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高校でゲスト講義


茨城県立竜ヶ崎第二高等学校で、人間文化科2年生の授業を担当しました。お招きいただくのは6度目です。今年度もWinソフト「ピッケのつくるプレゼンテーション」(※)を使って絵本をつくりました。

ふだん生徒さんが使用している1人1台のハードは Chromeブックだそうです。ChromeOS上でピッケは動作しないので、ゲスト講義は、新しいデスクトップWinパソコンが導入されたPC教室で行いました。授業後は、先生方対象で研修も行い、活用事例等も含めつつお話しさせて頂きました。

完成した絵本は製本して、年明けの保育実習で園児たちに読んであげるそうです。さらに優秀作品については、「茨城アジア教育基金」を支える会の皆さんによって翻訳されラオスの子どもたちへと届けられます。

竜ヶ崎二高の生徒さんたちは皆さんとても元気がよく創る意欲も旺盛で、授業するのが毎年楽しみです。

※ Winソフト「ピッケのつくるプレゼンテーション」は、昨年度末で新規の販売を終了しています。

大学でゲスト講義


9月22日、青山学院大学 教育人間科学部(杉本卓先生)3年生ゼミでゲスト講義でした。かれこれ10年ちかく毎年伺っていて「内容お任せ」と言って頂けるのがありがたいです。昨年は全員が一般企業へ就職なさる学生さんたちでしたが、今年は半数ほどが教育関連ということで、教育の場での活用事例も含めました。
学生さん同士も仲良くなごやかで、先生との距離感も好ましくて、おかげで楽しく授業できました。

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使用アプリ:  ピッケのつくるえほん for iPad
ピッケに関するお知らせやレポート:  Facebookページ「ピッケ」
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「ピッケのつくるえほん」ワークショップ@豊橋


9月16日土曜日は、外国にルーツのある子どもたちとの絵本づくりワークショップでした。
午前は中央図書館で。今年度から図書館での開催回は、国籍にかかわらずどなたでも参加OKとしています。三連休初日のためか、外国ルーツの常連さんたちはお休みが多くなりました。
まずは、伊藤孝良さんによる読み聞かせ『すてきな三にんぐみ』(トミー・アンゲラー 作、今江 祥智 訳、偕成社)から。選書は図書館司書さんです。

ここのところ「テーマ」をなかなか意識してもらえていないので、今回は小さい子でもイメージしやすいように「おしろの こどもは ふえる ふえる……」部分の「ふえる ふえる」に着目し、どこかに「ふえる ふえる」を入れてね(増えると楽しい、面白い、嬉しいもの)または自由としました。

お話ができた子から、思い思いの場所で録音をして

製本。

そして発表会。

初参加のミャンマールーツ5歳さんは、家庭では日本語とミャンマー語の併用だそう。自作の上映順が回ってくると、緊張、大照れ、そして、はじける笑顔でした。

「きょうはかみなりゴロゴロでした」お話づくりの楽しさにあふれています。

常連小1くんによるゴジラシリーズ。ようやく、巨大ザウルスの体内から脱出できました。次回はたして海へ帰れるでしょうか。(発表はライブ、録音はしない主義のため作品に音はありません)

この小1くんの影響か「シリーズ」化が流行っていて、この日が参加2回目の5歳さんは『ピッケのスペシャルスター2』。前作ではピッケが取ってきたスペシャルスターのおかげで家ができたのですが、今作では、スペシャルスターが2つになり、ともない家も2軒になりました。ちゃんとテーマの「ふえる」も踏まえてくれています。

お母さんも、同じ世界での次の日のできごとを描きました。お家がさらに増えています。録音は母子で一緒に。

姉弟での参加3回目の弟くんは、裏表紙が次回予告でもあるという趣向。次作は運動会のお話になるのかな?

そのお姉さんは、といっても未だ年長さんなのですが、毎回ひとりでどんどんつくっていて頼もしいです。

大人も作り手として子どもと対等です。娘さんが4歳の頃から、ほぼ毎回参加のお母さんは、運営の手伝いもしてくださりながらの短時間の中で、娘さんとの日常をいつもお話になさいます。先月8歳になった娘さんは反抗期にさしかかった様子で、その悩みもありつつ、増えていく娘さんからの手紙は宝物だと描かれていました。

午後は、校区市民館へ移動。残念ながら参加者ゼロでした。
昨年度までは、午前は西部団地、午後は岩田団地での開催で(どちらも外国人集住地区)、午後の岩田団地での開催回は、増減はあるものの楽しみに来てくれる子どもたちがありました。今年度、諸事情により、団地内の集会所から岩田校区市民館(徒歩10分)に変更になりました。子どもたちが通う小学校に隣接している上に設備も使いやすくて、良い会場を使わせてもらえることになったと安堵していました。ところが肝心の団地住まいの子どもたちが来ないのです。昨年度までは午後であったのが午前になったせいもあるかな、とも思いましたが、今回午後の開催になっても変わりませんでした。
たとえ物理的距離が近くても遠いのだと、彼らのコミュニティである団地の外へ出るハードルの高さ、心理的距離をつくづく思い知りました。会場の手当てをどうするか、悩ましい課題です。

次回は10月15日日曜です。主催:市民ボランティア「ピッケの会とよはし」(代表:伊藤孝良さん)、協力:中央図書館。当初の予定ではAM10時~岩田校区市民館、PM14時~中央図書館でしたが、団地在住の子どもたちが参加できるよう、会場等を見直すかもしれません。確定しましたら「ピッケの会とよはし」Facebookページに開催案内が出ます。

→ 10月14日土曜 AM10時~中央図書館、PM14時~岩田住宅の集会所 に変更になりました。

YouTube にも、ブログで紹介しきれない作品をアップしています。(各リスト内、新しい作品ほど下の方です)
再生リスト:子どもたちの作品(外国ルーツ)
https://www.youtube.com/playlist?list=PL06QBDbPI5MDCAXj0jIq7C3i4ZGcePgZo
再生リスト:子どもたちの作品(小学生)
https://www.youtube.com/playlist?list=PL06QBDbPI5MBKBXq5Ht4LOFykml4t0uxQ
再生リスト:子どもたちの作品(未就学児)
https://www.youtube.com/playlist?list=PL06QBDbPI5MC27Xphjuy17zY423NHIQga
再生リスト:大人の作品
https://www.youtube.com/playlist?list=PL06QBDbPI5MDgsLr0ZrxoNmXWZB2gFcOZ

ご参加の方で自身の作品を探したいときは、上記の再生リストから探すか、YouTube の検索窓で、例えば「豊橋 ピッケのつくるえほん さとみさん」など「豊橋 ピッケのつくるえほん (作者名)」で検索してみてください。(ここ最近はできるだけ全作品をアップロードしているのだけれど、全作品ではなく一部のみです) 

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市民ボランティア「ピッケの会とよはし」(PeKay Toyohashi)さんのFacebook:
https://www.facebook.com/100091953173119

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「おへやでピッケ」でチャイケモへ


貸出していたiPadが病院から戻ってきたので、チャイルド・ケモ・ハウス(愛称:チャイケモ)へ出かけてきました。データを取り出し、入院中の子どもたち、付添いのお母さん、それぞれ作の大切なお話を、チャイケモの井上さんと一緒に製本しました。

チャイケモには、訪れる人や滞在者をなごませるデザインが、いつも何かしらあります。この日は、ずらっと並んだペンギンたちが迎えてくれました。

公益財団法人チャイルド・ケモ・サポート基金
重い病気をもつ子どもたちや家族をサポートする活動を行っている。( NPO法人チャイルド・ケモ・ハウスは、発展的解散の手続きを経て、2022年9月より公益財団法人チャイルド・ケモ・サポート基金に統合されました )

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「ピッケのつくるえほん」ワークショップ@豊橋


8月19日土曜日は、外国にルーツのある子どもたちとの絵本づくりワークショップでした。
岩田校区市民館での午前回は、残念ながらこの日もブラジル籍の常連さんひとりだけ。寂しくなるかと思いきや、到着するなり「今日はピクミンの歌~!」とつくり始め、まるで会場に陽光がさすよう。絵本の読み聞かせも2冊を読んでくれました。制作に入ってからも、迷いなく手を動かしながらずっと歌っています。発表をライブでしたいというこだわりからいつもは録音をしないのですが、今回は歌なので自らすすんで録りました。


気が乗ってる今なら過去の無音作品にも音を入れてくれるかしらと持ちかけてみたところ快諾。今年1月につくった「お化けず~かん」にも録音しました。

発表会では、自作の上映後、伊藤さんと私に「どのお化けにいちばん会ってみたいですか?」「どのお化けがいちばん好き?」とインタビュー。どうぞこのまま伸びやかにと願わずにはいられません。

午後は中央図書館へ移動。今年度から図書館での開催回は、国籍にかかわらずどなたでも参加OKとしています。『のっているのはだあれ?』(新井 洋行 作・絵、偕成社)の読み聞かせからスタート。シルエットから動物を当てるシンプルなお話は、日本語にまだ慣れない子や小さな子どもたちにも楽しめました。選書は図書館司書さんです。

初参加のブラジル籍ご一家。小4、小3、5歳さん。5歳さんはお母さんと一緒に録音も日本語でがんばりました。


子どもたちから「えーっ、知らないのぉ!?」と言われてしまったのは「アモンガース」。Among us、子どもたちに人気のゲームなのですね。

こちらも、ブラジル籍ファミリー。ご家族4人で2回目の参加です。

小3のお兄ちゃんは、前回に続き実に熱心に取り組んでいます。家庭内では母語、就学を機に日本語を使い始めているため、日本語の文章をテキスト化するのが少し苦手です。気になりながらも途中で見てあげることできず前回も心残りでした。今回は、創造大学の学生さん(日系3世)がサポートしてくれました。おかげで予想変換の選択ミス等も激減し、本人も納得の作品になりました。

常連小1くんによるゴジラシリーズ。巨大ザウルスに食べられたところで「続きは次回!」となっていました。さてどうなったかと言うと、未だ巨大ザウルスの体内に居て、さらに次回へと続きます。(発表はライブ、録音はしない主義のため作品に音はありません)

その小1くんが見込んだのは、初参加の5歳くん。「『ピッケのスペシャルスター』だって」。私のところまで来て、制作中の5歳くんの方を見やりながら教えてくれたのでした。発表会でも5歳くん作の上映を「お主やるな」の風情でうなずきながら観ていて、刺激を受けつつ認めている感が良かったです。

前回スイカ割の工作のお話をつくられた保護者さんは、シルエットから当てるお話。ラストシーンへの展開も見事で、皆から「わぁ~っ」と声が上がりました。

この日、たまたま伊藤さんのシャツが人気キャラクタ「かいけつゾロリ」のシルエット総柄でした。読み聞かせの絵本とまさにピッタリで導入に活かすつもりが、バタバタでその余裕なく過ぎてしまい残念なことをしました。

スタンプカードが満杯になったのは、明日が8歳の女児さん。4歳の頃から楽しみに来てくれていて、この日が18回目の参加でした。「ピッケが続くかぎりずっと来ます」と嬉しいお手紙をくれました。ありがとう!

定員超しかも初参加者が多くて、受付~進行~印刷、伊藤さんも私も終始手いっぱいとなり、人数が多い分、発表会でさらに30分超過してしまいました。それでも最後まで残ってくれた子どもたち。自信作を手に一緒に写真を撮りました。

次回は9月16日土曜、10時~は豊橋市中央図書館3階、14時~は岩田校区市民館の2階集会室です。主催:市民ボランティア「ピッケの会とよはし」(代表:伊藤孝良さん)、協力:中央図書館。どうぞ来てくださいね! 午前の図書館での回は事前申込必須。18名で締め切りとなります。申込受付が始まると「ピッケの会とよはし」Facebookページに案内が出ます。

YouTube にも、ブログで紹介しきれない作品をアップしています。(各リスト内、新しい作品ほど下の方です)
再生リスト:子どもたちの作品(外国ルーツ)
https://www.youtube.com/playlist?list=PL06QBDbPI5MDCAXj0jIq7C3i4ZGcePgZo
再生リスト:子どもたちの作品(小学生)
https://www.youtube.com/playlist?list=PL06QBDbPI5MBKBXq5Ht4LOFykml4t0uxQ
再生リスト:子どもたちの作品(未就学児)
https://www.youtube.com/playlist?list=PL06QBDbPI5MC27Xphjuy17zY423NHIQga
再生リスト:大人の作品
https://www.youtube.com/playlist?list=PL06QBDbPI5MDgsLr0ZrxoNmXWZB2gFcOZ

ご参加の方で自身の作品を探したいときは、上記の再生リストから探すか、YouTube の検索窓で、例えば「豊橋 ピッケのつくるえほん たいちくん」など「豊橋 ピッケのつくるえほん (作者名)」で検索してみてください。(ここ最近はできるだけ全作品をアップロードしているのだけれど、全作品ではなく一部のみです) 

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市民ボランティア「ピッケの会とよはし」(PeKay Toyohashi)さんのFacebook:
https://www.facebook.com/100091953173119

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「ピッケのつくるえほん」@福岡アジア美術館


8月6日 福岡アジア美術館での「おいでよ!絵本ミュージアム2023 Final」にお招き頂き絵本づくりをしてきました。10年ぶり4回目の絵本ミュージアムでのピッケです。

前日は会場設営と機材のセッティング。ご自身でもワークショップをなさり、手編みも料理もプロでICTにも長けた佐野直美さんが助っ人に入り、いちばんややこしい印刷まわりを引き受けてくださいました。当日は、YesAndの女性スタッフ4人も加わり心強い限りです。

倍率10倍の抽選を経た参加者名簿を見ると、4歳が多く3~6歳で半数を占めています。でも、スタッフも贅沢布陣ですし大丈夫だろうと思い、保護者の方には、子どもから離れた見学席に座っていただくことにしました。「子どもたちは大人が思う以上にできます。ご一緒に楽しみに待ちましょう。録音では、もしお子さんから頼まれたら声の出演をしてあげてください」とお願いしました。

午前回も午後回も未就学児が大半とは思えない、落ち着いて集中した時間となりました。会場内がやや暑かったこともあり、水を飲む休憩時間をとったのですが、その中断もしたくないほど夢中になっている子もいました。

絵本を贈る相手は、お母さん、パパとママ、学校の先生、保育園のN先生、いとこのお兄ちゃん、おじいちゃんおばあちゃん等。米国のお父さんへという子もいました。レオ・レオニが好きだという学校の先生へ贈る絵本をつくった2年生は、海の中のお話をつくりました。花が好きなおばあちゃんへ贈る絵本をつくったのは5年生です。

4歳作はパパに贈る絵本。星はロケットに乗っている宇宙人のオモチャだそうです。雲が飛行機を追いかけています。

10歳作の家族へ贈る絵本では、くまのお父さん役でお父さんが録音に参加しています。

最年少3歳さんは誰より早くいちばんに完成させて、長丁場の2時間を発表会までフルに楽しみました。

おひとり大人の女性がご参加くださったのも嬉しかったです。甥っ子さんへ贈る絵本をつくられました。

そろそろ発表会が始まるという中で最後になってしまった6歳の女の子は、慎重に言葉を選び録音していました。いろんなタイプの子がいるのに、ワークショップでは全員に一律の時間を強いてしまうのが、いつも心苦しいのです。6歳さん、じっくり取り組めて立派でした。家族に贈る絵本を完成させました。

子どもたちの集中力と創造力は、いつも私たち大人の予想を上回ります。お父さんお母さんは、我が子が作り上げる姿に驚かれます。
子どもたちのおかげで幸せな一日になりました。

さて、ワークショップを終えてようやく展示を拝見。「オズの魔法使い」の森で始まり「もりの100かいだてのいえ」の森で終わります。途中、そらまめくんのふかふかベッドで眠ったり押入れに入って穴から覗いたりと、物語世界に浸って遊べる空間となっています。

岩井俊雄さんの「映像装置としてのピアノ」の展示もありました。2月に視聴した4時間に及ぶオンライン・トーク。まさかその実物を見れるなんて。子どもたちの奏でる音が会場内に流れているのもよかったです。

17年間このクオリティで続けてきたプロデューサーの高宮由美子さん、たいへんお疲れ様でした。Final に参加させて頂けて光栄でした。

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ピッケ@経済産業省こどもデー2023


8月2日3日、経済産業省こどもデーにお招きいただき、絵本づくりをしてきました。6年ぶり5回目です。

今年はこれまでの事前申込制ではなく当日受付とのことで、どうなることかしらと思いましたが、10時の開場ともに姉妹がピッケブースを目がけまっしぐらに来てくれて、嬉しいスタートとなりました。各日10名。初日は小1から中1までが参加してくれました。幼稚園時代から一緒という小2年生トリオは大の仲良し。

時節柄かおじいちゃんおばあちゃんへ贈る絵本をつくる子が多くいました。定員10名のさいご1枠だったためにふたりで1台となった兄妹。前半は3年生妹さんが「できるようになったこと」として一輪車と側転の様子を描き、後半は6年生お兄さんによる「物語」、録音にはお父さんも参加して、さいごは3人で声をそろえて「おじいちゃんお誕生日おめでとう!」。

2日目のピッケは午後2時から。酷暑の中、当日10時に整理券をとってくれた子どもたちが、開始10分前に戻ってきてくれました。

もうすぐ4歳になる妹へ贈る絵本をつくったのは小1のお兄ちゃん。

5年生お姉さんは、応援に来てくれた弟くんへ贈る9見開きもの大作「アイスクリーム窃盗事件」をつくりました。発表会は姉弟で一緒に。

2日目は10人の内、6人が小1年生だったのですが、全員が録音までがんばり完成させました。自分の作品が上映されるときは、照れ嬉しで、ドキドキの様子です。

今年も、かつて未踏ソフトウェア創造事業でお世話になったIPA(情報処理推進機構)の皆さんが、事前準備から当日運営まで万全のサポートをして下さいました。なかでも「さすがIPA!」と感心したのは、メルアドなどの個人情報をとらず動画作品を即時に持ち帰ってもらう方法。事前に、20人分個別DirectCloudを用意しそのURLのQRコードを用紙20枚に出力しておく。当日、発表会をしている間に、完成作品を動画に書き出し各Cloudにアップロード。参加者それぞれが、配られたQRコードをスマホで読み取り動画をGet。皆さんとても喜ばれていました。それを見た私も。

未踏ブースを半日ずつシェアしたのは、開発者である寺本大輝さん(2015年度未踏スーパークリエータ)自らによるHackforPlay。プログラムを書き換えることのみで先にすすめるゲームです。こちらも即満席の大人気でした。

ほんとに楽しい2日間でした。参加してくれた子どもたち、お世話になった皆さん、ありがとうございました。

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「ピッケのつくるえほん」ワークショップ@豊橋


7月15日土曜日は、外国にルーツのある子どもたちとの絵本づくりワークショップでした。岩田校区市民館での午前回には、創造大学の学生さん(日系3世)が手伝いに来てくれました。残念ながら子どもは常連のブラジル籍小2女児ひとりだけ。仲良しの友だちの欠席を残念がりながらも、用意された絵本を張りきって読んでくれました。続いて絵本づくり。YouTubeで見たという「良い子悪い子普通の子」(40年前のTV番組)からの着想でつくり始め、しばらくすると全部消して、お母さんに叱られての言い分を語るお話に変更。順調につくっているなと思ったら「イイコト思いついた!」とまたしても路線変更。最終的に、切り抜いて遊べる絵本を完成させました。

もうひとつ別案をつくりたいから午後回にも参加するというのを、お迎えにいらした保護者さんに「それは来月ね」と諭され帰って行きました。叱られたお話も完成を見たかったな。お母さんは登場させずひとり語りにするという構想もユニークだったのです。つくるスピードを追い越す勢いで次々にアイディアがあふれてきます。

午後は中央図書館へ移動。今年度から、図書館での開催回は、国籍にかかわらずどなたでも参加OKとしています。寺井さんによる読み聞かせは『サンドイッチ サンドイッチ』(小西 英子 作・絵、福音館書店)。選書は図書館司書さんによります。絵本づくりのテーマは、重ねる・はさむ、または自由としました。(わかりにくかったと反省…)

参加3回目のブラジル籍3年生。ご両親と一緒に来てくれました。


その友だちは初参加。弟くんも一緒に。


前回インフルエンザに罹ってしまい来れなかった2年生。いつも実生活でのできごとをお話にして聴かせてくれます。今回は、学校でピザを食べた話。


3人とも家庭では母語なので、日本語は就学を機に習得しています。特に初参加の子に対しては、お話をつくり語る楽しさ、完成作品を手にする達成感を優先したくて、正しく直すことは後回しになっています。全体進行で手一杯なこともあり、ひとりひとりに時間をかけて、もっと丁寧に見てあげたいと毎回もどかしく思いつつ。

4歳さんもお母さんと一緒につくり録音をがんばりました。

日本人の子どもたち。常連さんも今年度から参加のご家族も楽しんでいました。初参加の4歳さん、お父さんの手を払いのけて自由につくっていて実に良いです。そうされたお父さんも嬉しそう。

発表会では、小1男児が前へ出てきて再生操作をしてくれます。いつの間にやら、4歳さんや小4生も出て来て一緒に。

ゴジラシリーズの小1男児。巨大ザウルスに食べられたゴジラはどうなる!?まさかの「続きは次回」に、皆で「えーっ!?」となりました。

保護者のきょうこさんは、子どもたちを触発する楽しいお話を披露してくださいます。このスイカ割りも作ってみたくなりますね。

子どもたちの弾けて笑う顔も真剣な顔も大好き。生まれたてのお話を聴かせてもらえるのは役得だなぁと毎回つくづく思います。

次回は8月19日土曜、10時~は岩田校区市民館の2階集会室、14時~は豊橋市中央図書館3階です。主催:市民ボランティア「ピッケの会とよはし」(代表:伊藤孝良さん)、協力:中央図書館。どうぞ来てくださいね!

YouTube にも、ブログで紹介しきれない作品をアップしています。(各リスト内、新しい作品ほど下の方です)
再生リスト:子どもたちの作品(外国ルーツ)
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ご参加の方で自身の作品を探したいときは、上記の再生リストから探すか、YouTube の検索窓で、例えば「豊橋 ピッケのつくるえほん はるかさん」など「豊橋 ピッケのつくるえほん (作者名)」で検索してみてください。(ここ最近はできるだけ全作品をアップロードしているのだけれど、全作品ではなく一部のみです) 

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大学でゲスト講義



7月11日は桃山学院大学(大阪府和泉市)へ出かけ、国際教養学部と社会学部生対象の授業「メディアリテラシー論」(土屋祐子先生)でゲスト講義でした。
事前に頂いたお題「デジタル絵本ワークショップにみるメディアリテラシーの可能性~ITツール開発と社会実践」に沿って、ITツール開発と社会実践にウェイトを置いた内容としました。質疑応答でも活発に質問が出たり、講義後に話しに来てくれる学生さんもあって嬉しく、猛暑のなか出かけた甲斐がありました。
「メディアリテラシー論」らしくてユニークなのは、今日のゲスト講義について<記事>にまとめるという課題が出ていること。学生さんたち自身が、オーディエンスと媒体を想定して書くのだそうです。例えば、開発者向け情報雑誌の記事であったり、子育て世代のためのコミュニティWebの記事、あるいは、不特定多数が読むニュース記事といった具合に。ふさわしい見出しや文体、デザインを考え組み立てて書く。さらに、互いの記事を読みあう予定とのこと。どんな受けとめをされたかシビアに示されるわけで、おそろしくもありますが、それも含めて楽しみです。

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「ピッケのつくるえほん」ワークショップ@豊橋


6月17日土曜日は、外国にルーツのある子どもたちとの絵本づくりワークショップでした。午後は豊橋市中央図書館へ。今年度から、図書館での開催回は、国籍にかかわらずどなたでも参加OKとしています。子どもたち11人(ブラジル籍6人、日本籍5人)、大人も6人が制作し、加えて、見学の保護者や3歳弟くんも来てくれました。

まずは、寺井さんによる読み聞かせ『どんぐりむらのどんぐりえん』(なかや みわ 作・絵、学研プラス)から。絵本の選定は図書館司書さんです。絵本づくりのテーマは、お店屋さん、父の日、または自由としました。

参加2回目の小3男児は、小2の友だちを誘って来てくれました。

家ではポルトガル語のふたり、録音は日本語でがんばりました。
小3男児作

小2男児作

10歳と7歳の姉弟。お姉さんの顔に見覚えがあるなと思ったら、6歳~のころ岩田で2回参加してくれていました。3年ぶりというのに操作も覚えていて頼もしいです。

初参加の小1弟くんは、お祖母さんに操作を手伝ってもらいながら、母語で録音しました。ポルトガル語の意味はわからなくても、声の調子からもお話を楽しんでいると伝わってきます。

小6女児も初参加。吹き出しの使い方が洒落ています。” Oi “は気軽な挨拶、” tchau “は「さよなら」と教えてもらいました。

毎回参加の小2女児は流石の手腕で、2つのテーマ「お店屋さん」と「父の日」が相乗する作品を仕上げました。肩たたき券とともにプレゼントするそうです。

大人作のこちらも。いつも舌を巻くアイディアの絵本をつくられるちかさんが、これまでと趣の異なる作品をつくってくださいました。


6月2日、豊橋は大雨に見舞われ、河川があふれ道路は冠水しました。ちかさんのこの作品は、余分な言葉や大仰な表現はなく、まっすぐに子どもたちへ届きます。災害など大きなできごとがあったとき、コミュニティに、こんなふうに物語にし語ってくれる人が居たなら、どんなにか安らぎ元気づけられることでしょう。
こんなことがあったんだよと後世に伝え残すことができる。物語が担える大切な役割も、思い起こさせてもらえました。

発表会で自作が上映されるのは、嬉しくて、でもちょっと照れくさい様子です。

完成絵本を手にした記念撮影は、cheeseではなく「Oi!」で。

午後はにぎやかであった一方、岩田校区市民館での午前回は、残念ながら参加者ゼロでした。豊橋では、中学生が亡くなった野外活動中の事故を風化させないために、毎年6月18日に「豊橋いのちの日」が制定されていて、前日にあたるこの日の午前は多くの学校で「いのちの授業」が行われたとのこと。そのせいかしらと思いましたが、岩田小は授業日ではなかったそう。となるとゼロの理由は… 小学校に隣接しているとはいえ、彼らのテリトリ内である団地内の集会所に比べ、やはり来にくいのかもしれません。

次回は7月15日土曜、10時~は岩田校区市民館の2階集会室、14時~は豊橋市中央図書館3階です(主催:市民ボランティア「ピッケの会とよはし」、協力:中央図書館)です。どうぞ来てくださいね!

YouTube にも、ブログで紹介しきれない作品をアップしています。(各リスト内、新しい作品ほど下の方です)
再生リスト:子どもたちの作品(外国ルーツ)
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再生リスト:子どもたちの作品(小学生)
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再生リスト:大人の作品
https://www.youtube.com/playlist?list=PL06QBDbPI5MDgsLr0ZrxoNmXWZB2gFcOZ

ご参加の方で自身の作品を探したいときは、上記の再生リストから探すか、YouTube の検索窓で、例えば「豊橋 ピッケのつくるえほん たいちくん」など「豊橋 ピッケのつくるえほん (作者名)」で検索してみてください。(ここ最近はできるだけ全作品をアップロードしているのだけれど、全作品ではなく一部のみです) 

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