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あいちトリエンナーレ豊橋会場


浜松の前日、駆け足であいちトリエンナーレ豊橋会場を2つまわりました。
いずれも再開発対象のようなので、今このタイミングならでは。時代がわからなくなるよな空間に、作品がまじりあって良かったです。

水路の上に建つ水上ビル。細長い1~3階+屋上が、鳥小屋。(ラウラ・リマ作品)
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開発ビル。
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水上ビル。花火屋さんが多い。たばこ専門店も。
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水上ビル壁面の広告は地元の絵描きさん。誰の作かひと目でわかりました。
「オレたちの日常はイカしてんだぜ!」豊橋 コータロー

多世代共創ワークショップ @浜松こども館


10月に開催の日本子ども学会のプレイベントとして、8月28日日曜、静岡県浜松市のこども館にて「未来の家族へのメッセージ ~ 伝えるバトン絵本 ~」ワークショップが開催されました。子どもとすることが多いピッケの絵本づくりですが、今回はじめて、祖父母世代+親世代+子ども世代の三世代家族チームで行いました。

開始前、子どもたちの緊張をやわらげたくて、会場外のテーブルに集まってもらい、おはなし絵カードで遊びました。
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さて定刻。全体指揮の沢井佳子先生によるレクチャーから始まります。「子どもが『おばあさんも昔は子どもで、その子どもの子どもが私だ』という命の物語に気づけば、『おばあさんの思い出を想像すること』が面白くなるでしょう」という主旨で、しまじろうも登場する楽しいお話をしてくださいました。要となるキーワード「多世代共創」も沢井先生によるものです。
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ワークショップは、佐藤朝美さんと企画、実施しました。家族のシンボルを選び、それをバトンとして、祖父母→父母→子どもへと三世代間をリレーしながら次世代へ贈る絵本をつくります。

43枚のカードの中から7家族が選んだカードです。(「虹」が2家族)
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3歳のCちゃんは、先日家族で祝ってもらったお誕生会がとても楽しくて、その楽しかった象徴として「ケーキ」を選びました。
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つくりたい情景と意欲は強くあるものの、まだ3歳になったばかりなので操作はむずかしくて、手が当たっては動いたり消えたりでなかなか思うようになりません。それでも自分で作りたくて、すごい勢いでどんどん作っていました。
パーティーの情景ができあがると満足したのかお眠タイム。続きはお母さん。お子さん作のパーティーのシーンをさいごの見開きに移動し、全体を整えてお誕生日を祝うお話として完成なさいました。
作品SCS_うさぎさんおたんじょうびおめでとう
暑がりで冷たいものが大好きなMちゃん(小2・8歳)が選んだのは「雪」。キンキンに冷たいアイスクリームのお話を制作中、2見開き目の担当はお母さんです。
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題名「ひえひえアイス」の名付けも、シンボルと関連させて表紙に水玉柄をもってきたことも、表紙の涼やかな配色も、なかなか心にくいです。Mちゃん担当の3見開き目で、野球の練習をして汗びっしょりになっている様子もよく伝わります。このシーンがあるから、次の見開きに描いたアイスが、ますます冷たく美味しく感じられるのですね。後ろで一緒にアイスを食べるお祖母さんのたたずまいも良い味だしています。
作品SCS_ひえひえアイスs
妹Sちゃん(5歳)の「海が好き」という気持ちを家族皆で尊重して、シンボルは「海」。お兄ちゃんJくん(10歳)が物語を海から空へと展開させます。
作品SCS_さかなくんそらをとぶs
お出かけが好きな家族は「車」をシンボルに選びました。チーム名まで「お出かけ」です。山ではどんぐりを拾い、海へは車ごと飛び込んでスイスイ泳いでいます。ページをめくる向きと車の進行方向も合わせてあって、物語が軽快に気持ちよく進んでいきます。
作品SCS_みんなでおでかけs
こちらは、祖父、父母、孫(小5・10歳)のチーム。お祖父さんと孫のRくんはふだん一緒に過ごす時間があまりないそうで、最初はお互い遠慮しあっているようでした。でも寡黙なお祖父さんが楽しんでいるらしいと分かってからは、Rくんが面白いアイディアを積極的に提案し、録音時にはRくんの演出指導にお祖父さんが応じて、Rくんを中心に家族全員で笑いあいながら作っていました。

そして発表会。開始直後に選んだシンボルカードを発表するときには、緊張や恥ずかしさで発言できなかった子どもたちも、しっかり発表できました。
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さいごは、大会長である静岡大学大学院情報学部の竹林洋一先生から総括のレクチャーがありました。(舞台裏で展開図の印刷作業していて、聴けなかったのが残念です)
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絵本の展開図を各ご家族3冊分ずつお土産にお持ち帰りいただきました。お孫さんが「さっそく製本をし絵本の解説をしている」と、参加者の方から嬉しいメールも届きました。アンケートに「子どもが自分の子を産む時まで大切に保管します」と書いてくださったお母さんもありました。
三世代で絵本を作ってみることで、これまでの長い命の繋がりの先に今があることを想い、続く未来へと想いを馳せてほしい、子どもたちには、自分たちで未来社会をつくっていくことを楽しみに感じてほしいという願いをこめました。そこまでは届かなかったかもしれませんが、お祖父さんやお祖母さんと、家族みんなで、1つの物語を創るのは楽しい、と思ってもらえただけでも充分です。
夏休みさいごの日曜日に三世代のご都合をやりくりしてご参加くださった7家族の皆さん、そして静岡大学や静岡文化芸術大学の皆さん、本当に多くの皆さんのお力添えで、このワークショップを実施することができました。ありがとうございました。とても愉快で幸せな時間でした。
当日の様子が、翌日の中日新聞 朝刊に掲載されました。

写真を、Facebookページ「PeKay」でご覧いただけます。

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10月8日9日には、静岡大学浜松キャンパスで、第13回子ども学会議(学術集会)が開催されます。テーマは「長寿社会の子どもと情報学 ― 家族・地域・メディアとつくる子どもの未来 ―」です。長寿社会における諸問題の解決に向けて、「子ども」をキーワードに、情報学の視点からご一緒に考えましょう。ご参加をお待ちしています。 詳しくは こちら>>
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追記:
毎日新聞 10月25日朝刊「デジタルで学ぼう」の紙面で詳しくご紹介されました。
「家族の絵本、ソフト手助け 3世代で協力、子供の創造力育む」
同内容のWeb版 掲載サイトはこちら

「ピッケのつくるえほん」ワークショップ @豊橋こども未来館ここにこ


8月11日祝日、愛知県豊橋市のこども未来館(愛称:ここにこ)でワークショップをしました。今年1月3日に続いて3回目の開催です。

操作説明の中で積木を使ってオバケを作っていると、最前列から「あっ、おばっち!」の声が飛んできました。「『おばっち』聞いたことあるぞ、なんだっけ?」 声の主は前回も参加してくれたはるかちゃん(6歳)。そうでしたっ、はるかちゃんがつくった「おばっちのおうちづくり」の主人公が「おばっち」でした。
今回はその続編として、前作では脇役だった「ぷっち」が主人公となって、幼稚園に入園するお話をつくってくれました。
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前回同様、お兄ちゃんとご両親、ご家族4人そろってご参加くださいました。嬉しいです。
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こちらは、おじいちゃん、おばあちゃんと参加してくれた姉弟。
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皆で発表会。
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5歳の弟くんは発表が恥ずかしくて、自分の順番が回ってくると「おしっこ行ってくるー!」と飛び出して行ってしまい、でもニコニコ顔で廊下からガラス越しに皆の様子を伺っていました。
作品は「かえるくんにいちにちのぼうけん」れんたろうくん(5歳) お姉ちゃんへ贈る絵本。

あと2点ほど紹介しますね。
「もりのパンやさん」たいがくん(6歳) 幼稚園の先生へ贈る絵本です。

「なつやすみ」あすかちゃん(5歳) ママへ贈る絵本。

作った絵本を最初に決めた相手に贈ることを約束、自作を手に記念撮影をしてお開きとなりました。
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来年2月の連休2月11日12日に「デジタルで創ろう!キッズワークショップとシンポジウム in 豊橋」と題して、ここにこにてイベント開催予定です。(市制110周年市民提案イベント。主催:らるご子ども教育研究所、共催:豊橋市、後援:豊橋市教育委員会)詳細が決まりましたらご案内します。年末あたりの「ここにこ通信」もチェックしてくださいね。
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当日の様子が、中日新聞 8月13日朝刊(東三河版)に掲載されました。

翌12日は、らるご子ども教育研究所さんで、養護施設で暮らす子どもたちや発達課題のある子どもたちと絵本づくりをしました。最初は教室の後方にじっとかたまって座っていた子どもたちが、後半では活き活きと夢中でつくっていました。
自分がつくったお話を大切な人が喜んでくれることは存在を認められることです。認められることで自分を大切にし人を信頼できる心が育ちます。また、創り表現する喜びは、生理的快楽とは異なる深い喜びです。それらをいちばん必要とする子どもたちのもとへ何としても届けたいと思いをあらたにしました。

写真を、Facebookページ「PeKay」でご覧いただけます。

「ピッケのつくるえほん」ワークショップ @KNBいりふねこども館(富山)


8月7日、ピッケ初富山! 北日本放送さん主催で、北陸地方ではじめてピッケの絵本づくりをしてきました。

会場は、富岩運河環水公園すぐ近くに昨年オープンした「KNBいりふねこども館」です。
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エチューたちスタジオジブリデザインのキャラクターが迎えてくれます。
数百冊の絵本を揃えた「えほんの小屋」、放送局らしくテレビスタジオを体験できる「スタジオの小屋」「クロマキーの小屋」「こどもシアター」などカラフルな小屋が並んでいて、大人でもわくわくします。
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絵本づくりは、親子で参加いただきました。兄弟姉妹の人数が多いご家族が多く、また、三世代同居世帯も多いようで、おばあさんもご参加くださったご家族が2組ありました。

午後回では、早く到着した子どもたちとおはなし絵カードであそびました。
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4歳男の子。とても楽しんでつくっていました。タイトルは「かえるのぼうけん」。家族を探しに行くお話です。
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4歳女の子。静かに作っていて、ときどき控えめにニコッとするのです。これは、ケーキ屋さんが思うようにできた時。
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姉妹。7歳のお姉ちゃんは、ずっと4歳の妹の様子を気遣っていました。
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こちらも7歳と4歳の姉妹。お母さんも一緒にそれぞれの作品に録音中。2歳の末の妹さんはお姉ちゃんたちを応援しています。
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発表会。
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どの子も、嬉しいのだけれど、ちょっと照れくさい様子です。
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自分の作品を見るのは恥ずかしくて、そのうちテーブルの下にもぐりこんでしまいました。
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ちょっとシャイな富山の子どもたち、最初に決めた相手に、絵本を贈ることを約束してお開きとなりました。

すいすい進んだ午後回は、いちばん気に入っている場面を開いて皆で記念撮影もしました。
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「KNBいりふねこども館」は、北日本放送(KNB)さんが富山の皆さんへの恩返しを創業の地である湊入船町からはじめたいとの想いで、開館なさったのだそうです。
入場無料、駐車場完備、専任スタッフも常駐しています(警備員さんまで親切)。放送局が単独でCSRとして子どもやファミリー向けの施設を運営する、というのは、他には無いのではないでしょうか。

終了後、お世話になったKNBの皆さんとご一緒に、夕方のニュースを見ることができました。※ 1週間ほどはKNBのWebで視聴いただけます。こちら>>
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富山へ旅行されることがありましたら、富岩運河環水公園とセットでぜひ訪れてみてください。
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写真を、Facebookページ「ピッケ」でご覧いただけます。

ピッケ@経済産業省子どもデー2016


7月27日28日、今年も経済産業省子どもデーで絵本づくりをしてきました。3年連続で呼んでいただけて光栄です。(おととし去年の様子)

この「パスポート」を手に、日頃はセキュリティゲートで守られている官公庁の建物へ堂々と入れます。
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事前申込み>抽選で選ばれた各日10名の小学1~6年生が参加してくれました。
開場と同時に来てくれた小学3年生。おはなし絵カードを見せると、またたく間に繋げてお話を語ってくれました。
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全員がそろったところで、いつものように贈る相手を決めてから、お話づくりに入ります。

小学2年生、「ずっと作っていたーい」「夏休みの宿題これでしたーい」と言いながら。
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録音は思い思いの場所で。子どもって隅っこが好きですね。
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保護者の方にも、録音操作を手伝っていただきました。
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お母さんが声で出演なさっています。(演出監督はお子さん)

録音が終わった子から製本にかかります。12見開きもある大作をつくった1年生は、iPad上の表示で順番を確認しながら、真剣に並べていました。
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できあがった紙の絵本は、最初に決めた相手にプレゼントする約束です。
この4年生Kくんは、自分の作品づくりはもとより、初対面の年下の子たちのこともみてくれて、大活躍でした。
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今回はめずらしく、男児が多かったです。
そんな中、2日目の紅一点による作品は、お母さんにプレゼントする絵本「おつかい」
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 あっ 傘がある。お母さんに傘を買ってってあげよう。

もう2点ほどmovieで紹介します。1年生男児作。元気な声です。

3年生男児作。

見えてないけれど、ロケットにはちゃんと全員が乗っているのですよ。
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今年も、かつて未踏ソフトウェア創造事業でお世話になったIPA(情報処理推進機構)の皆さんにお世話になりました。
ファシリテータは、毎年手伝ってもらっている中井香里さんと、今年はじめてのピスタチオの小村歩さん。絵本作家でもある中井さんは、スッと子どもに寄り添うことができて、子どもの気持ちやお話を聴きとる耳が良いです。子ども向け造形教室を主宰している小村さんは、行き詰っている子どもがいたとき、「指導」ではなく、適任の子どもを引きあわせ、子ども同士の自治で解決していました。おふたりとも安心して任せることができます。

霞が関の官庁街を子どもたちがジャックする、夏休み恒例の愉快な2日間、今年も楽しかった~!

写真を、Facebookページ「PeKay」でご覧いただけます。

2016夏休みのピッケ


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もうすぐ夏休み。
ピッケと一緒に出かけます。(写真は昨年の経産省「子どもデー」)

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子どもたちとの絵本づくり:
※ iPadアプリ「ピッケのつくるえほん」を利用します。

○ 7月27日28日@東京
経産省「子どもデー」にお招きいただきました。今年で3年目です。
事前申込み要。抽選になります。
詳細(タブ4つの中から「作る」を選択)

○ 8月7日(日)@富山
会場は、1年前 富山駅近く運河のほとりにオープンした「KNBいりふねこども館」。
北日本放送さんからのお招きです。
詳細

○ 8月11日(木曜・祝日)@愛知
豊橋市こども未来館 ここにこで、3回目を開催します。
詳細

○ 8月12日(金曜)@愛知
豊橋市 らるご総合スクール で、発達課題のある子どもたちのためのワークショップが開催されます。
詳細

○ 8月28日(日)@静岡
10月に浜松で開催される第13回子ども学会議のプレイベントとして、祖父母→父母→子ども三世代で一緒に絵本をつくります。
詳細

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教育関係者対象の研修会:
※ 文教向けWinソフト「ピッケのつくるプレゼンテーション」を利用します。
徳島のみiPadで「ピッケのつくるえほん」利用。

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○ 7月25日(月)@東京
世田谷区立八幡小学校で「ピッケのつくるプレゼンテーションで教材作成をする会」をします。

○ 7月31日(日)@香川
「平成28年度 D-project香川 メディア教育研究会 夏季セミナー」で
ワークショップ「ピッケでつくるオリジナル教材」をします。

○ 8月4日(日)@島根
島根県メディア教育研究会よりお招きいただき「ピッケのつくるプレゼンテーション」の体験型研修します。
詳細

○ 8月23日(火)@徳島
三好郡市情報教育部会夏季研修会
「次期学習指導要領を見据え, 今こそやるべきIC T 活用 ~ 見るべき未来を間違えないために~ 」で、「ピッケのつくるえほんで表現力を」ワークショップをします。

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他にも参加者公募のないワークショップがいくつか。
各地で子どもたちや先生方、なつかしい人たちにお会いできることが楽しみです!

おはなし絵カードでお話づくり@せんりひじり幼稚園


7月7日、大阪府豊中市にあるせんりひじり幼稚園へ出かけてきました。
副園長のかえで先生と一緒に取り組んでいる、言葉と物語に関わる「創る」遊びの2回目です。前回が個人ワークだったので、今回は、グループワークをメインでやってみたいと考えていました。

到着すると、かえで先生とさっそく場所の相談です。前回は園庭やテラスを使いました。猛暑の今日は、広いホールの大テーブルか2階の図書室は?ということで、皆で図書室へ移動。参加してくれたのは、5~6歳年長さんの女の子たちです。
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少し難しいかなと思いながらも、絵だけでも見せたくて、初山滋画の「たなばた」を持っていきました。
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パラパラと何場面かを見せているとお話を聴きたい子が前へ集まってきたので、結局、最初からさいごまで読みました。読み終わって感想をきくことはしていないのですが、本を閉じた時、近くで熱心に聴いていた子が「悲しいお話ね」と静かに言いました。

今日使うのはお話絵カードです。
手始めに、1人1枚ずつひいてリレー式にお話をつくることをしてみました。一応は繋がったのですが、ひとりが自分のひいたカードが気に入らず「これやだー、別のに替える~」と言い始めると「私もヤダー」が次々伝播。
さてどうしようかな。場の空気を切り替えるために「そう。じゃあ、好きなのを1枚選んでみて」と言いました。すると熱心に吟味して選びます。なぜ好きなのか、理由を話してもらうことにしました。
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ケーキ。ドーナツ。アイスクリーム。カレー。カレーが好きな理由は「コーンが入っているから」。きっとおうちのカレーに入っているのですね。
食べ物を選ぶ子が多い中、さいごのひとりは「宇宙」。
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「今日は、1年に1回 彦星と織姫が会う日だから」。この子は、皆の騒ぎからは少し離れていて、本棚の絵本を取り出して読んだりもしながら、でも終始、よく聴いてよく考えていました。
かえで先生も参加。選んだのは「雷」、意外な選択にみんなびっくりしています。なんでも、田んぼに雷が落ちるとマイナスイオンが放出して、稲に栄養をもたらすのだそうです。科学的な話をわかりやすく説明してくださいました。私もはじめて知りました。そういえば「雷」の字は「雨」に「田」ですし、「稲妻」=稲が好むものですものね。雷がちょっと好きになりました。

次に、今度は絵を見ずに計3枚をひいてもらい、その3枚でお話をつくってもらいました。(また「替えたい~」が出始めたので、1回1枚だけ替えていいことにしました)
作ったお話を、全員が前で発表。その様子をムービーに撮りました。
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そろそろ時間切れとなってきました。実は7人で1作品つくり録音もしてムービー化をやってみたかったのですが、無理はせず、今日はここまで。
と思ったら、ひとりの子が、5枚のカードを並べ、順番を入れ替えながらお話を推敲し始めました。
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語ってくれたのはこんなお話です。「おうちでうっきーがクリスマスイブにプレゼントをあけたら中味はケーキでした」(本人の言葉まま)。雪のカードを「クリスマスイブ」にあてていました。
他の子も「もう少ししたい」というので、短い時間でできる、ひとりが選んだ1枚のカードについてヒントを出して、他の子が何のカードかを当てる、を数問やってみました。
新しいあそび方を子どもたちが見つけてくれるといいなぁ。

さて、ほんとにおしまい。皆で色ごとにカードを集めて片づけ、ホームクラスへ戻って、他の子たちも一緒に作品発表の記録ムービーを観て、お開きとしました。
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せんりひじり幼稚園での実践を見ていると、本気の遊びが子どもを育て、その遊びの中に生活に結び付いた深い学びがあるのだと、つくづく感じます。
つい最近もこんな事件があったそうです。日頃から皆で野菜を育てています。そろそろ食べごろのナス。金曜日、「あとちょっとおいて、月曜に収穫しようね、どうやって食べる?」「つけもの!、焼きナス!、味噌汁!」週明け楽しみに通園してくると、なんとナスが落ちて、食い散らかされていたそうです。誰のしわざか、皆で推測。食べたカミ痕から、これは鳥がついばんだんだ、きっとカラスだ! どう対策するかをみんなで話し合いました。キラキラしたCD盤がいいんじゃないか、いろんなアイディアが出て、かかしを作ることになったそうです。設計図を描く子。材料を集めて作る子。かかしに名前も付けていて、その名も「かわしままもる」くん。サッカーのキーパーの名前+「守る(護る)」なのだそうです。ときに話し合いが激しくなりすぎる時もあるそうですが、子どもの自治にお任せ。
いいなと思うのは、クラス全員がかかし作りをしているわけではなくて、この事件が気になって一緒にしたい子だけでしていて、サッカーが好きな子は、かかわりなくサッカーしているということ。
新しいクラスは4月から始まるので、今の時期は未だぶつかりあいがあったり、ハラハラする応酬もあるそうですが、互いの関係性のつくり方や協働することを自分たちで身につけていって、1年が過ぎる頃には、落ち着いてくるのだそうです。子どもたちを「信じて任せる」が揺るぎなく続けられていて、素晴らしいです。

しばらく先になりそうですが、3回目を今から楽しみにしています。

オープンキャンパスとゲスト講義 @環太平洋大学


6月19日日曜日、岡山のIPU・環太平洋大学(INTERNATIONAL PACIFIC UNIVERSITY)のオープンキャンパスにお招きいただきました。
1990年まずニュージーランドに開校、2007年には岡山でも開学。今年で9年目の若さあふれる大学です。緑に囲まれた広いキャンパスに安藤建築が3棟も点在しています。

メイン会場となった学舎
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アスリートホール(入口)
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カフェテリア
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八田さんというチャーミングな女子学生さんが終日アテンドに付いてくれました。
ダンス部のエキシビションで華やかに幕を開け、学生さんの司会進行で進んでいきます。学校紹介のムービー上映、それに続く大橋博理事長の講話は心に響きました。用意した原稿を読むとは対極の、来校した子どもたちへの心をこめた言葉がけでした。「教える側がその気になれば子どもは付いてくる。やり直したいことがあればIPUへおいで。自分のやりたいことを形にするのがIPU。やる気になるかの違いだけ。自分の夢をかなえよう」子どもたちへの愛や教育への熱い想いが伝わってきました。大橋節子学長からも「折れない、やめないIPU」とお話がありました。教育成果のひとつの指標である就職率も驚きの高さです(正確な数字は忘れましたが、ほぼ100%に近い高率)。客席に姿の見えたOBOGを檀上に招き、即興でスピーチを依頼、ふたりともが堂々と話したことにも感心しました。ひとりは東京で大手生命会社に勤務、もうひとりはインドの学校で先生をしているそうです。
マーチングバンドやチアリーディングのパフォーマンスもハイレベルで、来校の目的を忘れてしまうほど楽しみました。
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ランチのあと、こども発達学科の模擬授業として高校生対象にピッケ絵本づくりをしました。贈る相手を決めて、あとは自由につくってもらいました。小さい妹や弟へ、歳が近くてつい喧嘩しがちになる妹への「けっきょくなかよしなふたり」もこの年頃らしいです。女子高生2人組でつくった担任の先生へ贈る絵本も素敵でした。「いつも困らせてばかりでごめんね」「あとちょっとだけど こんな私たちをどうぞよろしく」ふたりで声をそろえて録音していました。(太陽が先生です)
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翌20日(月曜)は、こども発達学科2年生の授業でゲスト講義をしました。
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物語づくり活動についての活用事例(きらめき保育園での活用、女子大での活用 作例movieなど)や子ども作品紹介のあと、40分ほどを絵本作りと作品発表に充てました。ほとんとが保育や幼児教育へとすすむ学生さんたちとのことでしたので、幼稚園児に贈る絵本をグループ制作してもらいました。食べ物の好き嫌いの克服、集団遊びの中での喧嘩→ごめんね、困り場面に助けてくれる人登場→ありがとう、現代版竜宮城へ行く、はじめてのおつかい(がフェイントで)ユーモア絵本、あたまじゃくし→かえるの成長絵本、もりのくまさんを絵本にした歌絵本など。
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講義室後方で黙々とつくっていた男子学生グループの作品を紹介します。
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「アッ!あぶない!!」 IPUけいさつ作


繰り返し3回の構成、声の演出(役割分担、声色使い分け、リズム)、表紙は危険を示す赤色、惹きつける題名、テーマに合せたチーム名、恐い3場面のあとの裏表紙にみみちゃん(うさぎ)が甘いドーナツを食べるシーンをもってくることで読み手に安心感を与える配慮、出演者を総出演させ、悪役だったうっきー(猿)を端っこに涙目で配置するさりげないユーモア。この短時間で、よくここまで練り、作りこんだものです。
他どのチームも、声がよく出て録音がしっかりできていて感心しました。

「人間力を育む」教育における「ICTを活用した保育を学ぼう」という趣旨でお声がけいただき光栄でした。ICTを子どもの創造表現活動に活かせる保育者や幼児教育者が、IPUから巣立つことが心強いです。
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「ピッケのつくるえほん」ワークショップ @枚方T-SITE


6月12日日曜日、5月にTSUTAYA創業の地にオープンした『枚方 T-SITE』(大阪府)でワークショップをしました。(企画・コーディネイト:科学コミュニケーター 本田隆行さん)
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代官山のT-SITEよりさらに広い印象で、子どもやファミリー向けスペースも充実しています。開店30分前に入れていただくと「さて、どこがいいですか?」と問われました。一瞬「??」。5階蔦屋書店内「どこでも使っていいですよ」という意味で、わーい!とテンションあがります。
このカフェも、大人向けをできる日がくればぜひ使わせてほしい空間です。
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今回は、靴を脱いで入る絨毯敷きのスペースを使わせてもらいました。
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ご参加の親子それぞれでデジタル絵本をつくってもらいました。
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ぐんぐん作る小3男児がふと手をとめてお母さんの進み具合を気遣ったり、録音操作を母娘で一緒にする等の様子は見られたものの、どの母子ペアも互いの創作には口はさまず、それぞれが夢中で作っていました。
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いつものように贈る相手を決めてもらったところ、子どもたちは、父の日が近いためかお父さんが多く、お母さん方は全員が、お子さんでした。

お母さん作、子ども作、それぞれ1作品ずつ紹介しますね。

「太陽と一緒」 まいこさん作
息子の太陽くんへ贈る絵本です。
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大切な宝物、太陽くんを愛おしむ気持ちが伝わってきます。

「アヒルの戦い」 蓮くん(6年生)作
お兄ちゃんへ贈る絵本です。(蓮君は3兄弟の末っ子だそうです。蓮君が上のお兄ちゃんへ贈るので、お母さんは2番目のお兄ちゃんへ贈る絵本をつくられていました)
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ストーリーも絵もすぐ浮かんでくるらしく、眼にもとまらぬ速さでつくっていました。斜めの構図や積木やバッドでつくったモンスター(?)に感心しました。一件落着した裏表紙で、雨があがっているのも上手いです。

立地や場の雰囲気も分かったので、次回は特性を生かして臨みたいです。あと大画面での発表はできればしたいので、何か方法ないかなーと考え中です。

写真を、Facebookページ「PeKay」でご覧いただけます。

小学2年生がプレゼン作成


放課後の課外教室で「ピッケのつくるプレゼンテーション」を活用してくださっているということで、見学&ゲスト講師として出かけてきました。迎えてくれたのは、はつしば学園小学校(大阪府堺市)の2年生と3年生の子どもたち。自分で作ったクレーン車について、1枚のスライド「作品紹介カード」にまとめます。

4月5月に、滑車やおもり、車について基礎学習をしたあと、おもりで動くクレーン車を1人1台作ったそうです。
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前時からスライドづくりに入り、クレーン車の写真を読み込み、自分のクレーン車を名づけてタイトルとするところまでが済んでいます。本時は、ゲストの私がソフトの操作を説明した後、自由に制作してもらうことになりました。
スタート時は、全員のスライドが、テンプレート通りのほぼ同じ見た目です。
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制作途中の様子から、いくつか紹介します。

タイトルも「タイヤにひっぱられるくん」ですから、「注目」してほしいのは、もちろんタイヤです。丸で囲んでありますね。クレーンがすごい馬力で家ごと引っ張りあげるので、ピッケがびっくりして飛び上がっています。
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構造としては、吊り上げられたおもりが落ちる時に、紐を通してその力が車軸に伝わり、巻かれた糸がほどけることにより車軸が回転するのだそうです。デジタル積木を使って解説しています。
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もしクレーン車が港で活躍したとしたら、いっぱいの荷物も軽々と荷揚げします。
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大半が2年生の子どもたち、自分のつくったクレーン車の良さを伝えるにはどうすればよいか、切り口や表現を工夫して、友だち同士わいわい楽しみながら作る様子に嬉しくなりました。
次回が最終回で、動き方や工夫したことを文字で入力して、作品紹介カードを完成させるそうです。残念ながら訪問はできませんが、完成した作品紹介カードを、後日見せていただくことが楽しみです。