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ピッケで英語 (Win「ピッケのつくるプレゼンテーション」)


「ピッケのつくるプレゼンテーション」の作例を、数回に渡ってご紹介します。
3回目は英語です。

■ 前置詞

日本語とは異なる英語の前置詞の感覚を、暗記に頼らず、視覚イメージとともに学びます。先生の話す英文を聞き取りながら、アイテムを指定の場所に置いていって、2枚目の状態から3枚目の状態に完成させます。
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出題者を先生にせず、2人組になって互いに問題を出し合ったり、事前に用意しておいた3枚目のような完成スライドを提示して、情景を英語で説明し合っても楽しいです。
英文例)——————
Let’s tell a story of a room on a sunny day.
Listen to the sentences and drag items where you are told.

A tulip flower is by the window.
A picture frame is hanging on the wall.
An apple is on the table.
A toy car is under the table.
A gift box is on the blue chair.
A book is on the other chair.
A balloon is floating above the table.
A ball is on the floor.
(text by Takako Yamaguchi)
——————
<操作の小技>
動かすアイテム以外の背景扱いとなるアイテムは、ロックしておくと、操作しやすいです。
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■ Fruit

果物、色彩、天気などの名前、基本の挨拶などを、楽しく学びます。サンプルは果物での例。7枚目は、自分の好きな果物を配置します。

img_pkp_fruit_sample1

以前ご紹介した ピッケの「なんじかな?」を使って、時刻や時間ごとの生活シーンを簡単な英語で話してみるのもよいかと思います。

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ソフト(ライセンス)をお持ちの方は、これらのサンプル作品データをダウンロードしてご利用いただけます。
・ 前置詞 samp_preposition1.pkp
・ Fruit samp_fruit1.pkp

作品データ(*.pkp)をダウンロードして任意の場所に保存(デスクトップなど)
トップページ右上の「インポート」ボタンを押して、保存した作品データ(*.pkp)を選択してください。

インポート方法1
※ サンプルは改変可です。学内での非営利のご利用については、ご自由にお使いください。
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「ピッケのつくるプレゼンテーション」は、学校向けWindowsソフトです。詳しくはこちら>>

ピッケで詩作やオノマトペ (Win「ピッケのつくるプレゼンテーション」)


「ピッケのつくるプレゼンテーション」の作例を、数回に渡ってご紹介します。
2回目は国語です。

■ オノマトペ

日本語独特のオノマトペの多種多様さを知り、表現の豊かさ、面白さを味わいます。
各人での制作に入る前に、決めたテーマのオノマトペを皆で出し合い、声に出してみる、動きはやってみる、表す状態や情景を話し合うなどすると、イメージが膨らみます。オリジナルのオノマトペを作るのも面白いです。
img_pkp_onomatope_sample1

■ まちの顔さがし

自分の暮らす町を歩き、「顔」に見える事物を探し写真に撮ります。見立てた顔がつぶやく一言を、吹き出しにして添えます。
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■ 反対語

四文字熟語、ことわざ、慣用句などの意味や起源を絵で表現します。サンプルでは、反対語・対義語を、そのコントラストが伝わるように描きました。
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ソフト(ライセンス)をお持ちの方は、これらのサンプル作品データをダウンロードしてご利用いただけます。
・ オノマトペ samp_onomatope1.pkp
・ まちの顔さがし samp_machinokao1.pkp
・ 反対語 samp_hantaigo1.pkp

作品データ(*.pkp)をダウンロードして任意の場所に保存(デスクトップなど)
トップページ右上の「インポート」ボタンを押して、保存した作品データ(*.pkp)を選択してください。

インポート方法1
※ サンプルは改変可です。学内での非営利のご利用については、ご自由にお使いください。
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「ピッケのつくるプレゼンテーション」は、学校向けWindowsソフトです。詳しくはこちら>>

ピッケで数と形 (Win「ピッケのつくるプレゼンテーション」)


「ピッケのつくるプレゼンテーション」の作例を、数回に渡ってご紹介します。

子どもが主体となる創造表現活動には、あらゆる学びがつまっています。ピッケが志向するのは、教科の枠を越えた創造表現を通した学びです。とはいうものの、現行カリキュラムに沿った授業教材にご利用いただきたく、教科を意識したサンプルを作成しました。初回の今日は算数。次回以降、国語、英語、図工、社会などを順次、サンプルデータとともにアップします。

■ かけ算の文章題

学校で習う知識と日常生活との間に乖離があります。身近な題材で自分で文章題を作ってみることは、日常との関連を実感できる概念理解に役立ちます。( 参考:明治大学 岸磨貴子先生の授業で「ピッケのつくるえほん」特別講義 >>ブログ記事
6枚目で、皿の上に果物をドラッグで並べながら考えます。
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7年前ですが、小学2年生が授業で「かけ算絵本」を作りました。>>ブログ記事

<操作の小技>
皿をいちばん後ろのレイヤーにしてロックをかけておくと、果物を並べるとき皿が動かず操作しやすいです。
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■ くらべてみよう

紙上で考える場合と違い、自由にドラッグできるので、数の「どちらが多い/少ない」の比較に向きます。
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<操作の小技>
相対比較するだけでなく、正確に数えたいとき、グリッド機能を使うこともできます。V方向1、U方向10のグリッドをステージにドラッグし、ロックします。
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この10ケの升目の中に並べることで、10単位で捉えるクセがつきます。
img_pkp_kuraberu_grid利用2

■ かたちであそぼう

デジタル積木を使った「かたち遊び」ができます。サンプルでは、丸、三角、四角の3種類の形のみとしていますが、適宜増やせます。
さいご7枚目で、丸、三角、四角をscale、rot、copy>paste して、思い思いのかたちを作ります。
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アウトライン有りの積木を使えば、境界がはっきりわかるので難易度が下がります。
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デジタル積木を、形も色も制限なく使えば、こんなハロウィン絵本も作れます。>>ブログ記事

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ソフト(ライセンス)をお持ちの方は、これらのサンプル作品データをダウンロードしてご利用いただけます。
・ かけ算の文章題 samp_kakezan1.pkp
・ 比べてみよう samp_kuraberu1.pkp
・ 形であそぼう samp_katachi1.pkp

作品データ(*.pkp)をダウンロードして任意の場所に保存(デスクトップなど)
トップページ右上の「インポート」ボタンを押して、保存した作品データ(*.pkp)を選択してください。

インポート方法1
※ サンプルは改変可です。学内での非営利のご利用については、ご自由にお使いください。
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「ピッケのつくるプレゼンテーション」について、前・後編で、詳細なインタビュー記事が掲載されました。取材は昨年11月だったのですが、インタビュー&執筆の大谷和利さんが米国など海外のIT教育事情にたいへん詳しく、最近急に耳にすることが増えた「STEM(STEAM)」についても教えてくださいました。

小学校の創造表現活動を子ども目線で支援する「ピッケのつくるプレゼンテーション」
【 前編 】
  【 後編 】
GMBA( Global Mobile Business )

「ピッケのつくるプレゼンテーション」は、学校向けWindowsソフトです。詳しくはこちら>>

春の園庭と帽子づくり@せんりひじり幼稚園


うららかな春の日、大阪府豊中市にあるせんりひじり幼稚園へ出かけてきました。

絵本を読み、紙の帽子を被って園庭を散歩。
子どもたちが折った帽子に「よく見えよく聞こえる」おまじないのテープも貼りました。
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img_160315_04_園庭で発見2
菜の花を観察したり沈丁花の香りを確かめたり、池の水で靴底を濡らして足跡のスタンプを付けたり。
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ひとりが拾った花びらを帽子に付けたくなったことから、他の子たちも素材を集めて、それぞれの帽子を完成させることになりました。
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別の子は、帽子が脱げてしまわないようゴム紐を付けたくて「(ゴム紐をもらいに)職員室に行ってくるー!」。突発的なリクエストにも先生たちが応えてくれることを、日頃からよく知っているのですね。

せんりひじり幼稚園さんとの出会いは、おととし、梅田ナレッジキャピタルのカフェラボで、せんりひじり幼稚園に通う親子限定でピッケ絵本づくりワークショップを開催したのが最初です。その後もご縁あり、言葉と物語に関わる「創る」遊びを不定期でしてみることになりました。
用意するのは最初のきっかけ、あとは子どもたちの関心の向いた方へ。子どもたちの様子をよく見て、少しの声がけと支援をします。その結果今回は、園庭で遊ぶ→工作 となりました。工作でおしまいとしてもよかったのですが、言葉の活動をもうひとつ足したくて、完成した帽子に「名前(題名)」をつけてもらうことにしました。子どもたちから出たのは、お花の帽子、新聞紙の帽子、青いお花の帽子、せんりひじり幼稚園の帽子、春の帽子 などなど。

遊びの中には、生活体験と結びついたたくさんの学びがつまっています。
例えば今回の工作部分だけを見ても、帽子の頭囲は折り方で変えられること、あご紐の長さを調整する方法、折り紙で作る花はどう折ってどこを切るとめざす形になるか、掘り下げポイントはいっぱいあります。楽しくて実体験と結びついた学びがいちばん身につきます。

せんりひじり幼稚園には、子どもが思いっきり本気であそべる環境が、空間的にも人的にも用意されています。副園長の安達かえで先生が作られた「コンセプトブック」は、あまりに共感しすぎて読んでいて嬉しくなりました。
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「最初の導入を用意して(それさえ当日の天気等で変更)、どこへ進むかは子ども次第」の提案に、「面白いね!」と即答なさるかえで先生はすごいです。準備物さえ定まらないわけで、そんな無茶、他ではなかなかできません。当日も「場所はどこが良いでしょう」と、オープンな大教室、静かな落ち着ける小部屋、園庭、テラス…「どこでも使って」と一通り案内してくださったのでした。
子どもたちと真剣にあそぶことは私にとっても大きな学びで、この贅沢な活動がとても楽しみです。

愛用品が廃番に


このところ、長年のお気に入りが使えなくなることが続きました。

いちばん困ったのはペン。
5年くらい前に探し歩いたとき、都内、神戸とも、伊東屋でもロフトでも東急ハンズでも、amazonでさえも扱っていなくて、唯一ナガサワ文具センターだけが頼りでした。
ストックが終わったのでナガサワへ買いにでかけると、いつもの売り場に無い…。店の人に尋ねると、なんとメーカー廃番とのこと。(週末だったので)週明けにメーカーへ問い合わせてくださることに。結果、製造中止は色シリーズだけで、黒色は継続しているとわかり、ほっ。。。取り寄せてもらい保険的まとめ買いしました。
写真_愛用のペン_s
続いて、マグカップ。大きく深い茶漉しと蓋がセットになっていて、茶葉をひとり分でもちゃんと蒸らして味わえるので、お気に入りでした。ところが、ふと見ると内側の茶色塗装がはがれ始めています。20年以上前にロンドンの紅茶専門店で買った品で、具合が良くて、ほぼ毎日使っていました。うっかり割ってしまうのが心配で、どこかで見かけたら購入しておきたいとこれまでも気を付けていたものの、今のところ出会えていません。ガラス製でなら同様の構造のがありますが、この陶器がよいのですよね。もしどこかで見かけたら教えてください。
写真_愛用のマグカップ_s
それから靴。ヒールが苦手、かつThe日本人の末広がりな足ゆえ、カンペールのこのタイプ(写真下側)を、かれこれ10年近くオールシーズン愛用していました。これで3足か4足目になります。マイナーチェンジはあるものの似たタイプが定番的に出ていて、いつでも買えると安心していました。底がダメになったので、春商品を待って買いに出かけたところ、すでに廃番、今は甲の浅いタイプ(写真上側)のみだそうです。本国のスペインや欧米では甲の深い型は好まれず、そもそもが日本向け商品だったそうで、もう作らないとのこと。日本人も若い人たちは細くて薄い足ですものね。無いものは仕方ない、妥協して買ってはきたものの、やはり快適とは言い難くて。
写真_愛用の靴_s
気に入った物を長く使う習性があるので、自分にとっての定番が廃番になったとき、さて困ったーとなります。乗り切る工夫や、次を探すことも楽しもう、と思う今日この頃でありました。

「ピッケのつくるえほん」ワークショップ@晴海トリトンCAMPスタジオ


CollableCAMP、ピッケ(グッド・グリーフ) の3団体協働での障害のある子もない子も一緒に学ぶ場作りのプロジェクト、第7回目を実施しました。

1月10日日曜日。過去6回の会場は東京大学情報学環・福武ホール ラーニングスタジオでしたが、今回は晴海トリトンにあるCAMPスタジオでの開催です。
img_160110_01_会場入り口s
窓からスカイツリーも見えて、ちょっと近未来な景色。早目に到着した1年生のKくんは、海が見たくて何度も伸びあがって眼下を眺めていました(残念ながらこの方角には見えないのです)。
img_160110_02_窓の外s
開始前のアクティビティは、前回と同じくおはなし絵カードで遊びました。カードを引いて、即興でお話を繋げていきます。
img_160110_03_はなし絵カードで遊ぶs
全員が揃ったところで、輪になってひとりひとり順番に簡単な自己紹介からスタート。
img_160110_04_最初挨拶1s
いつも冒頭で絵本の話を少しします。この日用意したのは、「おおきなかぶ」と「てぶくろ」。どちらも民話の再話です。かぶを抜く人/手袋に入る動物がどんどん増えていくこと、繰り返しの面白さが共通しています。「うんとこしょ どっこいしょ」
「おおきなかぶ」の絵は、編集者の松居直さんが彫刻家の佐藤忠良さんに依頼をして描かれました。骨格を捉えた動きの描写は見事で、これより他の人選を思いつきません。
img_160110_05_絵本おおきなかぶs
おはなしづくりに入る助走的な活動として、3グループに分かれて、チームで一場面を作って発表してもらいました。共通ルールは、ピッケと木は必ず使うこと。加えて、ひとり3つ好きなマグネットを選び、グループで相談してひとつの場面を作っていきます。このチームは「ドアを開けると無重力な世界」。木をどの向き(逆さま、横向き、まっすぐ)に浮かせるかで意見を戦わせていました。話し合いの結果「まっすぐに浮いている」となりました。無重力なので、ピッケが片手で軽々とテーブルを持ち上げています。
img_160110_09_グループでお話づくり発表1s

前回(10月開催)は大勢の中に入るのが苦手でマグネットを使ってのグループワークに参加できず、ほとんど椅子(車輪付きなので乗物のようになる)から離れることができずにいた2年生Nくんが、今回は、椅子から離れてグループワークにも参加していました。その分ファシリテータへのスキンシップがややありましたが、それでも大きな進歩です。

さて、ここからいよいよお話づくりです。最初に贈る相手を決めるのはいつもといっしょ、前回と違うのは、さっき自分たちがマグネットでつくった場面から、続けてお話を作ることです。
あんなに賑やかだったのが、お話づくりに入った途端に、水を打ったように静まり返ります。ひとりひとりが素晴らしい集中力でつくっていきます。
img_160110_10_お話づくり1s
Nくんも、背筋を伸ばしてぐんぐん作っています。頼もしい様子に嬉しくなりました。
開始まえ熱心に外を眺めていたKくんは、作話も「熱気球で、東京スカイツリーや海やお店や、それから動物園や遊園地や水族館で着陸しようね」として、次の見開きには海で友達と船に乗って一緒に魚をとる場面を描いていました。

続く録音は、それぞれ好きな場所で思い思いのポーズで取り組んでいます。
img_160110_11_録音全景1s
5年生Tくんが仲良くなった3年生Kくんの様子を気遣い、アドバイスしています。
img_160110_13_アドバイス男児s
製本のあとは、いよいよ発表会。発表シートを手に、贈る相手や気に入ったところ/工夫したところを発表します。
img_160110_20_発表スクリーン2s
「発表したい人~!」の呼びかけに、真っ先に手を挙げたのはNくん。堂々と発表を終えると、皆の作品へも積極的に感想を言ったり質問をしていました。
img_160110_22_発表会質問するs
鑑賞会。お気に入りの場面を開いたデジタル絵本と製本した紙の絵本を並べておいて、ポストイットでコメントを付けます。みんな真剣。すごい勢いで次々に書いて貼っていきます。
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さいごに、スライドショーを見ながら今日の活動のふりかえりをして、おしまい。

作品も一部紹介しますね。
「雨にぬれなくってよかった」はいろうちゃん(9歳小3)
この題名、好きです。さいごの見開きの、積木を組合わせて作った3人のお家も素敵。

「ピッケが、巨人になった」としひでくん(小2)
1見開き目から引きつけられます。裏表紙の「これで皆もうれしかったですね」のひとことも優しいなーと感じます。

「ともだち」すみれちゃん(8歳小3)
ひとりでキャラクタごとの声の出し分けをしています。お話は、雨の中で泣いているピッケから始まります。

「ピッケの怒り」泰心くん(11歳小5)
今回の最年長。笑いもとりつつ難しい言葉も出てきて「さすが高学年」と皆をうならせていました。

上記4作品を含む全12作品を連続で再生します。

上手く再生されない場合は、再生リストからご覧ください。

子どもたちが夢中でつくり活き活きと楽しんでいる様子が嬉しいです。CAMP×Collableというこれ以上望めないベストな布陣で臨めるこのワークショップでは、進行や機材のことはぜんぶお任せして、子どもたちとの時間を過ごすことができ、とても幸せです。(いや、少しは気にしなくちゃいけないのです。今回も「あ、ゴメン(段取りひとつ)とばしてた…」をやりました)

ワークショップの終了後は、毎回、じっくり時間をかけてスタッフ全員でのふりかえりミーティングをします。ひとりひとりの子どものエピソードを追うので、自分が見れていなかった部分も補えて全体像が見えてきます。とても興味深い学びの時間です。
今回は、初の晴海ということで、ミーティングが終わってから皆でもんじゃ焼きを食べに出かけました。美味しかったのなんのって!

来年度の運営体制などは未定ですが、なんらかのやり方で、障害のある子もない子も一緒にする絵本づくりを続けていきます。毎回、発達障害等のあるお子さんに、3割程度の割合でご参加いただいています。困りごとがあってサポートが必要だったり、多動気味だったり、友達の輪に入るのが苦手でこうしたワークショップへの参加をためらいがちだった子どもたち、歓迎です。一緒にお話づくりを楽しみましょう。

写真を、Facebookページ「ピッケ」でご覧いただけます。

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使用アプリ:  ピッケのつくるえほん for iPad
ピッケに関するお知らせやレポート:  Facebookページ「ピッケ」 (「いいね!」いただけると励みになります)
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「ピッケのつくるえほん」ワークショップ @豊橋こども未来館ここにこ


お正月1月3日、愛知県豊橋市のこども未来館(愛称:ここにこ)でワークショップをしました。昨年3月に続いて2回目の開催です。「ここにこ」は2008年夏に開館した体験型の複合施設で、広大で設備も充実しています。館内案内図のpdf
下の写真はそのほんの一部、下見時に見学させていただいた1階「子育てプラザ」と、その中にある「おひさまのへや」です。ピッケは、2階の研修室A,B そして今回は録音用に防音のスタジオも使わせていただきました。
img_160103_01施設紹介

参加者は、前回は未就学児ばかりの参加でしたが、今回は未就学児と小学生が半々となりました。3月にも参加してくれたリピーターが3人(3家族)もありました。内おひとりはすっかり絵本づくりにハマったそうで、私物のiPadに絵本作品がずらーっと並んでいるのを見せてくださり、嬉しい限りでした。

兄弟、姉妹での参加が多く見られました。
7歳と8歳。相談しながらもそれぞれ独自のストーリーです。
img_160103_04制作中_兄弟
前回はお姉ちゃんだけ、今回は妹さんも参加してくれました。初参加の妹さん5歳は、4見開きでは足りず5見開きのお話に。このあと製本します。
img_160103_09絵本展開図
録音、大きな声でどんどん話せていました。5歳。弟にプレゼントする絵本です。
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誰に贈るかを発表後、音声入り絵本を上映しました。
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img_160103_12発表会デジタル絵本
兄9歳、妹6歳。2人とも実にユニークなお話で、録音時にはお父さんお母さんも声で出演するなど、親子4人で終始和気あいあいでした。
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作品をいくつか紹介しますね。

「くまちゃん 」ひよりちゃん(5歳)

「おばっちのおうちづくり」 はるかちゃん(6歳)

上記2作品を含む7作品を連続で再生します。

上手く再生されない場合は、再生リストからご覧ください。

ご参加してくださった皆さん、伊藤副館長はじめ「ここにこ」の皆さん、ありがとうございました。
夏休みくらいに3回目ができそうです。「広報とよはし」や「ここにこ通信」でチェックしてくださいね。

写真を、Facebookページ「PeKay」でご覧いただけます。

ちいさな贈り物とちいさな絵本@玉島 IDEA R LAB


午後は、おとな対象のクリエイティブリユース×ピッケ絵本のワークショップです。
まず前半は、IDEA R LAB のマテリアルライブラリーにストックされた廃材を利用して、大切な人に贈る小さな贈り物を作ります。

最初に大月ヒロ子さんから、クリエイティブリユースの理念についてお話を伺いました。
地域の産業から生まれる端材や廃材を収集し、丁寧に整理分類することで、創りたい気持ちを触発してくれる材料(マテリアル)となります。大切に受取り、丁寧に分類し(←ココ大事!)、大切に再利用させ素敵によみがえらせる。そうすることで、廃材とともに、人やコトが社会の中で繋がり循環してゆきます。まさに現在進行形の現場で聴くお話に思わず引き込まれました。

ラボ近くのマテリアルライブラリーへ皆で移動。この建物も元金魚屋さんであった後しばらく使われていなかった家屋を、大月さんをはじめ皆さんでリノベーションされたものです。

分類され美しく展示された壁一面のマテリアルにわくわくします。

畳のヘリ、活版印刷の版、ネガフィルムのマット等々、素材のルーツを知ることも楽しいです。

思い思いの材料を集め、ラボへと戻り制作開始。(ラボのテーブルも卓球台のリユース、天井から下がるランプシェードは卵ケースです)

皆さん没頭されていて、絵本づくりに入るタイミングを計りかね、それとなくお茶タイム。初日のお菓子は、リンゴ(宮原農園)のコンポートとクルミのタルト、2日目は、大月さん特製モモのコンポートと杏のコンポートをタルトにしました。

続いて、ピッケで、贈り物に添える小さな絵本を作ります。 廃材に手を加えてよみがえらせ、物語を与えることで命を吹き込みます。

肉屋さん(なんちゃん)が段ボール1箱届けてくれた割引セールのシールは、クリスマスオーナメントに。なんちゃんにその報告をしながらのアリガトウ絵本。

ワークショップ当日がお誕生日だった千葉から来訪の女性は、自分へのお誕生日記念を制作。

西宮から駆け付けて午前の子ども回でも大活躍してくれた保育士の女性は、不思議な種から育った植物を作りました。水を遣り種を育てたクマゴロウの物語は、園の子どもたちに読んであげるそうです。

日の傾く頃、なごやかに リユース作品と絵本の発表会。


皆さんをお送りしたあとのラボは、青の中に美しく浮かびあがっています。
通りに面して全面ガラス扉。隔てる塀もカーテンさえありません。町へと開かれた実験場です。
IDEA R LAB 夜
クリエイティブリユースについては、こちらの大月ヒロ子さん著書「クリエイティブリユース 廃材と循環するモノ・コト・ヒト」に詳しいです。amazon
クリエイティブリユース 廃材と循環するモノ・コト・ヒト

写真を、Facebookページ「ピッケ」でご覧いただけます。
午前中の子ども対象「ピッケ おはなしのもり 絵本づくり」は こちら>>

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