「ピッケのつくるえほん」を、Facebookを介さずダウンロードストアからご購入いただけるようになりました。
3月のリリース以来、国内の方から「使いたいけれど、Facebookへの登録に抵抗がある」という声をいただいていて、ずっとなんとかしたいと思っていました。
オンラインで利用いただけるよう構築することは壮大すぎて難しく、ダウンロード販売のみ、お支払いはクレジットカード一括払いのみです。
コンビニ払いやゆうびん振込を入れることできなくて、すみません。
価格は2980円(税込)。おひとりの個人が無期限にご利用いただけます。
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実は、先の「教科書に載った小説」の「絵本」で、祖母のことを思い出しました。(「絵本」という以外に共通点はありません)
私事ですが、書き留めておきます。
昨年の夏の終わり、祖母が暮らす両親の家で1泊を過ごしました。
昼下がり、8歳の姪がピッケの絵本を作るというので、父のPCで1作つくり、3冊製本しました。1冊は自分、1冊は3歳の妹、1冊はひいおばあちゃん(祖母)にあげるのだと言って。
絵本ができあがり、祖母が寝たり起きたりで過ごしていた1階の座敷へ、3冊を携え駆け下ります。3歳も、とことこついてきます。
3人で祖母が座る座椅子を囲むと、姪は少し得意げな様子で、絵本のページをめくりながら大きな声で読み上げました。ピッケの絵を見て「たみちゃん(=私)の?」と問う祖母に、「ちがう、私が作ったの」と表紙の作者名のところを指し示します。
日頃「お年寄」に会うことがなく、腰が90度以上に曲がった祖母を時に恐がり泣くことさえあった3歳の姪も、この日はリラックスした様子で、祖母にもたれ顔を寄せ絵本をのぞきこんでいます。
祖母は、補聴器をつけてはいるものの、ほとんど聴こえていません。おそらく訳はわからず、でも、とにかくも、こうやって曾孫2人と孫(私)とが、自分のためにと絵本を読んでくれるのですから、嬉しそうな様子で聴いていました。
「おしまい」となり、閉じた裏表紙に持ち主のなまえとして自分の名前が入っているのを見て、眼を丸くします。(初期の仕様では、裏表紙に持ち主の名前を入れる欄があったのです)
姪が同じ絵本を3冊並べ、裏表紙の持ち主名を示しながら、「これは私、これは妹。これはひいおばあちゃんにあげるの。どうぞ」と手渡すと、なんとなくはわかったようで「ありがとう」と嬉しそうに受け取りました。
その3週間後、祖母は息を引き取りました。92歳の大往生でした。
もらった絵本を、ずっと大事に、繰り返し繰り返し読んでいたそうです。葬儀の日、他の遺品とともに絵本を棺に入れました。
初孫だった私は、幼少の頃から特に可愛がってもらいました。
大好きな祖母とのさいごの風景が、姪っ子たちと一緒にピッケの絵本を読んだおだやかな時間であることは、とても幸せです。
先月、その祖母の一年祭でした。
今でも、守られている気がします。
すっかり秋ですね。
「教科書に載った小説」佐藤雅彦編 を読みました。
国語の教科書に掲載された小説12篇が収められています。
これが面白いのです。
ひょっとしたら私の使った教科書に載っていた作品もあるのかもしれませんが、「読まされ」て面白さに気づかず過ぎたのでしょう。それぞれの教科書を作った選者によって選ばれ、時を経て、この本の編者によって選ばれ、2つのフィルターを通って届いたということですね。
なかに「絵本」と題された、胸にせまる作品があります。
ある日小包で「ももたろう」の絵本が届く。中には12年前に亡くなった畏敬の友からの一通の手紙が入っていた。死を間近に控え、友の未だ見ぬ未来の子どもへ、1冊の絵本を贈ろうと計画し託した絵本。
作者、松下竜一のおそらく実話なのではないかと感じました。
他にも、とんかつ、絵本、少年の夏、父の列車、雛…など、珠玉のつまった1冊です。
編者佐藤雅彦さんHPの紹介文は こちら>>
夏前に買った2つのデジタルガジェット。iPhoneとPoken。
携帯電話は、渋々持つという感じでたいして興味もなかったのですが、iPhoneはどうしても欲しくなり買ってしまいました。
電話もできて(ということを忘れるくらい)、実験的オモチャで、モバイルPCです。 楽しいアプリがたくさんあります。 ピッケのmovieを作ってくださった(撮影、編集、音楽も)Conitの中島敦さんがつくられた Melody Bellも、大好きなiPhoneアプリのひとつです。
そして最近いちばん驚いたのは、セカイカメラ!
iPhone を街や物にかざすと、エアタグが浮かび上がります。近未来の世界をのぞき見ているようです。
とはいえ、ゲームを元々あまりしないので、基本は、ユーティリティ系アプリを使っています。
8月に福岡へ行ったときは、天神で迷子になってしまい、iPhoneのGPS機能のおかげでホテルまで戻れました。
もう少し使いこなして、iPhoneとPCのデータを極力クラウド化して同期したいなと思っています。そうできると、重いPCを持ち歩くことが少なくてすみそうです。
iPhoneは携帯電話とは在り方がまるで違います。 新しい試みが、iPhoneをプラットフォームに登場するので、そこが何より楽しいです。
電子名刺のPOKEN。
6月に買って以来、私の生活圏にユーザーいなくて、実はまったく使っていませんでした。先日Twitter関連の集まりに出たので、はじめて利用。
紙の名刺から、テキストを拾って打たなくていいので、ぐんと楽です。
かなりのデジタル音痴のハード音痴なので、面白そう!と買ってはみたものの、いざ使うとなると、初歩的なところで毎度つまずいています。 リアルやTwitter上で教えてもらいながら、えっちらほっちら遊んでいます。
以前このブログ上で、「お仕事しました」報告をした
鎌倉女子大学のキャラクター、みどりさんとミラクルが
車中の吊広告に登場しているそう。
友人が早朝通勤の東横線で撮ってくれました。アリガトウ!
沿線にお住まいの方、見かけたら、ぜひチェックしてみてくださいね。
みどりさんとミラクルが登場するWebサイトは こちら>>
小学4年生作の絵本作品が「コンピュータおばあちゃんの会」の皆さんに贈られました。15年前の設立時から異世代交流に取り組んでこられたとのこと。 素敵な会に出会えて、ピッケにとっても 「シニアと子どもが一緒にいる場をつくりたい」の、うれしい最初の1歩となりました。
架け橋となってくださったのは、昨年まで教壇に立たれていた元図工の先生です。さらに交流を続けていかれるとのこと。 私もとても楽しみにしています。
「コンピュータおばあちゃんの会」ホームページは こちら>>
今年80歳になられる会の代表、大川加世子さんが作られています。
※注意 音がします
「ピッケのつくるえほん(PeKay’s Little Author)」は、Facebookアプリケーションとしてリリースされています。
Facebookというのは、世界でもっとも利用されているSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)です。日本では mixiが有名ですね。
ユーザー数はどんどん増えていて、3億人を超えたそうです。それって、ほとんど「国家」です。専用アプリケーションも、35万個以上もあります。(そんなに多いことは、今これを書くために調べて、はじめて知りました)
で、半ば信じられないのですが、PeKay’s Little Author が、Featured By Facebook(Facebook注目のアプリケーション)として紹介されています。 Facebook自身が全アプリの中から選んだ、たった39個の中に。
PeKay以外の38個は、ユーザー数も何100万とか何10万の有名アプリで、よくぞそこへPeKayを並べてくださいました。
地味なアプリだし、絵のテイストも、どこから見ても The「日本」なので、欧米や諸外国で受け入れられるだろうか…と心配でしたが、少なくともFacebookの方は認めてくださったということ。 嬉しいなぁ~。
どうも半信半疑で、1日で消えちゃうのかもと、ここへ書けずにいたのですが、紹介されていると気付いて今日で3日目。消えてないので。(39個の中での表示順はリロードのたび変わりますが、39個はFix)
全部門アプリ35万個以上の中から、39個がFeatureされています↑
教育部門アプリの中から、2個がFeatureされています↑
これを機に、いろんな国のたくさんの人に知ってもらって、PeKayでおはなしづくりしてもらえるよう願っています。