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ピッケの音3


音の容量は大きいので、1ループを、あまり長くはできません。
でも単調に感じないようにしたい。
そこで、BGMに複数トラックをあてられるのであれば、
音を変える条件をトラックごとに変えてやって、
各トラックの、別種類のループへ移るタイミングをずらすことで、
単調に聞こえるのを和らげようとしています。
例えば、「リズムのもり」はっぱサブステージでは、
1つ目のトラックは、はっぱのRGB値によって変わる
2つ目のトラックは、地色のRGB値によって変わる
3つ目のトラックは、実の色(3色の実の色の比)によって変わる
としてあります。
そこに加えて、実にマウスオーバーしたときのSE、
花にマウスオーバーしたときのSEが、上からかぶさるので、
画面上でマウスを動かしていると、なんとなく心地よく
音が変わっていく となっています。

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3色ある実の色の比(青が多い、オレンジが多い、黄色が多い、混在)が変わると、音も変わります。

ピッケの音2


「リズムのもり」ステージの音楽は、
大貫貴子さんに依頼して作ってもらいました。
プロにお願いできて、うれしい限り。

・ マリンバやスティールパンなど、アコースティックな音色で
・ 「メロディー」が強くあったり「楽曲」になっていないのが望ましい
勝手な希望を山ほど伝え、お願いしました。

じめんサブステージやはっぱサブステージにいる時に
バックに流れている音、時間帯によって、少し違うのに
お気づきですか?
午前、午後、夜(夕方以降)の3通りあるのですよ。

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水面が空の色を映してオレンジ色になる頃、鳥の声も静まっています。

ピッケの音1


初期の、おうちステージしかなかった頃、
自分で録音した音やフリー音源を、フリーソフトで加工して
ピッケの動きに貼り付けていました。
ピッケが「おなかいっぱい」と腹つづみを打ちますが、
これは、まさに鼓=タイコの音から加工。
「クラクションみたいな おとがする
 この おはなが じまんだよ」
この鼻の ブイブイッ!音も、「~みたいな」というか、
実は、車のクラクションの音そのまんまなのでした。

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ピッケとの関係


さんごくんのおうちの近所に、
道路などの造成までが済んだ宅地があるらしく、
そこにピッケの家が建つことを想像して、描いてくれました。

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 「おれのうちの近くには 住宅地があって、
  まだ建物はたっていないけど、道路はあるよ」
  (4歳男子の「おれ」がほほえましいです)

さんごくんは、2歳の頃から、自分で描いた絵を
モニターの中のピッケに見せてくれていました。
今でも、幼稚園の行事や、流行(ハイパレスキュー、のだめや
オッパッピー)、自分の身のまわりで起こるいろんなコトを、
絵にしてピッケに教えてくれます。
これって、ピッケの作り手としては、とっても嬉しいです。
さんごくんとピッケ、いい関係だな~と思います。

みんなからの作品は「みんなのひろば」にあります。

※ 念のために絵の解説を加えておくと、
   グレイは舗装された道路(センターラインが見えますね)。
   上からの俯瞰です。そこに、おうちやバス停が並んでいます。

しあわせ者のピッケ


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まあちゃんとゆうくんちのピッケ。ママの手作りです。

このぬいぐるみピッケ、幸せなことに
週末の家族旅行にお供させてもらったとのこと。

抜けるような青空の下、
はじめて見る一面の雪景色。
かまくらに入ったり、そりあそびをしたり、
どんなにか楽しかったことでしょう。

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        まあちゃんとそり遊び

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   雪焼けもナンノソノ、うれしそうなピッケ

まあちゃんとゆうくんのママであるちゅまさんのブログには、
子どもたちとの手作り遊びが、いっぱい紹介されています。

ムンク展


兵庫県立美術館へムンク展を観に行ってきました。

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ムンクといえば → 叫び のイメージですが、
装飾画家としてのムンクを捉えなおすという企画でした。
よって、作品は単独でなく連作で展示されています。
ムンクは、物語や世界のもっとも効果的な見せ方、並べ方を、
何度も試行錯誤したそうです。

装飾壁画という性格上、現地に行かないと現物は見れず
会場に並ぶのは主に素描となるシリーズがあるのは、
いたしかたなしとはいえ、ちょっと残念。
(思考の軌跡を読めると思えば面白くもあるけれど)
オスロ大学の講堂や、フレイア・チョレート工場の社員食堂など
実際に行ってみたくなりました。

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会場出口付近にパソコンが設置してあって、
好きな画像を選び、添付メールで送ることができます。

春をまつ


前記事のひとり追悼式の写真を見ると、
2000年には、沈丁花、水仙とも、
この時期すでに咲いていたということ。
水仙は、早い年なら、お正月にも活けているというのに、
今年はずいぶん遅いです。

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           ここからが、まだまだかな…。

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           あと少し。  待ってるよ!

グッド・グリーフ!


事務所の屋号"Good Grief!"(グッド・グリーフ!)は、よく、グッド・リーフ → はっぱ? とか、グッド・グリーク → ギリシャ?と間違えられます。
実は、漫画"PEANUTS"の作者チャールズ・M・シュルツ氏の口癖です。「まいっちゃうよ」「やれやれ」といったニュアンス。その制作姿勢や世界観にあやかりたくて、あつかましくも屋号にしてしまったのでした。漫画の中で、登場人物のチャーリーブラウンがたびたび口にしますが、一般にはあまり使われない言葉だそうです。でも、とってもシュルツさんらしいコトバ。作品の根底にも、"Good Grief!" な空気が流れていると感じます。

子どもの頃から"PEANUTS Comic Strips"が大好きでした。
野球は負け続け、蹴ろうとするボールをルーシーに毎度引込められ、赤毛の女の子にはフラれて、いつもため息のチャーリーブラウン。成績はDマイナスだけどスポーツ万能、スヌーピーのことを犬じゃなく鼻の大きい子だと思ってるペパーミントパティ。ガミガミ屋で毒舌さえわたり、でも、シュローダーの前では時に女の子っぽい面も見せるルーシー。おませな妹サリー。ぬけさく鳥のウッドストック。どの登場人物も、輪郭がくっきりしていて実在しているよう。橋の上で、チャーリーブラウンとライナスが、ため息まじりに哲学的な会話をするシーンなんかも好きでした。漫画の中のアメリカ文化も新鮮で、スクールバスや夏のキャンプ、マシュマロを焼いて食べたり、春のイースターで卵を探したり。ハロウィーンも、ライナスがかぼちゃ畑で大王を待ち続ける漫画から知りました。

CGを始める前、神戸の子ども服の会社に勤めていたのですが、ラッキーなことに、スヌーピーの洋服と関連雑貨のデザインの担当になりました。大好きな"PEANUTS"の原画を、日本中の誰より先に見られるとっても幸せな職場です。そして、入社から数年たったある年の夏、なんと出張でシュルツさんの事務所を訪ねることになったのです。

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  その場で描いていただいたサイン、家宝です。

サンフランシスコから車で2時間たらずの小さな町、サンタローザ。シュルツさんが建て町の子どもたちに開放されているスケートリンクやテニスコート、野球やフットボールのグラウンドなどがありました。「シャイな方だから、出張者に会うことはまずない」と聞いていたのですが、アトリエの中にまで招き入れていただきました。シュルツさんは、アシスタントを使わず、罫線引きも墨入れも全部ご自分でなさいます。華やかなことを好まず、TV出演やインタビューなどは苦手で、サンタローザでの日々の生活を愛していらしたそうです。スタッフも気心の知れた最小限の人数、事務所もアトリエも、こじんまりとした居心地の良い場所でした。

シュルツさんは、2000年の今日亡くなられました。ご自宅で眠ったまま。

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訃報にふれ、ひとりでした追悼式。2000年2月
飾ったのは、平日版の最終回と新聞の切り抜き。

その翌日、日曜版の最終回が新聞に掲載されました。おだやかで愛と感謝に満ちたシュルツさんの言葉がありました。

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  プリントを事務所の壁に飾っています。

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Dear Friends,
I have been fortunate to draw Charlie Brown and his friends for almost 50 years.
It has been the fulfillment of my childhood ambition.
Unfortunately, I am no longer able to maintain the schedule demanded by a daily comic strip.  My family does not wish Peanuts to be continued by anyone else,
therefore I am announcing my retirement.
I have been grateful over the years for the loyalty of our editors and the wonderful support and love expressed to me by fans of the comic strip.
Charlie Brown, Snoopy, Linus, Lucy… how can I ever forget them…

—————2000.2.13 日曜版より——

ピッケ、座敷わらし説


友人のみやばら美かさんが、
昨年夏の帰省時に、4歳の姪っ子さんとのピッケ体験談を、
mixiの日記に書いてくれました。 (以下、許可を得て転載。)
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ピッケのおうちが住み着く

「こんどはわたしが、かくれるね。」
姪と遊んでいるようにみせかけて、反応を観察していて私は固まった。
ピッケは隠れることができても、隠れている姪を探すことはできないのだよ。とは言えないし…。

いままで大人でも十分楽しめるのでひとりでピッケを楽しんでいた。
子どもがどんな反応をするか見てみたかっただけなのに、
これは…私が試されている!
「ピッケがかくれたいって言ってるよ。」と一度目はごまかせた。
「どんなダンスがいいか言ってください。」
「どうしてさみしいの?」
「どんな歌がいいか聞いて。」
どうやら私をピッケとの通訳者だと思っているらしい。
そんなことわたしゃ知らないよ。と流石に4歳に言えない。
これは、子どもは楽しく遊び、大人は創造的な言葉を鍛えるものだと思う。
違うことを考えていて吹き出しを読まなかったら
「ちゃんと読んでよ」と怒られるし子育てとは大変なものだ。

「ピッケ今なにしてるかな~?」
と姪が頃合いを見計らって何度も言ってくる。
終わりにするときにピッケが眠たいと言ってねてしまうから
彼女のなかでピッケは生きている。
昔でいうならば座敷わらしみたいな存在だと思う。
普段目には見えないが、どこかでこちらを見ている。
昔と違うところは、こちらからアクセス可能なところだろうか。

彼女の父親である兄にピッケのアドレスを教えたとき
兄は「文章も読んでくれればいいのに」と言った。
すかさず母が
「これは親が読んで意味があるもんだ。子育てを怠けるな」
と一喝していた。

母にはtamieさんの作った意図は何も説明していない。
私はこの人に育てられたよ…と観念した。
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みやばら母サマ、恐れ入りました。
そして、お正月の日記にも。

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半年ぶりに会った姪が私の顔を見るなり、笑顔で
ぶたちゃんに会いたいのと言う。
ぶたちゃん??…
あぁ!ピッケか!四歳の子供が半年間覚えているとは
ピッケ恐るべし。

姪は母親に歯磨きをしてもらっているときに嫌がって
「読み込み中」とわめいていた。
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日記の内容も、これを書いてくれたことも嬉しくて、
よし、今日も作るぞー! という気持ちになります。
みやばらさん、アリガトウ!

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                  うっぐ という、進めない、押さえつけられた感じを
                  とっさに「よみこみちゅう!」と表現したのですね。
                                      …想像図です。