅は、残念ながら常連の姉弟だけに。お母さんがふたりの手を引いて連れて来てくださいました。
今回のテーマは、子どもたちの希望により「クリスマス」。
冬の長期休暇、帰国時のお土産にもなります。ふたりもフィリピンの従兄弟たちにプレゼントするそう。
お迎えにいらしたお母さんにつくった絵本を見せているとき、ほんとに嬉しそうです。
午後の県営岩田住宅は、8人の参加。初参加のフィリピンルーツ(タガログ語)の子たちが連れ立って来てくれました。お母さんもおひとり。
これまで岩田はブラジルルーツの子が大半だったのですが、はじめて反転しました。
司書の田中さんが、「クリスマスのかくれんぼ」(いしかわこうじ 作)大型本と「まどから おくりもの 」(五味太郎 作)の読み聞かせをしてくれました。
クリスマスツリー、リース、プレゼント箱、雪だるま、子どもたちは積木の組みあわせで、あらゆるモノをまたたく間につくっていきます。さらに、白雲をサンタの髭に見立てたり、ぶどうを逆さにしてイルミネーションのツリーにしたり、雨粒を横方向に使って星空を表現したり。柔らかな発想に驚きます。
来日まもないブラジルルーツの4年生は初参加です。ポルトガル語での録音。活き活きした語りはまるで唄っているようで、声の調子からも絵からも物語が伝わってきます。
ブラジルルーツの兄妹。お兄ちゃんはいつもアイディア素晴らしくて、妹さんはいつも細かに作り込みます。
自治会の舛木さんとブルーノさん、名古屋大学 小川明子さんのサポートで、ふたりとも日本語での録音もがんばりました。
10歳の兄。日本語での表現がわからない時は、ブルーノさんに短い日本語に訳してもらい、何回か復唱練習してから録音しました。「ほうほうほう 私サンタクロース プレゼントを届けに行くよ」から始まり、「ゆっくり おやすみなさい」で終わります。
6歳の妹さん。舛木さんによる通訳で、言いたい表現を短くてやさしい日本語に。小川さんとの掛け合いにしたり、発音の難しいところは一緒に声を合わせる等して録音。さいごは「プレゼントどうぞ」
フィリピンルーツの4年生も初参加。日本語で文字入力と録音までできました。「泣かないで」のシーンでちょっと照れていて、それも含め素敵です。
家庭では日本語を使っていない子たちが多く、何人かは母語での文字入力となり、録音はせずに終わりました。
特に日本語が未だ不安な子については、できれば個別に付いて丁寧にみてあげたいのに。手が足りないことがもどかしいです。もし手伝ってくださる方あれば、お力貸していただけるととてもありがたいです。ポルトガル語、タガログ語、ビサヤ語ができる人も切望しています。子どもたちの物語が生まれる場に立ち会うのは楽しいですよ。
次回は、1月18日土曜日、午前は西部住宅、午後は岩田住宅です。その次は2月22日、そして3月21日には中央図書館で発表会をしようと計画中です。発表会はどなたでもお越しいただけます。3月21日の午後、どうぞご予定空けておいてくださいね。
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豊橋市は、外国籍児童が多い3つの小学校で、外国籍児童対象にした放課後子ども教室を平日毎日開設しています。その内の1つ岩田小学校での絵本づくりに同行しお手伝いさせていただきました。豊橋市中央図書館のアウトリーチとしての活動です。iPad、絵本、プリンタを持って訪問。
岩田小の放課後子ども教室では、母語できる通訳さんを含む4人の指導員さんがついて、宿題を丁寧にみてあげたり、随時、生活や学校のルールを教えてあげています。
低学年から順に、授業を終えてやってきます。まずは宿題。漢字ドリル、計算ドリル、国語の教科書の音読。そして、宿題が済んだ子からピッケ。
岩田住宅の集会所へも時々来てくれたことがあるフィリピンルーツの男の子は、操作方法もよく覚えていてどんどんつくります。これまでテキスト入力や録音はいつも母語になっていたのを、初めて日本語での録音にチャレンジ。りんごにすべってしまい、飛行機にあたって、空へと飛んでいくお話です。「すべって」とか「あたって」は言いにくくて、納得いくまで何回もやり直して完成させました。
あさって土曜は、集住地区集会所でのいつもの絵本づくりです。子どもたちからの強いリクエストでクリスマス絵本をつくる予定です。
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11月30日、12月1日、昨年度に引き続き 第17回鳥取県総合芸術文化祭 「とりアート2019」(西部地区)よりお招きいただき、鳥取県米子市で絵本づくりワークショップをしました。今年の大会テーマも「こどもと一緒にアートしよ!」、会場も同じ米子市児童文化センターでした。
海を臨む部屋で、初日はまず子ども対象。
5歳~10歳の子どもたちが参加してくれました。昨年からのリピータさんも2人。絵本を贈る相手は、おばあちゃんが多くて、その中のひとり「大きなおばあちゃん」は、ひいおばあちゃんのことでしょうか。
楽しいお話がいっぱい生まれました。
細かにつくり込んだクリスマス絵本や、お客さんが次々やって来る美味しいパン屋さんのお話。「パンをください」「いいですよ」、さいごは「パン屋さんのパンは売切れです。ありがとうございます」
空っぽのお皿の表紙で始まって、山へ海へ樹の中へと食材を探しに行ってご馳走を食べるお話も。6歳男児作の「ぴっけとかめちゃん」は、「風船のお礼に絵をあげるよ」「よかったね。おしまい」
今年も、鳥取大学の学生さんたちがスタッフとして付いてくれました。5歳くんが「次、どうしよっかなー」と考えつつ録音したのは「かくれんぼ」のお話。
製本をして発表会。
完成した絵本は、おばあちゃんをはじめ、それぞれの大事な人へプレゼント。
2日目は大人対象で絵本づくり。5歳の頃を思い出してもらいました。大好きだった幼馴染との想い出-海で岩から落っこちたり-を描いてくれた方もありました。将来医療者になる大学生も参加してくれて和やかに終了。
ゆったり予定を組んでくださったおかげで、他のアーティストのプログラムも楽しむことできました。糸崎公朗さんの「フォトモ」photo+model は、飛び出す立体写真。子どもたちの作品も素晴らしかったです。
巨大クジラに子どもたち皆でペイント。大山町在住の「絵かき」朝倉弘平さん。
米子出身のピアニスト、作・編曲家 松本哲平さんによる、音を感じて粘土で表現するワークショップも良かったです。続いてコンサート。終盤、哲平さんの言葉でカーテンを開け、夕暮れの光の中で皆で聴いたピアノは心震えました。
2日目の最後は、松本哲平さんと朝倉弘平さんのコラボでライブペイント。子どもたちも駆けたり寝そべったりリラックスして鑑賞。素敵なクロージングとなりました。
絵本づくりの会場から見た中海の夕景。
場の雰囲気も、子どもたちも、スタッフの皆さんも、出会ったアーティストさんたちも、みんな和やか。穏やかで幸せな2泊3日でした。
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11月24日(日)文京区立小石川図書館での合同発表会とトーク、楽しかったー!ずっとしたかった「子どもたちのお話を大人がひたすら聴く観る」を実現できました。(主催:文京区立小石川図書館、本駒込図書館、目白台図書館、湯島図書館、大塚公園みどりの図書室)
前半は、文京区立の3つの図書館(小石川、湯島、大塚)で開催された「ミニ絵本づくりワークショップ」で制作された作品の上映、後半は朝倉のトークという二部構成です。レトロなホールの大画面で見る自作品は映画館気分で、子どもたち照れつつも嬉しそうでした。
大人の予想を大きく上回って、子どもは大したもので、作品も負けてないどころか素晴らしいのです。とはいえ、我が子の作品は楽しめても、一般の方が見知らぬ子どもの作品を1時間見続けるのは実際どうかしら、と心配もありました。が、全くの杞憂。あたたかな観客に恵まれ、良い時間となりました。
家庭、学校(幼・保)、地域社会の3つが緩やかにつながり、多様性にあふれた社会全体で子どもたちを育んでいきたい。おはなしづくりの活動を始めて早10年あまり、ずっと願っています。
この文京区での取り組み、地元の図書館での地元のサポーターさんによるワークショップと発表会は、その大きな一歩となりました。さらなる理想は、もっと子どもたちの日常の中へ。予約不要でそこへ行けば絵本をつくれるという場を設けたいです。
さまざまな調整をしてこの機会を設けてくださった山田万知代館長はじめ3館の皆さん、文京アートプロジェクトやタップタップラボの皆さん、そして、素敵な絵本をつくってくれた子どもたち、ありがとうございました。
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一般社団法人星つむぎの村のお招きで、山梨県の甲府市を訪ねました。「星を介して人と人をつなぎ、ともに幸せを作ろう」を合言葉に活動されています。4年前にもご一緒させていただきました。
今回の訪問先は2カ所。山梨大学医学部附属病院の院内学級と星の子クラブです。前日、入院中の子どもたちと星の子クラブの子どもたちが、ネットを介して同時に、ネット上のプラネタリウムを楽しみました。感染の心配から、兄弟姉妹であっても子どもは小児病棟に入れないので、闘病中の子どもたちにとって、同世代の友達とネットを介して同じ星空を楽しむというのは貴重な体験です。そのあと(今日)、それぞれがピッケ絵本をつくり、後日またネットを介して、両者で作品交流をしようという計画です。
さて当日、まず院内学級を訪問しました。
前日のプラネが、病院側のネット環境の問題で万全にはできなかったとのことで、最初に高橋真理子さんから星や宇宙のお話がありました。オーロラは緑色が多いのだとはじめて知りました。
初等部の子どもたちとおはなし絵カードで自己紹介やおはなしづくりで遊んだあと、中等部も合同で絵本づくりをしました。
お母さんや妹、家族へ贈る絵本を12人がそれぞれ思い思いにつくりました。院内学級にも数台のiPadがあるので、途中になった子は、後日自分のペースで完成させます。
夜は、公民館をお借りして「星の子クラブ」の子どもたちとピッケ。広い和室で寺子屋みたいです。
オリオン座などの星座を緻密に表現したり、満天の星空、流星群を描く子もいました。
どちらもとても良い時間でした。
後日行われる交流会、オンライン上とのことなので、私も参加します!
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10月19日土曜日、外国ルーツのご家族が多く暮らす地区へ出かけてきました(午後はフロンティアとよはし主催)。今年度になって5回目、通算で8回目です。
午前は、参加人数が減ってしまっている市営西部住宅。豊橋祭りだし、今にも降り出しそうな空模様だし、来てくれる子あるだろうかと不安に思いながら集会所へ・・・。走りまわっている姿が見えます!3人も待ってくれていました。常連の3年生女児も3歳の弟と手を繋いで到着。当初の心配は杞憂におわり、6人の参加となりました。
子どもたちが設営も手伝ってくれたので、開始時刻まで未だずいぶんあります。おはなし絵カードでリレー式お話づくりをやってみました。
いちばん参加回数の多い女児が「見て見て」と持ってきてくれたのは、つくった絵本を大切に収めたミニファイル。
なんとスタンプカードも作ったそうです。裏表紙までそっくり。
雨が降り始めました。午後は県営岩田住宅へ。こちらは参加者数の心配はしていなかったのですが、いつもよりずいぶん少なくて5人。雨降る中をよく来てくれました。
今日のテーマは「○○のはっけん(発見)」。司書の田中さん準備の「発見」テーマ絵本の中から、元図書館長の伊藤さんが「いいもの みーつけた」(文・絵:レオ二ード・ゴア)を読んでくれました。
どちらの会場でも、教えてあう光景をよく目にします。
ブラジルルーツの兄妹。自治会の舛木さんとブルーノさん、はじめてご参加くださったお母さんのサポートで、日本語での録音もがんばりました。2人ともここへ来ることをとても楽しみにしているそうです。妹さんが自ら行きたいと通い始めた日本語教室も続いているとのこと。よかった。
これまでは見学のみ、今回はじめてつくった11歳女児。母語でとなったものの録音もできました。
発表会のあと、元館長の伊藤さんから図書館のサービスや利用方法などについて、お話がありました。豊橋市図書館には「司文庫」があり、たくさんの外国語絵本が所蔵されています。いつも会場へ持ってきているのは、そのほんの一部です。
翌20日日曜日は青空。
名古屋大学大学院小川明子研究室によるデジタル・ストーリーテリング「メディア・コンテ」の2回目です。通常は写真やビデオでするところを、初回に続き今回もピッケでします。講師は大学院生の李さん。
伊藤さんや私はファシリテータとして子どもたちに付きます。豊橋祭りの日なので、母語できるファシリテータが前回のようにはそろわず。コスタリカからの名古屋大学留学生ララさんがファシリテータとして入ってくれました。ポルトガル語はララさん母語のスペイン語と似ているそうで、子どもたちが話していることはなんとなくわかるのだそう。毎回お世話になっている舛木さんも、いつものように通訳や様々なサポートをしてくださいます。
前半では、やりたいこと、やってみたいことを、お題カードなどを使いながらどんどん出していきます。
私は、ブラジルルーツの5年生女児を担当しました。日本生まれだけれど、日本語を使うのは、授業中と日本人の友だちと話すときだけだそう。好きなことはバスケットボール、サッカーなど球技、歌うこととダンス。ポルトガル語、日本語、英語を話し、スペイン語とロシア語も少し話せます。大学ではスペイン語を勉強し、卒業したら小学校の英語の先生になりたいそう。理想とするモデルがいるのかなと「学校に好きな英語の先生がいるの?」と尋ねると「キャサリン先生!」と即答でした。結婚をし仕事を続けます。行きたいところとして、沢山の国名を挙げてくれました。まずアメリカ。これはNYのライブハウスへ行きたいから。オーストラリアはシドニー・オペラハウス(コアラも)、ロシアもインドも音楽にちなんだ理由です。両親、ふたりのお姉さん、可愛い3歳の弟、家族が大好き!ブラジルに住むおばあさんも大好きで会うのが楽しみ。もうひとりのおばあさんは亡くなってしまい、とても悲しいと話してくれました。
後半は、そのやってみたいことをピッケで絵本にします。10見開きの長編物語となったために、録音は途中で時間切れとなったものの、外国へ行ってステージに立つ、英語の先生になって教える場面等をつくりこみました。
次回はやや空いて、12月7日土曜日、午前は西部住宅、午後は岩田住宅です。これはいつものピッケ(図書館主催)。翌8日日曜日は、岩田住宅でデジタル・ストーリーテリングのワークショップ(名大小川研主催)3回目もあります。「メディア・コンテ」の最終回となる次回は、ピッケではなく「メディア・コンテ」本来の手法である写真またはビデオで行います。 →2月に延期
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